伝説となった狩人達
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十三人目
BURNIN’ LOVE
七話
あれは忘れもせん…
火山に入った時やった。
もう頂上言うとこまで来たが、何故か雑魚に一匹も会わん。
嫌な予感はしてたが…
案の定…
大量発生の前ぶれや…
兄貴…
これは早めに降りた方がいいっすね…
あほか。
全部殺ってもうたらええやんけ。
あんた…
無茶したらあかんで?
そやな。
もう七匹も殺ったしのう。
さっさと帰るか…
疲れ気味の姉さんを抱えて、山を下った所…
少しひらけた場所や。
そこは歩く所がないほどに鎧竜が密集してたんや…
な…なんじゃ…これ…
こんな事あるんかい…
ち…
わしが突っ込むさかい…
兄貴が言うたときやった。
わしと姉さんは…
近くにいた竜にな、太い尻尾で飛ばされてもうたんや。
姉さんが、ケガしてな。
その瞬間…
音が聞こえた気がした。
ブチ!
ブチブチ…
よう言うやろ、キレた例えで髪が逆立つ言うのな。
ほんま。髪の毛逆立つ人間…
初めてみたで…
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