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健全ドラゴン ダイミダラー

作者:KOTAKA
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修業最終日です!

いよいよ修業も最終日を迎えていた。
まぁ、今回の修業は主に兵藤君のパワーアップが狙いなのだろう。
彼の力は大きく役に立つだろうからね。
最終日は私一人と小猫そんと木場君と兵藤君の3人のチームとの実戦形式の戦いをすることになった。
「良いんですか部長?いくらなんでも3人がかりでは瑞希でも勝てないんじゃ?確かに修業中の朱乃さんや木場との戦いを見てたら強いのは分かりましたけど、でも3人に勝てる程では無いと思うんですが」
兵藤君がそう言うと私を除くほとんどのリアス眷属は苦笑していた。
「ごめなさいイッセー。そう言えばあなたには彼はまだ本気を見せてなかったわね。まぁ、彼はどちらかと言うと研究者の様なのだけど」
「リアス先輩。それ以上は言わない方が修業の難易度が上がるんじゃないですか?黙って起きませんか?」
私がそう言うとリアス先輩もうなずいて、開始の宣言を始めた。
「じゃあ、いくわよ!バトル開始!」
その宣言と共に小猫さんと木場君はこっちに飛ぶようなスピードで攻撃を繰り出してきた。

「指バリアァァァァァー」
何とか最初の攻撃は指バリアで防ぐ事が出来た。
しかし、木場君はスピード、小猫さんはパワーを気を付けないとダメだ。
兵藤君は遠くで時間が立つのを待っていた。
おそらく、3人の作戦は小猫さんと木場君が二人で私と戦いながら時間を稼いで、最後に兵藤君が赤龍帝の籠手の力を使って一気に何十倍にも力を高めて最後を決めるものだろう。
さてと、じゃあ私もリアスさんの期待に応えて本気を出すとしますか。
「IS展開、打鉄 参式(うちがね さんしき)」
「何なんだよ!そのかっこいい装備は!」
兵藤君が私の装備をみて叫んでいた。

私がさっき装着したIS 打鉄 参式。
ISの開発者である束博士を会長のお姉さんに紹介してもらい。そこで私と束博士は意気投合し、二人で開発したのがこの打鉄 参式だ。
純国産のIS打鉄と日本の代表になった更識 簪さんの機体 打鉄 弐式を合体させて作った機体だ。
正確に言うならば打鉄に打鉄弐式の能力を追加しただけだ。
でも、そのスペックは恐ろしく凄い。
ちなみにISに必要なコアはダイミダラーの宝玉を使っている。
なんでもISは束博士がセイクリッドギアの研究の時に出来た偶然の産物らしい。
『人工セイクリッドギアの一種なのだ!』
と本人は言ってた。
さてと、話がそれているな。
このISは近接戦闘も遠距離射撃も大体出来るようになっている。まぁ、こんな多勢との戦闘にはむいているのだ。

「はぁぁぁぁ!」
木場君が速さを生かした剣技を繰り出してきた。頼むから手加減して!木場君は鬼のように早いんだから!
私は打鉄の初期装備である剣を取り出して応戦した。
本当に木場君は早すぎる。防御で精一杯だ。しかも、木場君の相手をしていると後ろからは………………。
「吹っ飛べ!」
小猫さんが私の背後にしのびより大きいのを一撃放った。
私は思いっきり吹き飛ばされた。

痛い。まったく小猫さんも少しは手加減をしてもらいたいものだ。

転生悪魔はほとんどがチェスの駒の能力を得ている。小猫さんは『ルーク』の力を、木場君は『ナイト』の力をうまく使っているのは分かる。
でも、手加減して!
私はの駒の力は『ビジョップ』。本来は僧侶としてみんなの支援をする駒なのに戦かいをさせるなんてヒドイ!
「リアスさん!せめて一対一にしませんか?」
私がそう言うとリアスさんはニコリと笑顔になっただけで何も言わなかった。
くそ!この悪魔め!あっ!悪魔だった。
「あなたは本気を出せばこのくらい何ともないでしょ。しっかり戦いなさい!」
本当に鬼だな。
仕方ない。多少の無理をするとしますか。

私の戦い方はほとんどが見ていて面白くないものだ。
何故ならば、私の勝ち方はほとんどが相手の弱点をつく戦いなのだ。
まぁ、勝利に美しさなんかは関係無いと思ってるからかな?こんな戦い方になるのは。
さてと、今回もそんな美しくない戦いをさせてもらおう。


木場君と小猫さんと兵藤君の3人に共通するといっても良い点がある。
それはあまり魔法攻撃をしない事だ。
木場君はセイクリッドギアの関係もあるからまず剣一筋である。
小猫さんもルークの力を生かすための近接格闘タイプだ。
兵藤君の場合は魔法を使いたくても使えないと言った方が良いかな。まだ、経験も浅いから仕方ない。
以上の点から彼らに最も有効な戦い方はというと……。







私は全速力で空を飛んで
「山嵐!!」
打鉄 参式から大量のミサイルが発射されて下にいる小猫さんや木場君にヒットしていた。
こんな風に遠距離技で攻めれば簡単に3人を倒せる。
今、撃っているミサイルもかなり強力なものなので悪魔にも大ダメージを与えられる。
これで私の勝ちだ。

「ドラゴンショット!!」
私は突然の下からの攻撃に反応出来ずに直撃して、そのまま真っ逆さまに落ちた。
しまった!小猫さんや木場君に気をとられていた。
完全に兵藤君の事を忘れていた。
これは負けたかな……。
私はそのまま気絶してしまった。

「お疲れ様。瑞希ありがとうね。私の下僕との修業に付き合ってくれて」
私が気がつくとリアスさんが私の目の前にいた。
どうやら、私は気絶してそのまま運ばれたようだ。
「あの?すみませんリアスさん?」
「何かしら瑞希?」
「何で私は今スクール水着を着ているんですか!!」
「服がボロボロだったから着替えさせただけよ」
「他にも服ありましたよね!別に会長に女性服着用を義務づけられていますから女性服服でも文句は言いませんよ。でも、何でスクール水着なんですか!」
「可愛いからに決まっているじゃない」
「何を堂々と開き直っているんですか!!あれ?スクール水着って事はまさか私の下着を脱がせたんですか!!」
「当たり前じゃない、そうじゃないとスクール水着ら着れないでしゃ」
「もももももしかしてリアスさん見たんですか!!」
「何をかしら?」
「下半身についているものですよ!」
私はそう言うとリアスさんはまたニコリ笑顔になって言った。
「可愛いかったわよ。あなたの」


「キャァァァァァァァァァァーーーーーーー!」
私は再び気絶していた。

 
 

 
後書き
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