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インフィニット・ストラトス~黒衣の創造神~

作者:黒鐡
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第3巻
  国連軍

次の日になった。朝飯を食べる俺は無言のままだったがな。食い終わってから一度寮の部屋に戻った。そのあとセシリアとシャルが来て、預かっていた軍服を出した。二人とも脱衣所で着替えてから、出てきた。学園の制服は、俺が預かることにしたけど量子変換して。SHRになってから、俺たちは教室の後ろから入ってきた。入ってきた俺らを見た生徒は驚愕。

「あー、先日起きた事件により今日私は国連軍のほうに行ってくる。あとボーデヴィッヒと二組の鳳を連れてな。三人とも前に来て挨拶してくれ」

俺たちは前に出た、そして敬礼しながら改めて自己紹介した。

「我々は国連軍第00独立特殊機動部隊ブラック・シャークの大隊長をしている織斑一夏大佐だ」

「同じく私はブラック・シャーク隊のセシリア・オルコット少佐ですわ」

「同じく私はブラック・シャーク隊のシャルロット・デュノア少佐です」

教室がざわざわした。そりゃそうだ、イギリス代表候補生とフランス代表候補生かと思ったら、国連軍に所属していたことだ。

「静粛に。三人とも後ろに行っててくれ。さて、話は終わりだ。私は彼らと国連軍に行くのでな」

とSHRを終わらせた。俺達は廊下に出ると鈴がいたが、軍服姿に驚いたのか固まっていた。そのあと車で行く事になるので、正門に待たせて俺は駐車場に行く。車に乗って正門に着いた。左右の助手席はセシリアとシャルが、後部座席には千冬と鈴とラウラが乗った。走り出したあと、橋を渡り俺たちは国連軍日本支部に向かった。門があったので、セシリアの手帳を見せたら通れた。そして駐車場で車を停めた。俺たちは車を降りた。俺の先導のもと会議室に着いた。学園側とこちら側に分けて、そして司令と副長の劉零が現れたと同時にこちらは立って敬礼をした。着席後に、司令と劉零も着席して改めて挨拶することになった。

「私はこの国連軍の司令をしている者だ。と言ってもほとんどはブラック・シャーク隊のところだけど」

「私はブラックシャーク隊副長しています劉零です。よろしく」

「まあ知ってると思うが、私は織斑千冬。IS学園の教師をしている、こちらは凰鈴音とラウラ・ボーデヴィッヒだ」

鈴とラウラは軽く礼をしてた、劉零に頼んでいた資料が配られた。こちら側と学園側に配り終えたところで、司令から言った。

「さて、資料は配り終えたところで何か聞きたいことはあるかな?」

「聞きたいことは山ほどありますがまずこの化け物について説明をお願いします」

「それについては俺が答えよう。化け物ではなく俺達はドウターと呼んでいる。ドウターは、資料にあるゲートというのが存在しそこから出てくる。いつもはゲートを消滅させるのだが、今回は自然消滅しているのでこちら側としては楽だ。仮にドウターが進軍したらこの地球に埋め尽くされたら世界は終わる。つまり破滅することになる。いくらISが最強と言っているが、君たちも体験したはずだ。ドウターは1m級のなら何とか倒せるが、5mから10mまでが出てきたら倒せないと思ったはずだ。そこで登場するのが、このモビルスーツだ。人型をした有人機動兵器」

「では、現在そちらはモビルスーツと呼ばれる機体は何機あるのですか?」

「現在この基地というよりブラック・シャーク隊の格納庫には50機あります。一方IS学園地下にある秘密格納庫には確認されてる数は7機ですが、今後新しい機体を作っている最中の機体もあります。無論操縦するのはブラック・シャーク隊の者ですが、全員男性で選りすぐりのパイロットで構成されております。またこの基地にある機体は、全てムラサメです。このムラサメは可変MSであり飛行形態と人型に変形することが可能な機体です。詳しくはあとで実物を見ることになりますが」

「なるほど、これならこのドウターに対抗できる。しかしなぜこれは公にはしないのですか?」

「この機体はあくまでドウター殲滅のために作られた機体です、テロリストに手を渡ったり他の国の軍隊が間違った使い方をすると戦争に発展します。それにこの機体は、男女乗れますので」

「では、次の質問なのですが、この前の事件でアリーナ内にドウターが出現しました。このとき現れたISは量産機なのですか?」

「そうです。全て量産機ですが、ラファール・リヴァイヴだけは第三世代にしてあります。資料を見ればわかりますが、うちのラファールにはビットが搭載されております。さらにビーム兵器も入れてますので。さらにいえばコアを作ったのはこちらにいる織斑大佐が大量生産したからです。そして各国のISを量産しました。多国籍軍でもありますからね」

