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「冥王来訪」の感想
2025年 04月 12日 11時 15分
コメント
日本やイギリスはアメリカの国債を売却するのはスエズ運河危機の再来でいえますが?(が、不思議はマブラヴの世界観ではアメリカの国債について何も言及されません?)
作者からの返信
2025年 04月 12日 12時 40分
>日本やイギリスはアメリカの国債を売却するのはスエズ運河危機の再来でいえますが?
二十有余年前、当時の総理であった故・橋本龍太郎が、「日本は、米国債を売り、金を買いたい衝動に駆られることがあるかもしれない」と発言した故事を思い起こしました。
1997年6月23日、訪米中の橋本は、コロンビア大学での講演のあとの質疑応答で「何回か、財務省証券(米国債の事)を大幅に売りたいという誘惑に駆られたことがある」と答え、日米の関係筋を驚かせました。
あの時はニューヨーク市場が、1987年10月のブラックマンデー以来の大暴落を記録し、橋本は発言を否定しました。
その事が遠因の一つとなって、橋本は首相の座から追われることになります。
今は大まじめに日本政府筋が米国債を売りに出したという話があるのですから、隔世の感があります。
(4月9日の東証の営業時間中に起きた売却ですから、邦銀か政府筋が動いた可能性が高いでしょうね)
>が、不思議はマブラヴの世界観ではアメリカの国債について何も言及されません?
全くの私見ですが、マブラヴの日本政府は、武家政権なので、商業に関して江戸時代同様に市場に任せていたのではないでしょうか。
江戸幕府は、幕末に一応フランスからの助言を受けて外債を発行していたんですがね……
江戸時代は御家人株は200両で買えて、豪農から旗本や御家人になった人物が多数います。
(測量を実施した伊能忠敬や間宮林蔵、最上徳内、農政家の二宮尊徳、通辞で知られるジョン万次郎もその一人です)
財界人や商人の意見が上に上がらないという事は、マブラヴの元帥府(現代幕府)の身分制度は硬直化したものだったのでしょうかね。
或いは、19世紀型の経済システムのまま、大東亜戦争に突入し、戦時経済で乗り切った後、高度成長期に旧来型の経済システムに戻したのならば、合点がいきます。
1944年に終戦していますから、大規模な都市空襲はなく、西日本の産業基盤はそのまま残って、東京一極集中ではない世界線になっているはずです。
京都が首都のままですから、大阪の経済的優位性はそのままで、田中角栄と建設官僚が主導したような列島改造計画が成功した現実世界のようには、なっていないのでしょうね。
マブラヴ本編やトータルイクリプスでの描写を見るに、山陰や山陽道、近畿からの避難が出来る様な高速道路網も現実より貧弱な印象を受けますし、地方は案外置き去りなのかもしれません。
2025年 04月 12日 11時 15分