バスタードオンライン

レビュー

  •  VRMMOが日常となった世界。武術の心得をもつ少年・鶴来/ソードは、友人の千鶴/チルにせがまれ、本格VRMMO《バスタード・オンライン》へとログインする。《機械仕掛けの女神(デウス・エクス・マキナ)》と題された超高度AIが支配するその世界は、VRMMOとしてはすでに完成の域にあるにもかかわらず、いまだ正式サービスを開始していなかった。
     だが、正式サービスの開始と共に、その狂気の舞台の幕は上がる。機械仕掛けの女神は言う。
    「私は、世界を見てみたいのです。喜びを。悲しみを。怒りを。そして愛を」
     初期化されるデータ。封印される特殊能力(アビリティ)。そしてログアウト不能、死ねば蘇生までの間、自らの体が腐り堕ちる姿を見せられるという精神罰則(デスペナルティ)――――
    「この狂気の世界をつくり出したお前を……俺は絶対に許さない」
    「私は――――あなたを、最も愛しています」
     これは、狂気と剣戟と重すぎる愛に彩られた、電子の世界の物語。