「非日常なスクールライフ〜ようこそ魔術部へ〜」の感想

緋色の空
緋色の空
 
コメント
ここ数週間季節おかしくないです?と頭を悩ませつつこんにちは。
ものの見事に体調ぼろぼろになって苦しんでいた緋色の空です。お願いだからここからは大人しく春でいてね……。

あ、あー……(思わず顔を覆う)。
そういや大地君ってとんでもねえ方向音痴でしたね……いつぞやの肝試しが懐かしいな。
というか足速いですね!?魔術使ってる時の晴登君を凌ぐほどのスピードを一般人が出せるって相当では。その上そのスピードを維持しつつ横目に教室を確認出来るだけの動体視力……これがサッカー部の本気ってやつか……(他のサッカー部員も同じことが出来るのかは知らない)。

……それにしてもややこしくなってきましたね。
複製体に連れ攫われている人(仮)が保健室に連れて行かれ、でも鏡世界の保健室にはいない。であれば連れ攫われている人(仮)は現実世界に連れて行かれている可能性が高い訳ですが、……何で…………?現実世界から攫ってきたであろう人を鏡世界に捕まえておかない理由があるということ……?わざわざ捕まえたのに?
そして保健室を出て体育館に向かう別個体の複製体……攫われた人は皆体育館に集合させられるのかな、と一瞬思いましたが、でも優菜ちゃんは『接敵』の回でそれらしいことに一切触れてないんですよね。攫われてから教室移動してたらそのことにも触れてそうだけどそれがない以上、少なくとも優菜ちゃんは最初から家庭科室に置かれていたと見てよさそうかな……。
現状攫われた人達のその後としては「体育館に連れて行かれる人」「家庭科室で拘束されている人」「現実世界に帰してもらえる(?)人」辺りのパターンが見受けられますが、一体どういう基準で何を定めているのか……何なら今回のことで、捕まっている=鏡世界にいるとも限らないのではないか、なんて話にもなってきて…………。
結局優菜ちゃんは、仮に大地君が助けられていなかったらどこに連れて行かれる予定だったんでしょう。現実世界の家庭科室から鏡世界へ、だったのか、或いはその逆だったのか……。

……とここまで真面目に考察みたいなことしてきましたが、ここからは推しカプに荒ぶるオタクのテンションでいきますね(前振り)。
やったーーーーー!!!!!好きな子の全部が可愛くて愛しくてたまらない大地君だー!大地君の愛情深いところ見ると「いけー!そのまま押せー!優菜ちゃんの自罰意識をお前の愛で溶かせー!」みたいな気持ちになるんですよね。というか好きなところで「一途なところ」を挙げてるのが刺さって抜けない……一途に恋してたからこそずるくもなれた(なれてしまった)のが優菜ちゃんだもんな~なんて呑気に考えてましたけど、もしそうならそれって「あなたが他の誰かを好きでも、そんなところさえも好き」ってことになるのでは……?前々からそれらしいシーンはありましたけど、改めて大地君の愛情深さを感じさせますね。
なんというか、大地君の言葉選びって、優菜ちゃんのこと愛してるんだなっていうのが凄く伝わってくるんですよ。だって「あなたをまた利用するかも」に対して「それだけ俺を信頼してくれてるってことでしょ?」って返せるの、これが愛じゃなかったら何だっていうんですか……。個人的には大地君から優菜ちゃんへの気持ちは恋じゃなくて愛と呼びたい衝動がある。
……ところでこれ、家庭科室には他にも人がたくさんいた訳で、つまりその人達はこの光景を目の当たりにしたということですよね(そんな余裕があるかはさておいて)。い、いいな……私も見たかったな……!捕まりたくはないですけど。

あとごめんなさい、どうしても一つ「?」ってなってるところがあるんで質問を。
大地君の「この教室から出られない」発言、地の文の「教室から出るための手段がない」がどうしてもいまいち理解が追いつかなくて。つまり家庭科室のドアは「水を垂らしたかのようにぐにゃりと歪んだ(地の文より)」状態のままで、黒フード野郎がいない以上それをドア(=教室の外と繋がる形)に出来ないから「出るための手段がない」って解釈でいいんですかね……?
黒フード野郎なり複製体なりがいなければそもそも各教室のドアが開かない、なんてことは保健室の下り(大地君が普通にドアを開けている)からしてなさそうですし、であればドア自体が開けられないものに変質したままってことなんだろうか……と。
だ、大丈夫ですかね。何か読み違えてたりしないかな。

