「冥王来訪」の感想


 
コメント
>日米同盟が、瓦解するかもしれんな

もし中国とロシアが崩壊して滅びましたら、ヤルタ体制も終わるとアメリカは孤立主義にかえりますが、あるいはアメリカにおける社会が解体し、それぞれのグループになるのでしょう。 
作者からの返信
作者からの返信
 
>もし中国とロシアが崩壊して滅びましたら、ヤルタ体制も終わるとアメリカは孤立主義にかえりますが、
>あるいはアメリカにおける社会が解体し、それぞれのグループになるのでしょう。
 
 まず現実の世界の話で言えば、トランプの登場でそれまでさほど注目しされてこなかったモンロー主義が現実のものになろうとしていますよね。
100年前のウッドロー・ウイルソンが大統領に着くまで、米国は孤立主義でしたから、歴史が遡ったといえば、そうでしょう。
 次に内部からの崩壊ですが、米国は沿岸部と内陸部の経済格差がすさまじいので、何かの火種で150年前の南北戦争のような事態が起きることもありうるでしょう。

 マブラブ世界に関して、日米同盟が崩壊する状況をいくつか述べてみたいと思います。
 
 まず、米国自身に問題がなく、日本に問題があるケース。
例えば共産革命とか、軍事クーデター政権による一方的な断交です。
暴力的な手段ではなくても、選挙の結果、極端な民族主義的な政権が出来て、反米論をぶち上げて、安保条約を破棄するなどですね。
 
 第二に、米国自身に問題のあるケース。
マブラヴ世界の日本は、史実よりも対外貿易により国内に利益をもたらす構造なので、1998年のBETA日本侵攻まで空前の好景気でした。
西ドイツやそのほかのG7加盟国がボロボロなので、世界の需要を引き受けていたようです。
 ――これは全くの私見ですが――その為、対米関係における貿易黒字は膨大で、米国から恨みを買っているようなのです。
自動車や電化製品は勿論の事、日用品や場合によっては軍需品、ライセンス生産したF-4戦術機なども収めていたようです。
 戦地に派兵すらせず、後方で隠れているという遠回しな外圧を受け、1991年に満洲派兵を行いますが、それまで18年近く何もしなかったようです。

 最後に、日米双方に問題がある場合です。
かつての支那事変の時は、日本は戦争状態を止めると国内の景気が悪化するのでなかなか終戦できず、
米国も日米戦争という形で世界大戦に参加しなければ、景気回復できない状態でした。
双方にとって全く無益な戦いでしたが、第三者のソ連にとっては好都合で、日米両国にはなったスパイを通じて、日米戦争を画策し、実行した歴史があります。
 雪作戦(ソ連情報部による日米開戦の謀略)の時のように、ソ連が仕掛けないとは限りません。
国土がボロボロで研究が出来るような状態でもないのに、国連から研究予算を貰うよう工作したり、アラスカの租借を実現させる(おそらく議会工作を行ったのでしょう)など、諜報機関が史実より優秀ですから、この可能性も否定できないんですよね。
 マブラヴの正史では、ソ連は国土をBETAで失いましたが、最終的には全世界を人類統合体という形を作って最終的にソ連人の社霞が世界の支配者になります。
 まさに、試合に負けて勝負に勝つという状態ですね。 
人類統合体も一種の共産政権ですから、最後は自由のない暗黒の監視社会というバッドエンドなんですよね。