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仮想空間の歌う少年

作者:ケンケン4
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2ー顔見せ(練習場所探し)

 
前書き
メカクシティアクターズの最終話のシンアヤが可愛いすぎて辛い。
今回ぶっ飛んでいます。
それでも問題ないぜ!という方はどうぞ! 

 
一週間後、俺はエギルの約束通りダイシー・カフェにきていた。店の前に『close』と書いてあるがお構いなく。

「スーパークールサウンドボーイのスノードロップこと雪宮佳参上‼︎」

とドアを壊す勢いで派手に店に入る。すると先客がいた。黒髪に黒づくめの少年がいて驚きの表情で俺を見ていた。

「スノー!」
「もしかしてキリト?…いや和人?」
「ああ、始めましてだな。佳。」

ひさしぶりにみる戦友は、2年間の影響が出ているのか痩せ気味だった。僕もだけど。そうすると店の奥からエギルが出てきた。

「おう!エギル!…それで何?何か用があったからわざわざ僕をよんだんだよな?」
「ああ。…いやそれはキリトが説明するってよ。」

そうエギルが言うとキリトは少しずつ話し始めた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「なるほどね…つまり今もまだ300人ほどのSAO生存者が目覚めず。しかもその中にアスナが含まれていて。しかもアスナが目覚めない内にその須郷さん?と結婚という話になってる訳か…」
「そういうことだ…」

カウンターで和人はジンジャーエール、俺はアイスティーを飲みながら話していた。

「んで?それだけじゃ八方塞がり。どうしようもないよ。」
「そっからは俺が話そう。」

今度はエギルが話し始めた。

「佳、お前《アルヴヘイム・オンライン》って知ってるか?」

《アルヴヘイム・オンライン》?たしか…

「えっと…たしかALfheim Online、通称はALO。SAO事件の1年後に《レクト》の子会社《レクト・プログレス》より発売されたVRMMORPG。
火妖精族サラマンダー、水妖精族ウンディーネ、風妖精族シルフ、土妖精族ノーム、闇妖精族インプ、影妖精族スプリガン、猫妖精族ケットシー、工匠妖精族レプラコーン、音楽妖精族プーカの9つの妖精族が、空を自在に飛ぶことができる高位種族・光妖精族アルフへと転生すべく、世界樹と呼ばれる巨大な樹木の頂点にあるとされる空中都市を目指すという内容で、種族間抗争が前面に打ち出されている。
通貨単位はユルドでゲームシステムはスキル制が採用され、レベルの概念は存在しない。ソードスキルが存在しなくて魔法があり。直接戦闘はプレイヤーの運動能力に大きく依存する。
また、他種族にはPK可能とかなりハードな仕様である。最大の特徴は時間制限はあるが自らの翅で自在に空を飛ぶことが可能。それを利用した戦闘も面白みの1つ…というゲームじゃ無かったっけ?」
「…知り過ぎ。やってるのか?」
「一般常識だよ〜気になる事は暗記する性格だから!」
「まあ、そこまで知ってるのなら話は早い。これを見てくれ。」

そうするとエギルはノートパソコンから写真を取り出し俺に見せてきた。

「これはその世界樹の葉の中心を撮った写真だ。…なんでも6人くらいでロケットの様に連結して飛んで1番飛んだ奴が撮ったらしい。」
「へえー。何処かのバカみたいだね?アインクラッドを外側から登ろうとして死にかけたバカみたい。」

うっ。とキリトが声を漏らす。

「んで写真って…これは…!」

その写真を見ると細かくは分からないがアスナらしき人が写し出されていた。

「気付いたか…俺はこれがアスナだと思うんだ。だからそれを一緒に確かめてくれないか?」

キリトが真剣な顔で俺を見る。

「仕方ない…いいよ。…だけどハードがないけど。」
「それは俺が用意しよう。」

そういうとエギルはアルヴヘイム・オンラインのパッケージを二つ出してきた。

「ちなみにナーヴギアでそれ、動くからな。」
「了解!」

俺はパッケージを受け取り。感想を一言。

「なんかエギルって…某検事ドラマのマスターに似てるね。『あるよ。』みたいな?」
「分かる人少ないからやめて‼︎」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

パッケージをもらい、家に帰る。
ちなみに体にSAOの影響による体の異常はなかったため退院はしていた。

「ただいま〜…」
「…」

あれ?返事がない。なんかやな予感がするが気にせずリビングに行くと。

「…」
「…」

どういう…意味だ…

リビングには父さん、母さん、そして何故か詩乃が腕組みをしていた。そして帰ってきた俺を見ておもむろに父さんが語り出した。

「よくぞ帰った。我が息子よ。…突然だが…君は朝田さんの家に住んでもらう。」
「ああ、いいぜ?別に…
























ん?















































って言うか馬鹿か⁉︎」

俺はおもむろに叫んだ。

「詩乃ちゃん落とすチャンスよ!」
「母さんやめて⁉︎」

流石。雪宮家。ここで雪宮家を紹介しよう。
父である雪宮 真は雪宮病院という院長であり、そのユーモアなポジティブ論は患者、他の医員からも人気であり、家でも突飛な事を言う。さらに母である雪宮 さくらは専業主婦であるがパソコン関係が得意で趣味がハッキングという少し危ない方である。そして思考がぶっ飛んでいる。つまり俺を含めてみんなぶっ飛んでいる。

「まあ、真面目に話すとね…病院で話聞いたら詩乃ちゃん1人暮らしなのよ。つまりボディーガードということで…」

なるほど確かに女の子1人暮らしは少し危ない。詩乃のお母さんも頼れないし…というか。

「そんなの詩乃が許すわけ…」
「別にいいわよ」
「いいのかよ⁉︎本人まさかの同意ですか⁉︎っておい…」

詩乃がいつも通りのすまし顔で言うが少し嬉しそうだ…ツッコミどころ満載で笑うしかない。というか急展開過ぎて笑ってしまう。そうすると父さんが

「まあ、半分冗談だ。」
「半分⁉︎じゃあ残りの半分は⁉︎」
「朝田さんの…まあ、マンションだが同じ部屋ではなくて隣の部屋に住んでもらう。」
「オレノイシハー」
「尊重しない。」

はあ、と俺は溜息を1つ着く。そうすると父さんは笑いながら

「まあ、人生経験だと思いたまえ!…僕の言うことは?」
「絶…言わせねえよ⁉︎」

というわけでお隣さんが幼馴染という1人暮らし。始めました。
冷やし中華は始めていません。

「まあ、いいか…。一人暮らしって奴。経験してみたかったし。ちょうどいいかも。」

実はこの選択は未来に大きく響く事を知るよしもなかった。


 
 

 
後書き
どうも作者です。
僕の考えだとALOからスノードロップの本気です。
オリジナル魔法とか出して行きますのでよろしくお願いします。
感想もジャンジャンよろしくお願い申し上げます。 
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