「冥王来訪」の感想


 
コメント
>銃剣

劉仲敬氏は国民革命軍とソビエトは銃剣戦で日本軍に勝つことができませんが、ニコライ2世時代の歩兵の銃剣は明治時代の日本歩兵の銃剣に勝つことができたと述べました(この議論は劉仲敬氏が八里橋の戦いではイギリス軍とフランス軍が火器ではなく騎兵と歩兵の組織および練度による清軍を破ったという論述から。) 
作者からの返信
作者からの返信
 
 日本軍が銃剣格闘に力を入れたのは日露戦争でのロシア軍との白兵戦が遠因です。
5尺ほどしかない当時の日本兵の多くは、体格の良いロシア兵に銃剣格闘で不利でした。
大東亜戦争でも米兵に銃剣格闘で圧倒されたという記録もあります。
 では機関銃にまで銃剣を付けたのはなぜかというと、銃身に重りを付けることで射撃による跳ね上がりを抑えて、正確に射撃できるようにしたためです。
 
>国民革命軍とソビエトは銃剣戦で日本軍に勝つことができませんが
 将校の統制の低さでしょう。
ソ連とその影響下にあった国民革命軍は、政治将校や督戦隊の制度がありましたからね。
 米軍のように統制の取れた将校団だったら、苦戦したでしょうね……
まあ、国民革命軍は、装備も統制も前近代的で、野戦でも雨傘を差していたそうですが……
(ナポレオン戦争の頃の英軍では雨傘を指すのが流行していました。
前装式のマスケット銃の場合、火薬を雨水から避けるのに雨傘や笠を使うのは合理的な方法の一つでした)