「【短編集】現実だってファンタジー」の感想

N.C
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コメント
引き込まれますねぇ、メリーさんの話。最後のほうに何やら壮大な続編を匂わせるような形で締められていましたが。
それにしても、自分の世界観に一貫として出てくる設定がこちらのメリーさんに使われていた設定に近似していたのには驚きました。人間考えてることって案外一緒なのかな、と思いました。

これだけ回収されてない部分があるのですから……続編も、ねぇ?(チラッチラッ

-質問-
――横からメリーが無言、無表情で見ていた。これを俺が読むことが、求められているのか。無為意識の集合体に。――
という部分で、『無為意識』というは誤字でしょうか? 
作者からの返信
 
無為意識・・・誤字です。誤字ですけど、これはこれでいいなぁ・・・と思ったので「無為なる意識」に修正しておきました。この言い回し使えるかもしれない・・・・・・

この物語には大雑把なテーマが幾つかありました。1つ、「主人公も都市伝説になる」。2つ、「都市伝説は人が望んだ物でしかない」。3つ、「作者が物語を作ることのメタファー」。作者としての目的は全て果たしましたので、自分としてはこの物語は綺麗に纏まりました。後編にあった2人の活動はいわばアフターストーリーでしかなく、「あれから数年、あの人は今・・・」みたいなノリです。
続編という形になるかどうかは不明ですが、ヨクジンの設定はこれからも出るかもしれません。その過程で彼らが現れる事もあるかもしれませんね。