| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第百三十五話 ローマの死闘その二

「イタリアを好き過ぎるでしょ」
「あまりにも」
「あの国の素晴らしさは筆舌に尽くし難い」
「全くだ」
 クレオに続いてラウラも語る。
「それがわからないのか」
「イタちゃん達のよさは」
「いや、私にしても」
「そう言われると」
 イングリットとアーネットは二人のドイツ人の反論に戸惑いながらも返す。
「嫌いではないわ」
「イタリアの雰囲気は悪くないわ」
「今回も楽しんでいたし」
「だからね」
「ならばだ」
 それならとだ、ラウラは強く言った。
「共にイタリアを楽しむのだ」
「こんないい国はない」
「まあイタちゃんは本当にいいところばっかりだからな」
 プロイセンも陽気な笑顔で語る。
「仲良くしたくなるぜ、どうしてもな」
「少なくとも俺も嫌いではない」
 当のドイツもそうであった、言葉にも出して話す。
「悪い奴ではないからな」
「そうなんだよな、こいつ悪い奴じゃないんだよな」
 毒舌家のイギリスもイタリアにはその舌が鈍っていた、腕を組みどうにもといった口調でイタリアを見つつ話している。
「本当にな}
「そう、イタリアは最高よ」
 そのイタリア人のエリカの言葉だ。
「一度知ったら病み付きになるわよ」
「スサノオもイタリアに住めばいいのに」 
 そのイタリアがこんなことを言った。
「絶対に好きになって楽しめるから」
「ですがあの人はです」
 そのイタリアに日本が真面目に話す。
「今は牢獄に囚われていますので」
「あっ、そういえばそうだったね」
「そこから出られません」
「じゃあイタリアに来られないんだ」
「残念ながら」
「つまりあれだな」
「スサノオを牢獄から出してイタリアに移住させればいいある」
 アメリカと中国はこの戦いの画期的な解決策にここで気付いた。
「それでこの戦いもだ」
「大団円ある」
「それはいい案だ、しかしだ」
 その二人にだ、オランダが問う。
「誰がどうやってその牢獄を見つけてどんな方法であいつを出すんだ?」
「それは何とでもなるぞ」
「これだけの人材がいるから大丈夫ある」
 二人はオランダの言葉にも一切動じない、ここでしまったとは決して言わないのがこの二人だ。
「見付けることも出すことも」
「何とでもなるある」
「そうなれば苦労はせんわ」
 オランダはその二人に呆れながら述べた。
「というか連合国はおかしな奴ばかりじゃ」
「そういう御前も連合国じゃなかったか?」
 フランスはそのオランダに突っ込みを入れた。
「そうだったよな」
「主要国にはなっとらんわ、あんたと違ってな」
「まあ俺も確かに主要国だけれどな」
 現在進行形である、実は。
「ここにも国民多いからな」
「左様、祖国殿には私もいる」
 ヴォパンはそのフランスにそっと述べた。
「ご安心召される様」
「ああ、じゃあこれからも宜しく頼むな」
「うむ、それでは」
「とにかく時間になったらな」
 護堂もここで話す。
「いよいよか」
「はい、スサノオとの決戦ですね」
「この世界における、ね」
 祐理と恵那がその護堂に応える。
「いよいよ」
「はじまるわね」
「勝たないとな」
 護堂は意を決した顔で述べた。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