緋弾のアリア 真実の皇偵
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もう何がなんだが?
前書き
前回の続きです。
俺は東京に居た。
いや、来てしまったと言サッパリが正しいのだが別に俺は来たくて来た訳では無く。
とある老人を見張りに来たのだ。
老人、と言っても見た目は20代前半の若造て感じの童顔老人
それは要するに俺の伯父と言ってる様なものなのだが、
(さて、俺のひいオジさんは一体何が目的でこんな所まで来たんだ?)
今からでもその理由を聞き出したいが今はその張本人を尾行中なので理由は聞けず。
気になる気持ちを抑え俺はホームズが向かう場所に向かう。
ホームズは気ままに歩いていた。
特に目的がある訳でもなくやる事も無く暇を持て余した若者感
それが今のホームズの状態だった。
(目的はなんだ?
もしかして目的も無く歩いているだけなのか?)
そう考えている間にもホームズは歩いているが俺の考えている事も理解して欲しい。
此処まで来るのに相当の金が掛かった。
電車やら新幹線やら何やらで金はどんどん減って行く。
高校生は余り金を持っていないというのに、持っていてもこんな無駄な事に普通は金を使わない。
だが、俺は気になっている。
世界一の名探偵シャーロックホームズが出掛ける場所が、
(と、此処は公園か?)
ホームズは普通に入っていた場所は見た感じ公園だよな?
わざわざ此処まで来て公園でのんびりするだけだったらひ孫の俺、きれちゃうよ?
そして公園の中間まで向かいベンチに座った。
(もしかして、誰かと待ち合わせか?)
少し離れた木の陰に隠れて見る。
此処まで来て待ち合わせ、それなら理解出来る。
が、俺は新たな考えが頭に浮かんで来た。
(ホームズの知り合いってどんな人なんだろ?)
世界一の名探偵シャーロックホームズの知り合い。
小説とかならワトソンとかルパンとか?
そんな奴らが想像出来るが、実際いるかも解らない人物を考えても始まらない。
此処は待ち合わせをしているホームズを待ち待ち人を確認する。
それで俺の頭に掛かっているモヤモヤが綺麗サッパリ無くなりすんなり帰ることができるだろう。
そしてホームズの座っているベンチに女の子が近付いてきた。
髪は赤色?と言えばいいのかまあ、赤
髪ツインテールと、とても可愛らしい女の子
(誰だ、あの女の子は?
もしかしてあれか、あれなのか?)
「久しぶりですひいお爺様!」
それがホームズに言った言葉だった。
その言葉を聞いた俺は一瞬、脳が石化した感じがした。
思考が止まり俺の視界から光は消えその場に石の様に固まる。
「久しぶりアリア君
元気だったかい?」
世界一の名探偵シャーロックホームズは返事を返す。
それを聞いた女の子はとても可愛らしい笑顔、これどういう状況?
まさかあれか?
危ない遊びか?いけないプレイか?
ひいお爺様とか呼ばせて遊んでんの?
あの世界一の名探偵シャーロックホームズは?
「し、しかもアリアって?」
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