東方夢想録
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博麗神社 編
博麗霊夢ルート
第24話 フラグ建築家 博麗霊夢
「星花、大丈夫か?」
星花「...ん.....(G...Gがかかるぅ...)」
そのころ霊夢
霊夢「あと...もうちょっと.....あぅ」
そして幾斗
霊夢、大丈夫かな?
まぁ死んでるとかはありえないからな。フッ
とりあえずオレは霊夢が無事であると信じた、いや信じたい
そのころ幾斗の背中では星花がぶんぶんと頭を振っていた
星花「...ダメ」
約20秒後
霊夢の近く(霊夢の屋台)までやってきた
遠くから見る限り霊夢は普通に屋台に立ちちゃんと店番をこなしている
「なんだ、思ったより大丈夫だったな」
オレがため息混じりにそう言うと星花はまた顔をぶんぶんと振った
後ろで星花がそんなリアクションをとっていることに気づかず
オレは安心してゆっくり、霊夢に近づく……すると霊夢はオレに気づき、ニコッと笑い小さな小さな声で
霊夢「よ……かっ………たぁ…」
と言葉を残し倒れた
星花はそれを見てハァとため息をつき
やっぱりなと言う顔した
オレは霊夢が倒れた瞬間何が起きたか理解出来ず、しばし固まった
そして次に出た行動が始まり右足を前に出した
「霊夢、霊夢ぅぅ!!」
気がつけばオレは霊夢を抱き上げて
何度も霊夢霊夢と連呼していた
星花「…心配……ないよ…お風邪」
オレの隣で星花がボソっとそう言った
冷静に考えればそうであった、朝から怪しかったし、病気じゃあこんな倒れ方しないはず
「と、とりあえず…病院だ!! どちらにせよこのままじゃ……」
あ…
「………」
オレの顔がどんどんひきつっていくことに気づいた
病院……何処…?
「クソッ……」
近くにあったベンチに霊夢を寝かせてその辺の周りでびっくりしている人達に「病院は何処にある!?」と怒鳴り挙げた
するとほとんどの人が永遠亭だと答えて逃げるよう去って行った
「場所も教えてくんなきゃわからないよ………」
頭を抱えて自分のメンタルの弱さに浸ってしまいナバース状態なオレ
星花はそんなオレを見てオレの頭を撫でることしかできなかった
何時もオレが星花の頭を撫でるようにだ
?「はぁ~…」
聞いたことのある、いや、今さっき聞いたはずの男の声が聞こえた
?「こんな時の為の親友ですよ幾斗さん♪」
オレは直ぐそいつが誰だかわかった、もう見なくてもわかる
楓だ、文詠 楓だ
「楓っ!!……助けて…」
楓「はい♪ 助けますとも。永遠亭ですよね?」
楓は理解が早いな。流石、記憶正しく清く正しいだけある
楓「さて、僕がその星花?ちゃんを乗せて行きます。幾斗さんは霊夢さんをお願いします!! 先頭は僕でナビゲートしますので」
「わかった、頼むぞ。ありがとう」
オレが顔をあげ、そう言うと
楓が「どういたしまして♪」とお辞儀した
楓が星花を乗せてく………
あれ?…ちょっと待て……
楓が星花をおんぶしようとして
楓が星花の手をとろうとしたとき…
星花が一瞬、桃色の髪の少女に見えた
しかもその少女は血だらけで苦しそうであった…
そして次の瞬間
「やめろ……」
楓「幾斗さん……?」
「やめろ…やめろぉぉ!!……止めてくれ!!!!」
オレは大粒の涙を流し怒鳴っていた
感情は悲しみと怒り、それしかなかった
楓はびっくりした顔でオレを見る
「その子を離せ楓!!」
楓「は、はい…」
楓はその子(星花)の手を離した
「ハァ……ゲホッ…………ハァハァ」
思い出した……
楓が桃色の髪の子を……殺そうとしたこと、思い出した
「あぁ……あぁああああ!!!」
気づけばオレは雄叫びを挙げていた
楓はなにかに気づき
オレに近づくとこう言った
楓「幾斗さん……何か思い出したんですか?……いいえ、思い出したんです、後で聞かせて下さい」
「……ハァ…………ぁあ…」
オレはその楓の言葉に対しコクンと頷いた
楓「とりあえず、僕が霊夢さんを乗せます。だから今度は安心してください」
「……すまなかった……頼む」
オレがそう言うと楓はベンチに寝かせていた霊夢を背中に乗せて空で体勢を整え出した
オレも星花を背中に乗せ、空で体勢を整える
楓「着いてきてくださいよ~?」
楓はそう言いオレに手を振った
「オーライ」
オレは背中に星花を乗せ楓の後ろに着いて行った…
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