さて。
終盤の爆発音……晴登君が移動しつつ戦っていたがゆえの音なのか、それとも新たな参戦者がいるのか。正直魔術で爆発というと暁君を思い出しますが、果たして。

ではでは。 
作者からの返信
作者からの返信
 
気温だけでなく、花粉とかも酷いみたいで、周りでも体調崩す人が続出しています。もはや季節の中で春が一番脅威までありますね。ご自愛ください。波羅月です。

先に謝っておきます。複雑な設定でひじょーーーに申し訳ありません!
実際執筆途中で設定調整したり展開変えたりしてるんでちょっと矛盾してるかもしれませんし、描写不足で混乱させている自覚はあります(詳しく書きすぎるとテンポが悪くなってしまうので……)。その辺は後で読み返して修正するなり、6章が終わってからまとめ版出すなり対処を考えております。
ということで、ここでは疑問に思われた部分も含めて、現時点での状況を説明させてください。

まず、現在の日城中の内部は二つの世界が混在していることになります。現実世界(鏡張りの世界)と鏡の世界(左右反転しているだけのいつもの学校)ですね。この境界の往来は鏡男とその複製体にしかできません。そのため、晴登達はその境界の往来に複製体を利用したんですね。ちなみに入る瞬間の描写ばっかに気を取られて、入った後の描写をサボってたと思います。基本的に二つの世界を繋ぐゲートは通った直後に消失します。なので最後の疑問に関しては、大地が飛び込んだ瞬間にゲートは消えましたし、黒フードの男や複製体が倒れてしまったせいで、ゲートを再生成できなくなったという認識でお願いします。

話を続けます。二つの世界が混在する中、保健室や家庭科室はどういう状況なのかということですが、こちらも同様に二つの世界が混在していることは確かです。しかし、実は現実世界では窓や渡り廊下などの外に繋がる所や、これらの教室の入口は鏡で塞がれています(ここが描写不足だったと思います……!)。したがって、現実世界の家庭科室はいわばどちらの世界からも隔離されたスペースということになります。
よって、連れ去られた人々は鏡の世界を経由してから、このような隔離されたスペースに運ばれていたんですね。何でそんな二度手間みたいなことしてるのかって話ですが、それは僕もよくわかりません笑(二重セキュリティみたいな感じ?)。でも、家庭科室はあくまでただの待機場所として使われていたようですが、保健室や体育館はどうやらそうではなさそうです。ここはまだ内緒です。
あ、鏡の世界ではいつもの学校の景色なので、当然ドアはありますし、ドアを開ければそのまま鏡の世界の教室が現れます。ただ、窓から見える景色が特殊で、なんと現実世界の光景を見ることができます。なので、保健室の窓の外からカーテンが閉まっていたように見えたのは、現実世界の保健室でカーテンを閉めていたからということになります。よっぽど見られたくないような破廉恥なことでもしているのでしょうか。冗談です。冗談はこの複雑な設定と拙い描写だけにしてくださいね〜()

っと、解説はこんな感じになります。緋色の空さんの認識は概ね合っているとは思います。ですが、まだ疑問が残るようでしたらメッセージにでも感想にでも書いて教えて頂ければ幸いです。僕の方でも今説明した部分を順次修正していきたいと思います。

ということで、ここまで長くなってしまいましたが、スーパーマン大地の救出劇について触れていきましょうかね!
今回大地と優菜は無事に再会することができましたが、このシーンは本来ここまで盛り上げるつもりはありませんでした。でもこの前大地が好きって言って終わったんだから、優菜から返事ないとおかしくね? なら──って感じで、めちゃくちゃ気合い入れて書かせて頂きました。はるゆづの時といい、カップリングになると本気度が違うの我ながら面白すぎる。
言葉選びも汲み取って頂けて嬉しいです。大地は身体能力にものを言わせた脳筋なところはありますが、冷静で賢いところも持ち合わせているので、情熱的かつスマートな口説き文句が非常に似合うと思うんですよ。本当に中学生かというツッコミは置いといて、これは確かに一つの『愛』の形だと思います。
ちなみに他の人達もちゃんとこの様子を見ていましたよ。描写は割愛しましたが、優菜が返事をしたところでスタンディングオベーションでもさせようかなと思ってました笑

以上、いつにも増して長い返信とはなりましたが、緋色の空さんの感想には及びません。毎度ありがとうございます。頭が上がりません。次回もお楽しみに!