「では次にアリーナ内で起きたことですが、全てのドウターを倒したあと撤退をしましたが最後の一体は何なのですか?それと織斑大佐が叫んだあと消えたと思ったら黒鐵が10mはある大きくなっていましたがそれは」

「最後の一体は、我々はゼットンと呼んでおります。別名、門の番人とも呼んでおり他のドウターよりとてつもなく強いのです。これに対応できるは、織斑大佐がなった姿である黒鐵改で倒すしかありません。これについては言えません。言っても信じてもらえないでしょうし」

まあ最後のは信じられないだろうな、俺が黒鐵改になれるのは別世界からもらったものだし、使ったあとは時間によって疲労度は変わる。質問は以上だったのか、資料を一通り見た千冬。

「あとは実際に見るだけですな。それでは行きましょうか。織斑大佐、あとは頼んでもよろしいか?」

「はい、あとはおまかせください」

司令は部屋から出ていき、俺たちは資料を持って立ち上がり千冬たちを案内させた。案内させるところは主にブラック・シャーク隊の敷地と共同スペースだけど。まずは、ムラサメが置いてあるハンガーに向かった。ブラック・シャーク隊の敷地だから、ムラサメは他の隊の者は見れないようにしてある。ハンガーに着いたら、一応身分証明書を出してからハンガーの中に入る俺たちと千冬たち。そこには飛行形態のムラサメと人型のムラサメがあった、千冬たちはおおーっと言ってたけど。

「こいつがさっき言ったムラサメだ、であれは変形後の姿だ」

「武器は何が使われている?」

「M2M5D 12.5mm自動近接防御火器×6、72式高エネルギービーム砲、66A式空対空ミサイル「ハヤテ」×4、72式改ビームライフル「イカズチ」、70J式改ビームサーベル、シールド、空対地ミサイル「ドラッヘASM」、Mk438三連装ヴュルガー空対空ミサイルポッドだ。ここにあるムラサメは全て対ドウター戦に使っている」

まあこの機体はビーム兵器もあるが実体弾もある機体だ。そのあと、乗ってみたいというがそれはダメだと言っておいた。がどうしても乗りたいと言うから、IS学園に戻ったときに乗せてやると言っておいた。次に行ったのは、IS研究所だ。ここは本来専用のIDカードが必要だが、俺が持っているから一緒に入った。すると量産されたISに武器が開発されていた、ここにいた研究者によって案内されていたが見たことあるものがあった。

「なあ、あれはロールアウトしたばかりの新型か?」

「そうです。あれは隊長の機体にあったデータを元に作られた機体です」

「ほう、見た事がないISばかりだ。一夏じゃなくて織斑大佐、あれは何て言う機体名でしょうか」

「秘密だ、ドイツ軍の少佐殿には言えないな。ラウラにはあっちのほうがいいじゃないのか」

「あれはシュヴァルツェア・レーゲン!しかもレールカノンじゃない、新兵器か?」

やはりラウラも驚くか、あれはレールカノンの代わりに高出力のビーム兵器を搭載されている。ストライクで言うならアグニか、あとはインパルスのシルエットシステムとかあったけど。ワイヤーブレードは、ラウラのは6基だが量産機は8基搭載されている。

