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冥王来訪の感想一覧
「冥王来訪」の感想
2025年 04月 06日 18時 58分
コメント
>ほとんどいないでしょうね。
大和撫子はラテンアメリカにおける日本人のコミュニティには存在していたと思います。
作者からの返信
2025年 04月 06日 20時 27分
作家の柘植久慶が書いた黄金の頭シリーズに出てくる日系コロンビア人のヒロインとその家族がまさにそうでしたね。
「現在の本国にいる日本人より、ずっと日本人らしい……明治から昭和十年代までの、日本の男性と考えて間違いなかった。かなり苦労を重ねて成功を収めたはずだが、そうした点を微塵(みじん)にも出そうとはしない」
(『魔境からの脱出』,ハルキノベルス,1998年,p200)
>大和撫子はラテンアメリカにおける日本人のコミュニティには存在していたと思います。
一番の要因は、敗戦を目の当たりにしておらず、価値観の変容を強要されなかった点でしょうね。
日系人の多くはアマゾン奥地の農地開拓に参加しましたから、現地の社会から隔離された環境でした。
そういった環境下で、ある種の純粋培養が起きたと考えれば、不思議ではありません。
ブラジルの日系人のように現地社会に同化した例もあれば、ボリビアの日系人のように今も日本語を母語で暮らす例もありますから、一概に当てはめるの事は出来ませんが、戦後の日本人が失った価値観を持っていることは間違いないでしょう。
フィリピンのジャングルから戦後29年を経て帰還した小野田 寛郎は、戦後社会になじめず、先に移住していた次兄を頼って、最晩年の頃までブラジルに移住していました。
(最晩年の5年ほどは都内に在住していました)
2025年 04月 06日 18時 58分