| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

仮面ライダー エターナルインフィニティ

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第百三十五話 ローマの死闘その一

              第百三十五話  ローマの死闘
「うう、何か朝も昼もね」
「結局特訓だったぞこの野郎」
 決戦の日が来た、だがイタリアとロマーノは相変わらずだった。
「ドイツ今回も厳しいから」
「もう少し手加減しろこの野郎」
「俺本当に戦力にはならないよ」
「それでどうしtげしごくんだ」
「しごくも何もだ」
 ドイツはいつも通り呆れながら二人に返した。
「連携を親密にする為だ」
「えっ、じゃあ俺達もなんだ」
「一緒に戦えってのかよ」
「そうだ」
 ドイツは二人に今度ははっきりと答えた。
「これまで通りな」
「うう、今回は休めると思ったのに」
「戦いは続くのかよ」
「あの、暫く終わりませんが」
 日本は今回は休めると根拠なく思っていた二人にいささか呆れながら返した。
「どうやら」
「じゃあ次の世界でもかな」
「俺達は戦わないといけないのかよ」
「はい、間違いなく」
 このことは確実だとだ、日本も言う。
「そうなるかと」
「ううん、もう白旗挙げてさ」
「降伏したいぞこの野郎」
「安心して、私がついてるから」
 エリカは自分の祖国達に優しく言った。
「イタリアさん達も無事よ」
「あっ、エリカがいてくれるんだ」
「そういえばそうだったな」
「皆一緒なんだね」
「じゃあ大丈夫だな」
「うむ、吾輩達もいるであろーー」
 ヴァンレティーノファミリーも出て来る、彼等も自分達の祖国達に優しい。
「だからであろーー」
「心配無用です」
 ロレンツォもはっきりとだ、彼等に告げる。
「共に戦いますので」
「そうだね、じゃあね」
「安心し戦うか」
「ドイツもいてくれてるし」
「助けてもらうぞこの野郎」
「仕方のない奴等だ」
 ドイツはまたいつもの言葉を言った。
「全く」
「こう言っていつも助けるからな、ドイツ殿は」
「ああ、そうなんだよな」
 ラウラとクレオがそのドイツを見つつ言う。
「やはり優しい」
「特にイタちゃん達にはな」
「というかね」
 ここで言ったのはアティアだった、今は彼女も微妙な顔をしている。
「ゲルマン系はイタリアさん達に優しいでしょ」
「私もか」
「あんたイタリア好きでしょ」
 アティアはラウラに直接尋ねた。
「実際に」
「うむ、実はだ」
 ラウラもそのことを否定せずに答える。
「料理も気候も街並みも文化も自然も芸術もだ」
「全部じゃない」
「その全てが好きだ」
 実際に、というのだ。
「イタリアには憧れ、そして愛情を感じている」
「あっ、俺ってラウラさんにも好かれてるんだ」
「最高の条件が揃っている」
「ううん、ゲーテさんもワーグナーさんもよく来てくれたしね」
「ドイツは寒いからな」
 クレオもまたドイツ人として語る。
「しかしイタリアはどうだ、あの素晴らしい気候は」
「いや、しかし」
「それでもドイツ人は極端過ぎるわね」
 イングリットとアーネットはクレオのその言葉にいささか首を捻って言うのだった。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