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緋弾のアリア  異端者にして転生者

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イ・ウー編
魔剣と秘められし過去
  第九弾 激突

 
前書き
すぐに更新です。 

 
「え.....?ベジットそれはどういう.....こと?」

「言葉通りの意味だ。俺は確かに二年前までイ・ウーにいたんだ。話ぐらいには聞いたことがあるだろう。チャイニーズマフィアが連続で殺人された事件を....。」

「.....。それが?」

「あれは俺の仕業だ。」

「な...何であんたがそんなことを!?」

「奴らは仇だった。父親の.....。」

「だ、だからって!」

「その程度の理由ではないんだ!」

「で、でも....。」

「とりあえず、これだけは理解してほしい。今の俺はお前の敵ではなく魔剣の敵だということを。」

「......。わかったわ。仲間を信じないのは武偵憲章に反するからね。」

「さて、はじめようか。」


「アリア、下がってろ。援護だけ頼む。」

「分かったわ。」

そのとおりに下がり

「お前のデュランダルに切れないものはないようだが俺の拳はどうかな?」

「来い。」

お互いが構えを取り

一瞬の間をおき

向こうから迫り来る

左からの斬撃

身をかわし反撃

相手もかわす

右上からの先ほどより素早い攻撃

右手で先端をつかみ足払いをかける

相手は一瞬バランスが崩れるがすぐに持ち直す

今度はこちらから仕掛けてみようか

左から蹴りを入れて

それはデュランダルによって防がれる

カウンターの斬撃が左から入る

俺は納めているコンバットナイフを抜きそれを上に投げる

斬撃を左手で受け止め

蹴りを加える。

相手はそれをくらい少しバランスを崩すがすぐに切り返してくる

俺はその瞬間宙を待っていたコンバットナイフをつかみデュランダルと交える

そして左手で気弾を作り至近距離ではなつ

俺は後退をする

そこには氷の壁

「やはり姿を現したか『銀氷の魔女』」

「よく言うな。『空間と白光の魔術師』。」

「懐かしい名前を持ち出してくれるね。」

「考えてる暇はないぞ。」

俺はそこで初めて銃を抜く

氷のつぶてが飛んでくる

右は銃で狙い撃ち落とす

左は気弾で焼き尽くす

そのキャッチボールが続く

しかしアリアが飛び出てきてガバメントをぶっ放すがはじかれる

「くっ」

アリアが凍らされる。

「ちっ!」

その瞬間ガバメントのものとは違う銃弾が迫りくる

「ずいぶん苦戦してるじゃないか。ベジット?」

「ホントにそう思うか?」

キンジと軽口を叩き

「白雪、考えは決まったようだな。」

「......うん。」

「星伽…」

「魔剣…貴方を斬ります」

そう言って降りると白雪はアリアに手をかざす…すると氷が溶けた…

「ここは私に任せて…」

そう言って白雪は魔剣を覚悟を込めた目で見据える。


「ふん…まさか私に勝てると思っているのか?」

「思ってる…貴方の力はG6前後…でもね私はG15あるよ」

「ブラフだ極東の島国の…しかもその年でG15はあり得ない」

「本当にそう思う?」

白雪はリボンに手をかける…

「キンちゃん…今から私は本気だす…すごく怖いかもしてないけど…嫌わないで?」

「安心するといい白雪……お前を俺が嫌いになる?100%あり得ない」

白雪は顔を僅かに紅潮させてからリボンを一気に取る…

『なっ…』

それと共に刀身に炎が宿り白雪は構える。

【我が白き雪よ…あらゆる物に流される弱き己よ…今その戒めを解き…あらゆる厄災を焼き払う紅蓮の業火とならん】

白雪はゆっくりと歩を進める。

「白雪という名は隠し名……私の本来の名は……【緋巫女】」

すると魔は構える。

「ならば我も名乗ろう…我はジャンヌ!ジャンヌ・ダルク30世だ」

そう言うとピキピキと氷が足元を覆うが白雪の周りだけは凍らない… 白雪の放つ熱が氷を溶かすに留まらず蒸発させているのだ。
白雪の炎と魔剣デュランダル改めジャンヌが迎え撃つ様はまさに陰と陽…

始まる、二人の戦いが


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超能力者の弱点というか欠点を教えた

「勝機はその一瞬だ......。」

「どうでもいいがお前にもGはあるんだろう?」

「23だ。G23だ。だがGは高いほど消耗が激しいんだよ。」

「そうなのか。」

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(でかいのが…来る!?)

