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異世界人達の冒険記

作者:rekuze
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第一章 異世界召喚編
  全てはここから始まった!

 
前書き
やっと第一章終了です。
これからが本番なのでよろしくお願いしますです。 

 
二人は扉をくぐった。
そこにはいかにもな神殿があった。

莉奈「うわぁ。」

優「すげぇ・・・。」

真っ白な清潔感漂うその神殿は綺麗すぎて二人は言葉が出ないようである。

?「そこの二人共どこから来たのです?」

声がした方へ向くとそちらには神官らしき男性がいます。

優「なぁあんたこの神殿の神官なのか?」

神官「ええ、そうですが・・・。」

優「あ、俺は優、でこっちは妹の莉奈だ。」

莉奈「はじめまして、莉奈です。」

神官「二人はどうしてここに?」

優「メルディスって男にデバイスの指示通りに魔法総務庁に行けといわれたのだが・・・。」

神官「メルディスが?
何かメルディスからあづかっているものはないか?」

そう言われて優が証明書を渡すと神官は納得したみたいだ。

神官「わかった。
それじゃ、案内するよ。」


神官「着いたよ。
ここが魔法総務庁。」

優「何か俺達場違いじゃないか?」

莉奈「う、うん。
なんでこんな場所にいるんだろう。」

いくらするかわからないようなシャンデリアとか本が飛んでたりとか、
床がピカピカ過ぎて眩しいとか色々あるが、とにかく一般家庭に住んでいた2人にはとてもじゃないが似合わない場所である。

神官「すまないね。
二人には私達の国のためにどうしても来てもらいたいんだよ。」

優「まぁ、話を聞くといったからには行くけどさ。」

莉奈「まぁ漫画とかだとここから先が冒険の始まりだしね。」

コンコン

神官「魔導王様。
例の使いの者達をお呼びしました。」

?「入れ。」

神官「いいか、この扉の先にはこの国で一番偉いお方がいる。
優しいお方だが、くれぐれも変なことをするなよ。」

莉奈「?
とにかく入ろうよ。」

ギィィ・・・。

魔導王「初めまして、私が魔導王フォルスだ。
メルディスが連れてきたということで間違いないな。」

優「ああ。
メルディスって男が俺達をここに来るようにと言ってきたんだ。
メルディスは俺たちに詳しい話はフォルスつまりあなたから聞いて欲しいと言われたんだ。」

魔導王「そうか、なら私から話そうこの国の現状を。」

そこから聞かされた話は簡単にまとめると魔王と呼ばれる者がこの国を支配しようと幾度となく戦いを挑んできているらしい。
しかも、魔族の方が元々の魔力は大きく、なすすべもなくみるみる領土を減らされているということだ。
そこへ昔も魔王が攻めてきた時に異世界から勇者がきて魔王を倒していったということだ。
ちなみに俺が開けたあの椅子が神の使い=勇者しか開けられないらしい。

