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インフィニット・ストラトス~黒衣の創造神~

作者:黒鐡
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第4巻後編
  施設案内×他軍の違う所

「ちょうどよかった、それとお前らが護衛なのか?」

「はっ!大佐と客人の護衛を任されました」

「それと明日は私と玄信はオフなので、ちょうどいいと司令から」

「なるほどな。そこに座っていてくれ、今から改造プランを聞いてほしい」

そう言ってから銀の福音の待機状態からコードを差してから、パソコンで凍結状態のを解凍したのだった。こういう作業は研究所に行かなくても、こっちで解凍可能だからな。で、解凍作業が終わり次第福音の情報開示を行ってからどう改造するかを、ここにいるナターシャに聞くけど。

「ところでISの改造はするが、何か考えているプランはないのか?それか叶えられる事だったらそれを実行したいのだが」

「まず第二形態から第一形態に戻してほしいのです、無理矢理とはいえ私を守ってくれたのですから。あとは装備を何個か、変更してほしいですね。それについては一夏さんにお任せします」

「ホントにお任せ状態なんだな。まあいいか、その方がやりやすいし。さてとこいつの解凍は終わったから、研究所に行こうか」

待機状態を持ったまま俺は席から立ち上がり、ブラック・シャーク隊専用研究所に行った。まあホントは米軍の者を入れさせるわけにはいかないが、大統領からのお願いをされては入れさせない訳にもいかない。そんでナターシャには見た物は全て極秘だと言ってから、研究所に入ったけど。研究所では、ちょうど片付けが終わったのか極秘のシステムや機体はなかった。ここはホントに研究所なのか?と聞かれそうだったけど。

「ここは俺らの研究所でな、ホントは机やハンガーには機体があるんだが部外者が見る訳にはいかないので。入る代わりに機体や極秘なシステムは全てしまった」

「まあそうでしょうね、それについては了承済みですよ」

「ではそういうことで。主任はいるか?」

「何でしょうか?」

「こいつの改造を頼む、銀の福音だ」

そんで主に改造プランを言ったあとにさっそく作業に取り掛かったのだった。我らのISについては見れないが、目視なら構わんということでアリーナに向かったのだった。そんで俺らのISは全身装甲でいろんな種類があると言ってから模擬戦が始まったけど。そんでせっかくだからと俺も対戦する事になったが、素手でISブレードを持ちIS以上の推進力で戦った姿を見たのだった。と言っても身体的な技能であるが誰も真似はできないけど、あとは部分展開でやっただけとなった。

終わったあとは、それぞれの国のISで戦ってもらった。日本は白式に紅椿、アメリカはファング・クエイクにアラクネ、イギリスはブルー・ティアーズにサイレント・ゼフィルス、中国は甲龍とそれぞれの第3世代ので模擬戦をしたが、アメリカのがなぜあるのという質問に答えると、それについては答えられなかった。まあ全て俺の機体にあったデータから作られたもんだ。あと銀の福音の改造は明日の夕方に終わるとのことだったので、今日はこの模擬戦が終わったあとに色々と施設を回った。主に驚いていたのが、男性と女性が一緒にいたことだった。あとは訓練も同じこともだったけど、そんで施設を回り終えたのが夕食の時間となったので俺らは食堂に向かった。

「ここは俺らのIDのカードをタッチすれば、自動的に口座から落とされるシステムとなっている。今回は俺がおごってやるよ」

「あ、ありがとう。私は何にしようかしら?」

そうしてナターシャの食券を買ってから俺のを買った、そんで食券を出すと何分後かで出てくるのだった。そして全員分のをもらってから俺らは空いてる席にと向かったのだった。そこでもだったけど、食堂も男女が座って会話とかをしていた。あとはオフの日に遊ばないかと男から誘っている奴もいたからか、ナターシャは終始驚愕をしていた目をしていたけどね。

「ふふっ。ナターシャ、どうしたんだ?そんなに驚いた顔をして」

「驚きはしますよ、一夏さん。米軍での扱いと国連軍での扱いが全然違うから、驚きもしますよ」

「確か隊長に聞いたけど、ヨーロッパの各軍は男性差別が酷いと聞いたわ。そして隊長がヨーロッパに出張中に粛清しに行ったと聞いたわ」

「それホントなんですか?響子さん」

「ええ。それにイギリスでの大ニュースについては知っていると思うけど、隊長が名前を明かすまでは隊長の事をただの男だとしか思っていないとね。そしてヨーロッパ各地での隊長に対して謝礼金と講習という粛清に対するお金も随分な額で支払われたと聞いております」

「全くだ。我々は男性差別などというのは、くだらんことだと思っていますから」

「まあここも俺らがいなかったら、今頃は男女別々での時間となっていたんだから。というか、俺ら部隊が変えてしまったとでも言おうか」

国連軍というより、俺らブラック・シャーク隊という存在が無ければ他と同じになっていたかもしれないのだから。俺という存在が大きすぎるという感じではあるが、ここにいる国連軍の部隊や陸海空のそれぞれの部隊とIS部隊たちは、みんな俺らの事を知っている者たちばかり。元はブラック・シャーク隊の者だったのを、それぞれのところに配置させたことが、このIS世界に来る前の出来事である。元は数万規模という隊員を持っていたからな、それにそれを記憶共有者として次の世界ではばらまいたが裏では俺らをバックアップするという使命がある。例え他軍上層部でも覚醒をしてしまえば、オプションとして脳量子波がついて来る。

「ところで、福音の改造はそこまで時間がかかるものなんですか?」

「え?まあな。こちらはイギリスしか持っていないはずのビットとかビーム兵器を所有しているから、色々とセキュリティーを上げて他からは見れないようにするんだと。見れるには、ナターシャの指紋と網膜による目とあとで教えるパスワードと、俺が見せると許可書がないと見れないようにしてある」

「ある意味、改造事態にも色々と他の兵器を使ってますからね。だからセキュリティーを頑丈にしているのですよ」

「それは他のIS部隊でもそうなのですか?」

「いいや、ウチだけだ。ブラック・シャーク隊は唯一の独立部隊だから、ISも独自開発をしている。つい最近、新たなシステムを入れたISを開発したし」

「ああ、あれですね。ここでは言えませんが、あれはとても良いシステムですよ」

エヴォルトシステムだけど、他の隊員は知らないし他の上層部も知らないことだ。これについてとMSもウチだけの独自開発を行っているからだ。まあここに置いてあるのは、ムラサメだからか、一見戦闘機を大きくした感じだけど。あとは地下ドックにて開発及び量産させている、それについて知っているのはブラック・シャーク隊隊員と司令官兼大隊長をしている俺と司令のみとなっている。MSについても、他隊員はある程度は知っているし、攻撃目標についてもな。だが扱えるのはウチだけなので、情報共有だけはここの日本支部のみだけど。そんで食事を終わったあとに、明日迎えに行くと言ってから俺は家に帰った。ちなみに織斑家には、俺がいない間はハウスキーパーを雇っているからゴミ屋敷にはならないようにしている。 
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