魔法科高校~黒衣の人間主神~
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入学編〈上〉
服装と装備チェック×魔法について
今日はついに国立魔法大学付属第一高校の入学式であるが、俺はいつも朝早く起きて基礎鍛錬をしている。この家の地下にて、ここなら換気や外からの空気取り入れてるから酸素切れにはならない。いつもの鍛錬を終えて朝シャン後に、俺は第一高校の制服を着るというより量子変換機で着替えた。
内ホルダーにCADを入れてあり、左腰ホルダーには拳銃を入れてあり、反対側に警棒を入れるホルダーがある。あとは何時でも逮捕できるように手錠を一個持っている。するとノックが聞こえたので、入室許可をして入ってきたのは俺の護衛である蒼太。第一高校の制服は緑と白だが、蒼太の服装はスーツにネクタイは蒼太の好きそうな色をしてるし、サングラスをかけているくらいか。
「どうした蒼太?」
「そろそろ深雪様の準備が出来たとの事を伝えに来ましたが、よくお似合いで」
「まあな。姿は擬態しているから自然とこの服装も似合ってしまう。装備、ちゃんと持っているな?」
「はい。ちゃんと拳銃とCADに手錠と警棒を。それより深雪様は入学式のリハーサルをやるとの事なのでお早く」
と言われて俺は部屋を出たが、荷物とかは今日はいらないからな。入学式だけだし、深雪と合流後に家を出てから車に乗った俺達。沙紀の格好もスーツだけどスカートではなくパンツスーツだったが、沙紀曰くこっちの方が動きやすいとの事だ。
運転手役の結衣も運転手らしい格好をしていたが、今回この役だけど戦闘時に呼ぶと言ってある。最寄り駅である『第一高校前』に到着してから、俺と深雪は歩き出して蒼太と沙紀は俺ら一歩後ろにて歩いていた。
学校に着いたが1週間前にも行ってたし、改めて見ると大きいなと思った。俺と深雪の服装は外見は学生服だが中身が違うし、防弾防刃に対魔法による殺傷しないようなのを仕込んでいる。服だがアーマースーツみたいな感じとなっている。
「お兄様、私は入学式のリハーサルをしますがお兄様はどうされますか?まだ2時間前なのですが」
「俺は適当に時間を潰しているよ。深雪は気にしないでリハーサルをしておけ。それと頑張れよ」
「はい。では沙紀さん。行きますよ」
と行ってしまったが、そういえば魔法に関して話してなかった気がする。俺は適当にベンチに座りながら思った。魔法は伝説や御伽噺ではなく、現実の技術となったのは丁度百年前だったか。1999年に人類滅亡の預言を実現しようとした狂信者集団による核兵器テロを、特殊能力を持った警察官が阻止したあの事件により魔法が確認された年である。
当初は超能力と呼ばれていたが、時代と共にそれは魔法と呼ばれるようになった。それを技術体系化され魔法は技能となったが、国家の兵器・力となった。今も各国家は統一されてないが、魔法技能師の育成に競って取り組んでいる。
「今ここにある国立魔法大学付属第一高校は毎年、国立魔法大学へ最も多くの卒業生を送り込んでいる教育機関として知られてます。同時に優秀な魔法技能師を最も多く輩出しているエリート校です。魔法教育に、教育機会の均等という建前は存在しない上、この日本国はそういう余裕がないと」
「俺、声出してたか?それより俺の隣に座れ。あと2時間はあるのだから」
「出ていましたよ。ではご命令により隣に失礼させて頂きます」
『ここからは俺らのみしか知らないが、魔法が使えない者には俺ら本社や傘下の会社が取り組んでいる事がある』
『それが魔法が使えない者用に設立された会社を作り、社長や部長クラスは記憶共有者の者を配置し、あとの社員は魔法が使えない者を配置させたという事ですね』
蒼太の言う通りなんだが、この国は使用可能と不可能で大きな亀裂がある。徹底した才能主義に残酷なまでの実力主義、それが現代の魔法世界。この学校に入学を許された自体がエリートであり、入学時点で優等生と劣等生が存在する。同じ新入生であっても平等はないに等しい。そこで俺自らこの学校に入学してどの程度酷いのかを調査するべく入ったという訳だ。
「一真様、本来入試はトップの方が魔法実技を細工して、二科生となった事については私も賛成です」
「そうだろうな。俺は魔法実技が苦手という偽りで二科生となった。実際は得意というよりCAD何かなくともすぐ発動できるからな」
「それについてはここでは厳禁ですよ。他に聞かれます」
まあそうだなと思いながら、俺らは入学式を待つが妹の深雪は新入生総代でここに来た訳だが、時間潰しに空間にある本かスマホでも弄るか。ちなみに他の建物内は入れないようになっていて、本棟・実技棟・実験棟の三校舎ともね。
内部レイアウトが機械可変式の講堂兼体育館に、地上三階・地下二階の図書館と二つの小体育館。更衣室・シャワー室に備品庫・部活室で使われる準備棟・食堂兼カフェテリア兼購買も別棟になっている。それ以外にも、大小様々な付属建物が建ち並ぶ第一高校の敷地内は高校と言うより郊外型の大学キャンパスと言う感じだ。
実際俺は大学卒業してる身ではあるが、それを隠してこの高校に入学したのだから。拠点でも高校生活を楽しんだが、あちらは三大勢力や各神話の神達がいる世界。この世界は、人間のみ存在が許されて精霊や霊獣と言うのも魔法の一つとされている。規格外の力を持っている俺は、人間であって人間ではない存在で創造神黒鐵と妹の深雪は女神雪音である。
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