「そういえばハッキングとかは大丈夫なのですか?」

「ああ、ここは大丈夫ですよ。凄腕のハッカーが来ても、大丈夫なようにしてあります。例えば行方をくらましている篠ノ之束博士とかでもね」

と解説をしたら千冬は、視線をあるISを見ていた。それは打鉄弐式、そういえばそれも量産されてたな。マルチロックオンシステムを入れてるから完成してるけど。

「織斑大佐、あれは打鉄弐式だな。一年の更識が毎日ISを完成させようとしてたもの。なぜここにある?」

「それについても、あれは量産機ですよ。まあ倉持技研からはデータはいただいてません。俺の機体にあったデータをもとに作られてるだけです」

「それでは、更識にデータを渡せないだろうか、そうすれば更識のISは完成する」

「いいでしょう、おーい君。打鉄弐式のデータを記録ディスクに入れてくれ」

「はーい、わかりました」

と言ったあと研究員の一人がセシリアとシャルのISを展開して改造を始めた。あれはもしかしてGNドライブか。改造終えたら待機状態にして渡してた。

「おい。あれはもしかしてGNドライブじゃないのか」

「はい。我が隊のIS部隊のISの動力源は全てGNドライブですので、なのでエネルギーも半永久的なのです。っと言っても隊長はご存じでしたよね」

「まあな。それとワンオフ・アビリティーはトランザムか?」

「はい。全機のワンオフはトランザムにしてあります」

と俺は研究員と小声で話してたら、今度は鈴が騒いだ。いったいなんだと思うと納得した。

「これって、いち・・・・じゃなくて織斑大佐の肩のいる人形じゃない」

「ああこれは武装神姫と呼んでいる、ここにいるのは研究員一人ずつ支給されてるものだ。いろいろとお手伝いしてくれるからな」

今いる神姫たちは、天使型アーンヴァルMk.2だ。またブラック・シャーク隊のIS部隊の隊員にも支給されていて、好きな神姫を選べるが、天使型アーンヴァルMk.2か悪魔型ストラーフMk.2か戦乙女型アルトレーネか火器型ゼルノグラードが隊員が支給された神姫だ。

「次は我が隊のIS部隊の模擬戦を見ようか」

と言って研究所からアリーナに着いた。管制室に入ってから、俺はアリーナの中に入った。俺を見た隊員たちはISを解除して俺の前で並んで整列し、敬礼をした。

「これより模擬戦を行う、なお管制室にはIS学園の者が来ている。各人は一個小隊になってコンビネーションを見させろ。以上だ」

敬礼して解散した。ここからは、それぞれも量産機で戦う隊員たち。実力は国家代表より強い、軍人だし体力もけっこうある。それにドウターと戦ったり亡国機業と戦ったりもあるけど。さて、IS部隊の模擬戦が終わったから次は神姫たちの戦いをするか。再び集まった隊員。

「次は各自支給された武装神姫のバトルをさせる、すぐに準備して戦え」

と言って俺は管制室に行ったらちょうど始まった。千冬たちは何が始まるか?だったけど。

「これから神姫バトルをするのさ、カメラを神姫用にしろ」

「神姫バトルとはいったい?」

「まあISを小さくしたものだからな、見ればわかる」

と始まった、神姫同士だが整備はちゃんとやってるなと思った。小さいがよくやっている、一番はやはり天使型アーンヴァルMk.2か悪魔型ストラーフMk.2だな。ここで、神姫バトルも終了した。今の時間はちょうどお昼なので、千冬たちを食堂に招いた。俺も劉零も食券を買って、食事を運んで席を探したら野郎どもがいたのでそこに席に着いた。ちなみに食券は身分証明書に付いてるIDカードで、買っているが千冬たちは持ってないからセシリアとシャルのおごりとなった。千冬達も席に着いたところで、紹介をした。

「千冬、こいつらはブラック・シャーク隊の地上部隊の者たちだ」

「初めまして、私はレノックスといいます。こいつらを率いている者です、ちなみに階級は少佐です」

「よろしく、私は織斑千冬。IS学園の教師をしている」

と自己紹介はこれぐらいにして食事をしたら千冬たちは、学園と同じくらいうまいと好評だった。食い終わったら、用は済んだので学園まで車で送った。車は駐車場に停めて。

「さて、地下格納庫に案内してもらおうか?」

「本来なら秘密ですが、まあいいでしょう。鈴とラウラも付いて来い」

と俺たちは第三アリーナに向かって何もないところに、指を触れるとドアが開いた。秘密エレベーターの鍵は、俺の指紋のみ。これなら大丈夫だろうとね。全員乗ったところで、扉は閉まり下降していった。着いたとこは、格納庫の中。そこには俺の機体であるストフリやセシリア専用機とシャルロット専用機のケルディムガンダム。飛行形態のガンダムハルートが三機。

「さてと千冬達は、乗ってみるか?」

「乗れるのか?だがあの時の説明だと一人しか乗れないと聞いたが」

「あの機体は複座なのだ、だから二人で乗れる。俺とは千冬と、セシリアは鈴と、シャルはラウラで乗る」

と言ってガンダムハルートに乗る俺ら。たまにはスーツなしでもいけるしな。乗った俺らは、海中から行って一気に海から出た。空に出てから加速したりと飛び回った。そのあとまた海中に戻って格納庫に戻った。千冬は乗った感想は、ISより重力はかかるが乗り心地はサイコーだったと言ってた。そのあと上に戻ったあと千冬は学園長室に行って、鈴とラウラは部屋に戻った。そしてセシリアとシャルは、俺の部屋で預かっていた制服を着替えてから各自の部屋に戻った。夕食では、俺とセシリアとシャルに質問が飛んできたが、ハリセンで沈静化させてから食ったしそのあとは答えられる範囲で質問を答えた。 
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