仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第百三十話 人間の力でその四
「全くもって凄いですわね」
「ええ、ちょっと以上にね」
電磁砲を放ちながらだ、御琴も黒子に応える。
「凄い音楽ね」
「そうですわね」
「お陰でこっちもね」
「はい、そうですわね」
「音楽に乗れてね」
見ればだ、御琴のその電磁砲もだった。
歌と演奏に合わせて放っている、そのリズミカルな砲撃が普段以上に敵を倒していた。
「いけてるわ」
「ええ、わたくしもですわ」
「あんたも音楽に乗れるのね」
「その通りですわ」
胸を這って答えた黒子だった。
「わたくしとてそれは同じですわ」
「なら都合がいいわね」
「はい、私達も」
「今はかなり調子がいいです」
飾利と涙子もだった、二人も。
音楽に乗り戦っている、それで普段以上に射撃で敵を倒していた。
「春香さん達の音楽に加えて」
「響さん達の歌もあって」
「しかも響鬼さん達の演奏やにゃんぱいあちゃん達のダンスもあって」
「普段以上に戦えてるわ」
「これは豪華だね」
青髪も笑ってこう言う。
「いい戦いだよ」
「存分に戦えますわ」
黒子は笑顔でノイズを吹き飛ばしつつ言った。
「この戦いは」
「というかどんどん面白い面子が揃ってきたぜよ」
土御門はこのことも楽しんでいた。
「スサノオも怖くないぜよ」
「それでだけれど」
ここでインデックスが言うこととは。
「前からも来てて」
「ええ、後ろからもね」
御琴はまた電磁砲を放った、それで遥か彼方までいるノイズ達を一直線に吹き飛ばしながらそのうえでこう言った。
「来てるわね」
「そっちの方は」
「安心していいですわよ」
光子が言ってきた、やはり戦いつつ。
「他の方がおられますわ」
「あっ、確かに」
見ればその後ろ側でも戦っていた、戦士達が。
「そうね」
「敵は多いわ、けれど」
サテライザーはインデックスの前で剣を振るいつつ言う。
「負けることはないわ」
「そうよね、じゃあこのまま」
「戦うだけよ」
サテライザーは両手にその剣を持ってだった。
ノイズを倒していく、出て来るノイズ達を次々とだった。
戦士達は倒していく、それは響鬼も同じだ。
跳んだ、そして。
空から来たノイズを打って倒した、そして着陸して。
そこにいたノイズ達は音で倒していく、音に倒されたノイズ達は瞬く間に消えていく。そうしてさらにだった。
音を出してノイズ達をさらに倒す、その彼にだった。
クリスがだ、上からガドトリングガンを放ちながら尋ねてきた。
「響鬼さん、いいか?」
「ああ、どうしたんだ?」
「あんたまだ切り札は出さないんだな」
「あの赤い姿か」
「ああ、それにはならないんだな」
「それはまだだな」
実際こう答えた響鬼だった。
「これでいけるからな」
「そうか、じゃあやっぱりか」
「スサノオが出た時にな」
まさにだ、その時にだというのだ。
「その姿になってな」
「あいつと戦うか」
「それかな」
ここで上を見上げる、そして昼だがその姿をはっきりと見せている月とそこに浮かび上がっている髑髏も見て言った。
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