ジャンヌも咄嗟に力を込める。

「今!」

そこにアリアが駆け出す。


「く!ただの武偵が!!!!」

「知らないの!日本にはこういう言葉があるわ!!!!三人集まれば文殊の知恵ってね!!」

アリアは横に凪いできたジャンヌの一撃を下に伏せながらギリギリで躱し、剣の腹の部分に小太刀の渾身の一撃を叩き込む。

「しま…」

そのまま込めた力を上に放出したため天井が凍るが…

「ハァアアアアア!!!!」

ジャンヌはキンジに魔剣を振るうが

「なっ...!?」

片手での真剣白刃取

そのまま壁へたたきつける

よろめいてたちあがりながら

「だが、忘れたか!?武偵は人を殺せない!」

「ふっ、何処までも賢いお嬢さんだ。」

「な、お嬢!?」

赤くなる。

剣を振り上げるが

「キンちゃんに手を出すなぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

紅に染まった白雪と

「もうここまでだぞ!!!!ジャンヌ!!!!!!」

紫の闘気をまとった俺が

「星伽天候流!」

「龍球流!」

「奥義!!!!」

「最終拳!!」

ジャンヌは氷の壁を出すが

「緋緋星伽神!!!!」

「龍撃拳!!!!」

その刀と拳は氷の壁を打ち破り聖剣、彼女自身の二つ名であるデュランダルを折った

「逮捕よ!!!!!デュランダル!!!!」

アリアはジャンヌを拘束した

俺はそれを見下ろしながら

「ジャンヌ、二年前に俺が去るとき言ったことを覚えてるか?」

「今更....なんだ!裏切りものめ!」

「武器は相棒だ。人間のようにデリケートだし、整備してやらないと悪くなる。そうしてかまってやらないと自分に刃を向けてくる。それに気をつけろ。お前の敗因はそれだよ。」

「!!!そうか、今までただの道具だと思っていたものに裏切られるとな.....策士の何もおけない。」

それからジャンヌは狂ったように笑った

「ベジット、ひとつだけ教えてくれ。なぜお前はイ・ウーを抜けたのだ?」

「それは.......俺が俺自身に課された義務を果たすためだ。」

「おまえ自身に課された義務?」

「知る必要などない。」

俺はその場を立ち去った。

こうしてひとつの問題が解決した

そして一同がファミレスが会した


「まあ今回の貢献度だけど私、ベジットが3、白雪が2、レキとキンジが1ってところね」

「おい…結構俺は動いたと思うぞ」

「確かに白雪を引き戻したのは誉めてあげるけどジャンヌ・ダルクの逮捕事態は最後にちょこっと動いただけでしょ?」

「マジかよ」

「アリア、自画自賛しすぎだろう」

「そうでもないわよ。」

キンジは首をかしげた。こいつは本当にバカだと思う。

「まあ今回で分かったんだけど…流石にキンジたちだけではチームの幅が小さいと思ったの…だから白雪!」

アリアは立ち上がると、

「あんた、私の奴隷になりなさい!」

「え?」

「お?」

「はぁ?」

俺、白雪、キンジの順番

「ど、奴隷!?………き、キンちゃんおのなら…」

良いのかよ…と内心突っ込むと、

「と言うわけで白雪!明日からあんたはキンジの部屋に自由に出入りして良いわ!チームワークを高めるのよ」

そう言ってカードキーを投げ渡す。いつの間に作ったのだろうか…

「ありがとうアリア様!!!!」

「って待て!あそこそもそもは男子寮だぞ!」

「俺の話を聞…てくれると嬉しいです…」

アリアに銃を向けられキンジは両手をあげて降参の意思表示をしながら自分の意見を言う…と言うか、

(全く、俺の胃痛は当分は治りそうにないな。)

盛大なため息をつく

-------------------------

「なあアリア…やっぱり俺の貢献度が1って言うのは納得いかんぞ」

「まあ確かにあんたも頑張ったわ。だから安心しなさい。あんたはいまだにちょっと強さに並みがあるけど…私の大切なパートナーよ」

キンジが赤面した

「大切ってなに!?」

「これからリードすれば良いの!私だってキスしたんだからああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

「キス!?あんたクライアントと何してんのよ!」

「ま、待てアリア!」

「てぇええええええんちゅううううううううううううううううう!!!!!!!!!!!!」

「ベジット、助けて...。」

「やだ。胃薬買う予定があるから。」

「行くなぁあああああ!!!薄情者ぉおおおおおおおお!!!!」


バタン


なぁ神さまよ。あんたは俺に何がさせたいんだ?そしてまだまだ続くんだろうな










go for the next!!























 
 

 
後書き
燃え尽きた.....。二話連続は完全燃焼した....。

次回からはイ・ウーパート「吸血公ブラド」が始まります。
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