「魔法少女リリカルなのは ~黒衣の魔導剣士~」の感想

アクアマリン
アクアマリン
 
コメント
今更ですが、STS編完結おめでとうございます。
にじふぁんから暁へと、結構な年月が経ちましたが、ここに完結となりまして嬉しく思います。

久しぶりに暁にアクセスしまして、改めて1話から全部読ませていただきました。(IFストーリーはまだですが)
前回感想を書いてから1年と半月ほど、シュテルがチョコレートを渡す様子をニマニマして読んでいたのが懐かしく感じます。

StS編も原作準拠で進められていましたので、大まかなストーリーというよりは、ショウや他のキャラクターを含めた内面を楽しませて頂きました。
印象に残ったのは、これまでの無印、A's、空白期(これはいろいろ視点があるので一概に言えませんが)では、大きくフォーカスの当たらなかったなのはの描写です。
いつまで経っても高町さん呼びだったあの頃と比べて、StSでは大躍進といっても良いのではないでしょうか。


なのはとショウの絡み。重要なワードは意地悪という言葉だったのではないかと思いました。
なのはは、ショウが意地悪だと、だからつかっかってしまうのだと所々で言い訳をしていました。
でもそれは、ショウと話がしたいという、心の奥から思う気持ちに対する困惑から来ていたのではなかったのかと感じます。
なんでショウと話したいんだろう。きっと意地悪してくるから反応しちゃうんだ。ショウが意地悪だからいけないんだと。
物語が進むにつれて、何気ない行動一つ一つが気になり、その度にショウの視線や表情にケチをつけるなのはの心情が、いろいろな描写から感じられました。
この行動自体は、好きな異性にちょっかいをかけてしまう子供のようで、なのはの気持ちというのは、小学中学から育み続けた大切な気持ちなのだろうと思いました。
(IFは楽しみに残して読んでおりませんので間違っていたら恥ずかしいですが)



最後になりますが、各ヒロインがしっかりと胸のうちに育て上げた気持ちが、今後のIFストーリを描いていくのが楽しみであります。
この感想を書いた時点では5人娘までとなっておりますが、他のキャラクターの物語も心待ちにしております。





シュテルの、シュテルの物語を待っていますよ(血涙) 
作者からの返信
作者からの返信
 
 ありがとうございます。自分としてもひとつの区切りをつけることが出来たので嬉しく思っています。

 sts編までの話数を考えると結構な量ですけど、読んでもらえたのは嬉しいことです。
 確かにこれまではなのはを主軸にすることはありませんでした。個人的に無印はフェイト、Asははやて、stsはなのはが物語のメインだろうと思っていましたので。空白期は登場人物も多いのであれなんですけど。

 仰るようになのはに関しては無印からstsに掛けて気持ちを育んできました。リメイク前に鈍感な一面も書いていたので、そこを守りつつ恋愛をさせようと思いましたので。確かに意地悪という言葉は重要な言葉になっていたと思います。なのはもよく言っていたはずですしね。
 IFエンドに関しましてもこれまでの流れを組む方向で作っていますので、最初の方からきちんと読んでいただいているアクアマリンさんなら楽しんでもらえる気がします。

 シュテルのエンドに関しては話の構想は出来ていますし、流れ的にシュテル達のエンドに入ろうと考えているので遅くとも3話以内に作ると思いますよ