「メ」から始まる異世界日記
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偶然か、必然か
前書き
俺の所属するギルドには…というかこの世界には魔法使いがたくさんいる。むしろ普通の人の方が珍しい。そしてそんな世界でも露骨に魔法使いってナリの人はすくない。しかし、俺のギルドには1人だけいる。三角帽子に、1メートルくらいの先っぽに丸くて蒼い水晶のはめ込まれた杖を持ってる年齢は18の女の人がいる。
その人がやっとそろそろ帰ってくる。依頼で一週間くらい留守にしてたんだけど帰ってくるって連絡があったらしい。日曜日くらい、遅くても火曜日には帰ってくるそうだ。
「…っく…ふわぁぁあ~… あぁ…ねみい…」
ミスった…学校があるのに…ギルドで夜まで遊んでた…ねみい…
「んー…あ~… 家にもどらねぇと…」
ギルドの長いすで寝てた…
「お! コウ! おはよう!」
「あ…チワさん…おはよーございますー」
「ほらほら! キリキリ歩くっ!」
「あ~…それじゃ…あ、あかり頼みます~…」
「うん、心配しなくていいよ! いってらっしゃい!」
ギルドから家の間にコンビニもとい、お店があるからそこで野菜ジュースと総菜パン買って食べながら家に帰り、バッグ片手にのんびり登校。
いつも通り遅刻ギリギリに到着。あれ? ハルキがいない?
「おい、春陣。生徒指導室にいけ」
高圧的な担任の一言。
「は…はぁ!? 俺がぁ!? …ですか?」
「いけ」
「へい…」
生徒指導室についたら怒られた。なんか、見に覚えがないことで怒られた。
一昨日(つまり土曜日)に隣町にある、ダルイ高校の生徒を俺がボコボコにしてケガを負わせたらしい。寝耳に水だな。衝撃を表せば寝顔にバケツだけど。そんで、停学くらった。意味わかんねぇ…
そして最速で学校をあとにした俺は真っ先にギルドに向かった。土曜日、俺は洞窟にいたってのを証明するために。チワさんとティラミスに説明してもらおうかな。うん。それがいい。
「お~い! そこのお兄さん! ちょっとあたしとお茶しな~い?」
そんで、なんで俺が隣町にいたってことになってるのかを調べねぇと…
「え!? 無視ってヒドくない!? あたし傷付くんだけどっ!?」
まぁ…停学中はアルバイトでもするか~… タイクツ付属の俺ではなく、ギルドの魔導師としての俺で。
「コウ!!!」
バチン!!!!
「いてぇな!!?? って…ミドリか!!?」
「さっきから呼んでるでしょ!!!」
「は? あのナンパみたいな声かけでか? てかあれで人を呼んでるって言えんのか!?」
「ゴチャゴチャうるさい。それより学校は?」
「あ? あぁ、意味が分からんが停学くらった」
「あんたも?」
「その言い方だとおまえもかっ!?」
「うん。訳わかんなかった。土曜日はなにがあったかって言うとね…つまり…」
「ということは…あの2人組か?」
「ありうる…ってかそれしか考えらんない」
「あんたたちも停学くらったの?」
「奇遇だな」
「そう! ちょうどこんな…かんじ…はぁ!?」
「こんな感じってかそのまんまその2人だよ!! なにしにきたのよ! あんたたち! 学校にチクるとか性格腐りすぎてるわよ!!」
「はぁ!? なんであんたたちなんかにそんなショボいことしなきゃいけないわけぇ?」
ミドリと女はケンカしそう。てかしてる。
そして、俺と男は…
「お前たちも停学くらったのか?」
「その通りだ」
「お前らは隣町のダルイ高校か?」
「ダルイ中学だ」
「そっか、あれ? 中学って停学とかあったっけ?」
「現になっているのだからなるとしか言えない」
「なによっ!? あんたもう少し髪をなんとかしたらどうなの!? そんなあちこちはねまくった髪で外であるいてバカみたいっ!」
「はぁ!? 減らず口だけは達者ねぇ! ママから最初に教わったのは罵詈雑言かなぁ~! かわいそうねぇー!!!!」
「…女どもうるせぇな…」
「まったくだ」
「もぅ~…2人ともケンカしちゃぁ、めっ!」
三角帽子で背中にでっかい杖をしょったお姉さんの登場。彼女はこのはって名前だ。
「あ、このは? 久しぶり!」
「はい~ お久しぶりですねぃ~ コウくん~」
こののんびり口調が特徴だ。悩みは胸のサイズらしい。心の汚れまで落ちそうな洗濯板だ。
「うるさいっ! このちゃん! 悪いけど黙ってて!!!」
「なによっ! 外野は黙ってなさい! このペチャンコ!!!」
「あらあらぁ~ 困りましたね~…だれがペチャンコなんでしょうか~」
ヤバい!? このはが怒った!?
「おい、逃げるぞ」
「一体なんだ?」
「いいからっ!!!」
俺は男の首根っこをつかみダッシュ!! そしてすぐに伏せる。
すると、
「うふふふ~…」
もそもそ?と背中の杖を手に持ち、ミドリと女を殴打。衝撃波があたり一面を襲い、ボロボロに。
「…あ…あの格好だから魔法使いって思ってたが…」
「い…一応魔法も使う…使うけど…あ、見ちゃだめ」
男の目をふさぎ、ひたすら伏せる。このはは…どS化する。
「うふふ~ だれがペチャンコなんでしょうかねぇ~」
バシバシッ!!!
「イタいイタい!?」
「ちょっ!? このちゃん!? なんであたしまでいたぁぁあ!!??」
「ねぇねぇ~… 楽しいねぇ~!!!」
バシバシッバシバシッ!!!
…こりゃ落ち着いて話せねぇな…
「落ち着いたらギルドいこうな…」
「りょ…了解はした。なぜ、目をふさぐ…?」
「…R15だからな。いや…R18でもおかしくないな…」
俺は…もうこの惨劇を文に表すのをやめた。
ギルドに着いたのは疲れた顔と、ドン引きしてる顔と、つやっつやして満足した顔と、ボッコボコのケチョンケチョンの2つの顔。
チワさんもバンギのおっさんも、ロメオもドン引きした。
~おまけ~
「お~い! そこのお兄さん! ちょっとあたしとお茶しな~い?」
そんで、なんで俺が隣町にいたってことになってるのかを調べねぇと…
「いいねぇ、お嬢ちゃん! お兄さん達いいお店知ってるんだ。さぁ、いこうか?」
「えっ!? ちょっ!? 誰よあんたたち!? あ、コウ!!? ちょっ!?」
まぁ…停学中はアルバイトでもするか~… タイクツ付属の俺ではなく、ギルドの魔導師としての俺で。
「いこういこう! 楽しもうよ!」
「さて、楽しくなるな」
「コォォォウ!!!!!!!」
アルバイトでお金貯めてあのゲームを…ん?
「ミドリの声が…したか?」
後書き
はい、えっとテスト終わりました~
テスト終わりました~
この一言でさっしてください。
終わりました…
またひさびさの更新となってしまいました。
これからもホイホイ更新できない可能性が高いです。ご了承ください。
楽しみに待ってくれた方(おられたら幸せです。)すいませんでした!!!
これからは少しペースをあげていけたらと思ってますので、期間があいたら「補習を受けてるんだな」と思ってください。
それではまた、お目にかかれることをねがって。
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