「冥王来訪」の感想


 
コメント
>フランティ礼賛

はい、フランティ礼賛です。ウンベルトの考えとは反対のはフランティはイタリア統一の偽善を嘲笑しているのではなく他の日和見主義者と同じようにイタリア統一の偽善を嘲笑することで自らの悪行を正当化していると思います。逆に、ヴェネツィア商人の息子であるデロッシ(これは私の設定です)がペルボーニの教室に愛と帰属意識を見つけてイタリア人となります。(これはバイエルン人がアリスディーナとカティアに感化されてドイツ統一を支持する可能性があります。) 
作者からの返信
作者からの返信
 
 19世紀の国民国家運動は、現代の国家帰属意識のそれと比べて、かなりの熱量を含んだものだったでしょう。
ドイツやイタリアもそうですが、ネーション(nation)とステート(state)はイコールじゃありませんでした。
ドイツ人と言ったら、それこそ西はアルザスロレーヌ地方から、東はウラル山脈の傍にあるサラトフ、北はデンマーク、南はスイスのあたりまで住んでいましたからね。
 19世紀後半の青年トルコ運動などは、今で言うアラブ地域の方が盛んでしたし……

>これはバイエルン人がアリスディーナとカティアに感化されてドイツ統一を支持する可能性があります
 対外的な危機感があれば、ドイツの統一は進むんじゃないですか。
本来ならばBETAが来ていて、東ドイツはソ連が撤退して、国家機能が破綻しているんですから、一日で東ベルリン制圧できるでしょう。
 マブラヴ世界は、指向性蛋白と言い、ESP発現体といい、負の因果律が邪魔している割合が強すぎます。
BETAが原因なのか、BETAに喰われて脳髄だけになった鑑純夏の呪いのせいか、香月夕呼の工作なのか知りませんが、悪い方向にばかり進んでいく感じがしますね。
 他の二次創作作品で見ましたが、BETAが人類を操作して負けさせるようにしているとしか思えませんね。