莉奈「それじゃ、勇者として魔王を倒すのが私達の使命?」

魔導王「そうだ。
それと二人はなんの魔法が使えるのだ?」

優「何も使えないぜ。」

莉奈「右に同じく。」

・・・・・・。

魔導王「なん・・・じゃと・・・。」

神官「この国はもうおしまいだ!!」

優「いや、俺達の国では魔法なんてなかったしな。」

莉奈「使えるわけない。」

優「大体魔法が使えるようにすれば・・・。」

その時、マグニチュード8くらいの大きな地震が襲ってきた。

莉奈「キャアァァッ!」

優「おっと!」

魔導王「ついに来たようだな。
早速で悪いが二人を修行している時間はない。
なので、ゲートを開く。」

優「ゲート?」

魔導王「ゲートとは異世界を繋ぐ扉のことじゃ。
早く行け。
今のお前らでは足でまといじゃ。」

莉奈「お兄ちゃん!」

優「分かっている。
フォルス。
俺達のことを足でまといなんて呼んだ事後悔するぐらい強くなってやるぜ!」

デバイス「ゲートへダイブしますか?」
2人『ああ(うん)、ゲートフルダイブ!!』

・・・・・・。

魔導王「行ったみたいじゃな。」

神官「魔導王様早く市民の避難をさせないと。」

魔導王「うむ。」

あのような若い二人にこの世の命運を任せるなんてな。
諦めずに頑張るのじゃぞ。

優「ここが・・・。
ゲート内?」

莉奈「懐かしいね。
デジモンの映画のゲートみたい。」

優「いわれてみるとそうだな。
あれは部屋か?」

部屋の中に入るとそこにはカプセルに入っている美少女がいた。

莉奈「これってカプセルだよね。」

優「ああ。
そうだが・・・。」

???「やっときたね。
待ちくたびれたんだよ~。」

莉奈「だれ?」

辺りを見回してみるが、カプセルの中にいる彼女・・・もとい幼女しかいない。

???「目の前にいるでしょう?
やだな~。」

優「もしかして・・・。」

ミラ「そう、みんなのアイドルミラみんとはあたしのことだーっ♪」

???「誰がみんなのアイドルですか。
いつもみんなに迷惑をかけて・・・。」

声が2人の脳内に話しかけてきた。

ラウラ「すいません。
カプセルの中から声をかけられないのでこうして脳内に話しています。
ラウラと申します。
どうぞお見知りおきを勇者様。」

莉奈「へ?
あれミラがカプセルの中にいる彼女じゃ・・・。」

ミラ「私は一言もそんなこと言ってないよ~www」

ラウラ「あなたたちが持っているデバイスの中にいるのがミラです。」

ミラ「これから二人の面倒を見ることになったからよろしくね(キラリ」

優「・・・。
ラウラさんのほうが俺はいいな・・・。」

ミラ「え、優ちんラウラっちのこと好きなの!?
一目惚れ?」

優「お前よりは楽そうだなと思っただけだよ。」

ミラ「そんな~Σ(゚д゚lll)」

莉奈「ねぇ。
あたしたちの修行をするんだよね?」

ラウラ「あなたたちにはこれから色々な世界に行ってそこで修行をしてもらいます。
世界は那由多の如くたくさんありますから。」

優「俺にはたくさんあることに疑問を感じるんだが・・・。
たくさんあるならどうして今まで誰も(俺たちの世界の住人は)見つけてないんだ?」

ミラ「それはだね。
あるときある神様が世界を創る作業に疲れて何かいい案はないか考えたときに世界を創る世界を作ろうとしたわけなのだよ。( ̄^ ̄)」

ラウラ「神と同等の力を持つ世界を創るのだから、いくつか条件を出したのよ。」

莉奈「条件って?」

ミラ「条件その1。
他の世界のことについて知られてはいけない。
だからその世界は空間がほかの世界と途切れているのだよ。
まぁこのことは他の世界もほとんどそうなんだけどね。
条件その2。
自分が他の世界を作っていることを知られてはいけない。
そうでもしないと自己利益のために世界を作り出してしまうからね。
条件その3。
その世界を永久的に作らせない。
これはその作り手が神みたいに永久の命を持ってないからなんだよ。
それに世界は進化していくことを神は望んでいるというわけ。」

ラウラ「・・・なんで私のセリフをとるかな。」

ミラ「説明役の説明という出番をなくしたら説明役はいなくなるのが関の山だよね。」

ラウラ「ちょっと、O✩HA✩NA✩SHI✩しましょうか。」

ミラ「さぁて、早く二人共さっさといくよ!((;´∀` ;))」

優「・・・(ニコッ」

ミラ「あれ、なんで私を持つのかな・・・。
ちょっと、ラウラにだけは渡さないで・・・
いやぁぁぁっ!!!(((p(>o<)q)))」

莉奈「ちょっと待ってて欲しいな。」

~しばらくおまちください~

優「それじゃ、行くか。」

ミラ「グスン・・・。
もうお嫁に行けない・・・。OTL」

莉奈「お嫁もなにもプログラムが結婚は無理のような・・・。」

ラウラ「私はここであなたたちが帰ってくることを願っていますよ。」

優「おう、待ってな。
今に強くなって戻ってくるぜ。」

莉奈「私達は最強になってくる。」

ラウラ「それじゃ、行ってらっしゃいませ。」
 
 

 
後書き
ラウラがいたところは世界の中継地点です。
あそこから色々な世界に行けるので便利なのです。
2話で主人公達が入ったあの扉みたいに不確実なものではないので大体
世界を渡るときはここを通ります。
ちなみに2話で出会ったメルディスは魔族が優たちが住んでいた世界に入ったので倒しに来たわけです。
本当ならあの椅子があるおかげで外に出られないはずだったのですが主人公達が開けてしまったのですからね。
という裏話もありますが基本は優達の物語を書いていくのでNOTOUCHデス。
さぁて、次の世界何の世界にしよう?
誰か感想で送ってくれないかな・・・。 
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