「星々の世界に生まれて~銀河英雄伝説異伝~ 」の感想

ジントH
ジントH
 
コメント
改めて帝国と同盟の国力の質の違いを考えたお話しでした。
確か国力、人口ベースでは2:1の両国ですがイゼルローン陥落辺りまでは帝国は同盟の12艦隊に対し遠征艦隊として対応していると思われる艦隊は半分程度しかないように見える。
辺境警備や遊撃として遊ばしてる艦隊も多い描写もあるので実数が把握しにくいですがこの国力というものに帝国貴族領がどの程度含まれているのかなと。
イゼ陥落から短期にラインハルト元帥府が大規模に艦隊編成は行えたことから寄せ集めとは言え同盟と同程度の戦力が帝国政府にあったと思われる。

一方帝国貴族が目立って同盟の地方と中央政府間で行われる程度の税負担はなさそう(その分地方へのインフラ投資も少なそうだが)なので国力への後見はかなり限定的にも感じる。

色々考えてみると実のところ能力が勿論あっただろうけど抜擢ともいえる一足飛びの昇進でいきなり分艦隊司令以下も多いラインハルト元帥府の諸将が寄せ集め艦隊を短期間で戦力化できたのが原作でも屈指のミラクルだったんだろうなと。

考えれば考えるほど楽しめるお話しです。 
作者からの返信
作者からの返信
 
いつもご感想ありがとうございます。
確か原作の描写だと、帝国貴族は税金払ってないんですよね。それに貴族達の自領の統治内容に関しては帝国政府も口出ししていなかったかなあと記憶しています。だから帝国って台所事情がかなり苦しいのではないかと思いました。これからも頑張って話を続けますので宜しくお願いいたします!