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インフィニット・ストラトス~黒衣の創造神~

作者:黒鐡
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第4巻後編
  米国からの来訪者

エヴォルトシステムの完成による事によって、こちらで見に来たイアンは月中基地支部に戻ったのだった。そして一真から渡された記憶媒体を見ていた、奏たちだったけど。その間に全IS部隊のをエヴォルトシステムの強度を保てるようなフレームとなったのだった。

「相変わらず一真は、色んな意味で凄いわね」

「ああ、こちらでは不可能という技術をISに積み込むなんて考えはあったが、それは理論的なら可能だったんだが。一真め、またワシら技術者魂に火を付けさせやがって」

「それでエヴォルトシステムに適合する機体はどうなっているのです?」

「今コアから作り直しているよ、ISコアとGNドライブの混合コアも作りやがったから、名付けてIGコアだそうだ」

「インフィニットのIとGNドライブのGでIGコアとは、地上での状況はどうでしたか?」

「ああ。一真たちは夏休みと同時にヨーロッパにて仕事をしてきたそうだ。セシリアとシャルロットは軍属になっていたよ」

「あらまー。セシリアさんたちも軍属ということは、仲間となった訳か。父さんは今頃何してるかな~」

「あいつはあいつで元気にしているさ」

と月中基地支部での会話だったけど、そんで俺は何しているかというと今成田空港の到着ロビーに来ていた。今日からナターシャが日本に来るとの事で、俺直々にお迎えをする事になったのだ。あの時のメールのあとにすぐにでも日本に行くとの事だったから、IS学園で数日休んでから車に乗って成田空港に来た訳だ。日本に来る用事は米軍と国連軍との仕事らしいが、一体何の用事かまでは知らない。とそこへトランクをひきずりながら、こちらへ来るナターシャだった。

「お迎えありがとう、織斑大佐」

「ようこそ日本へ。あとその呼称はやめてくれ、今はプライベートで来たのだから。せめて名前で呼んでくれると助かる」

「じゃあ一夏さんでいいかしら?」

「ああ。じゃあその荷物は俺が持とう、駐車場に車を停めてあるからそこに行こうか」

と引きずっていたトランクを俺が持ち、俺の後をついて行くナターシャだった。そして駐車場に停めてある車に後部座席に荷物を置いてから運転席と助手席に座ってから、静かに発進したけど。

「ところで、今回は何しに来たんだ?」

「まあこの前のお礼というのが、表での建前なんだけど。裏では国連軍の様子見を任されたわ、何でも新たなISが出来たとかで」

「なるほど。でも新たなISは例え君でも見れないぞ?」

「そこは分かっているから、国連軍の内部を案内してもらおうと思って。こっちとはだいぶ違うと聞いたから、例えば男性差別とかね」

「ああ・・・・。そういうことか」

まあ予想はしていたけど、ヨーロッパでは酷い事となった。女性が偉いと勘違いしているバカばっかりだったし、おかげで俺は大怪我をした事もあるけど。まあそのお陰で、謝礼金をたらふくもらったけどな。それについては今後の新たなIS開発資金として使っている、それに使われたのが俺らの新しい機体であるエヴォルトシステム搭載型のISを開発できた。車は国連軍日本支部に来たあとに、駐車場に停めてからトランクと一緒について来るナターシャ。そんで案内したところは、司令室だったけど。

「コンコン。失礼します」

「ん?おお、ナターシャさんを連れてきたのか。そこの座ってくれたまえ」

そう言ってトランクをナターシャの近くに置いてから座ったけど。そんでナターシャも座ってから、司令は仕事を終わらせてからこちらに来たけど。

「改めてようこそ、国連軍日本支部へ。私は主にブラック・シャーク隊を管理している司令をしている、あとは上層部の一人だけど名前はグリーンという」

「米軍テストパイロットをしております、ナターシャ・ファイルス大尉です」

「歓迎するよ。ファイルス大尉、まあこの日本にいる間はここにいる織斑大佐が案内してくれるけど、日本にはどのくらい滞在するのかね?」

「今日を合わせますとあさっての昼まで滞在予定です、あまり長く滞在するわけには行きませんので」

「随分とハードスケジュールなんだな、ここには何の用で来たんだ?」

「1つはここの秩序や施設の見学を、もう1つはこれを解凍と改造を極秘でやってほしいことです」

そう言ってから鞄から取り出す書類と、待機状態にあったISだった。それを机に置くと司令はその書類を見たあとに、ため息をついた司令だった。見た後に書類を俺に見せられたので拝見したら、そこに書かれていたのは日本語だった。そんで一番上には極秘マークがあったけど、それを見た後になるほどなーと思ったのだった。

「なるほどな、銀の福音を極秘に解凍処置をしてから我らのIS部隊と同じようにしてほしい、か。解凍処置まではいいとして改造を行うというのは無理難題を押し付けたな。アメリカの野郎は」

「そうなんです、私も最初聞いたときは冗談かと思いましたが。どうやら向こうの方は本気のようです、私も本音を言えばこの子ももう一度空を飛びたいと思っていると私はそう思います」

「織斑大佐に決めてもらおうか、私は了承としておくから。ISについては、大佐に任せるよ」

「分かりました、それでは改造をしましょうか。研究所に行きます。と、その前にナターシャを部屋に案内しないとな」

俺は部下を呼んだのだったけど、呼んだのは女性隊員で真夜、深夜、響子だったけど。それで宿舎に案内してから、俺の部屋に来いと言ったのだった。そして書類と待機状態のISを持ち運んでから部屋に向かった。そして席に座ったあとに俺は待機状態のISに声をかけたのだった。ISには人格や意思と言ったもんがあるとされているからな、それで話したらまた空を飛べる事を感謝されたけど、あと改造についてはこちらのISのように改造はしないと言ったけど。話し終えるとちょうどナターシャと護衛となった玄信と響子だった。 
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