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精霊使いの剣舞~剣舞の女神《ヴァルキリー》~

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☆2    出会い

 
前書き
書く時間がない!!
授業して、ラノベ読んで、音楽聴くとか。
もっと時間がほしい!!
  

 
ドゥウウウウウン――

森の向こうから何かが倒れる音がした

「そこに何か問題が発生したかも早く言ってみよう!」

「...」

「...」

なぜか沈黙の二人、しかも頬を赤く染めている

「ど、どうしたの二人とも」

なぜかテンとペストは服を脱ぎ始めた
テンからは綺麗な形をした下乳が、ペストからはいい丸めをしたお尻が...
 って今は見惚れてるところじゃない

「ちょっ、な、何で服を脱ぐの」

僕はあわてながら言う

「だってリンちゃんは女の子の裸が見たいって言ったでしょ?」

「言ってない、言ってない。僕はそんなことを言った覚えはない」

僕は手を左右に振った

「本当ですか?でもさっきの音は禊の場から来た音ですよ」

「ほんとだよ!僕はただ何が起こったのか見に行きたいだけだよ!」

「わかったよ、今回だけは信じてあげるよ。そらじゃあ行こう、もしかしたら魔人級の精霊とかが暴れているかも!レッツゴー!」

「そう決まれば行きましょう。リンさんしっかり掴まっててください」

「ちょっと待って今から〈飛翔(フライ)〉の魔術をとな―――――」

唱えると言いたい僕は突然テンとペストにつかまれて、猛スピードで飛び出した

「うわあああああああああ――――――」


    ☆★☆



  三分後

「ハア、ハア、ハア、ハア」

僕は荒く息を上げている

「リンちゃんなんで息を上げてるの?飛んだの私たちだよ」

「そうです、リンさんは私たちにつかまって悲鳴を上げてただけ、なぜ息を上げてたのか気になります」

テンとペストが質問してきた
僕はちょっと怒ってきた

「突然つかまれて猛スピードで目的地まで飛ぶ。心の準備ができてても、普通の人間ならとっくのとに気を失っているよ」

「ごめんね、リンちゃん。次は速度を落とすから怒らないで」

「すみません。次わきおつけます」

二人はちゃ~んと反省しているようだ
僕はもう怒らないとしよう
こう見えて、実は二人ともいい娘なの

「もう怒ってないよ。それよりここ学院からすご~く離れてない?」

今度は僕が質問する

「歩くなら2~3時間かかると思うよ!」

「でも私たちは飛べますから最大速度でも10分ぐらいかかります」

テンとペストはそれぞれの答えを出した

「そんなに遠いのか~」

変な所に感心しているときに僕はちょっとした違和感にきずいた

「テン、ペストなんかここ熱くなってない?朝だし、森の中だし」

「そうですね、さっきいた所よりかすかに温度が上がってます」

ペストが返事してきた

「ここ水辺なのになんで?」

テンが僕とペストに質問してきた

「たぶんあの娘のせいだよ」

僕は返事をしてあるところに指差した
指差した所に『裸』で赤髪の少女が一人いた
彼女は森の中で真紅の斬閃を縦横無尽に舞う
正直僕はその美しい剣舞に見惚れていた
そして彼女の手には多分、精霊魔装(エレメンタルヴァツフェ)である鞭を握っていて、鞭には灼熱の炎が纏っている。
その少女付近の木々は切り倒れ、対面にいる誰かと対立しているようだ

「あの娘ってたしか同じクラスのクレア・ルージュ。火精霊使いだったかな?」

とテンが言う

「あ!リンさんあの娘が!」

ペストは叫んだ
僕は振り向いた直後。あたりの木々を薙ぎ倒し、巨木がクレアへと倒れこんだ
ドオオオオオオオオンッ!!
耳をつんざくような轟音が僕に襲い掛かり、水柱が盛大に立ち上る
そして池の水が豪雨のように降りそそいだ

「だ、大丈夫ですか~」

僕は倒れこんだ巨木のところに走り叫んだ
でも返事が来ない、代わりに少しはなれた所からクレアの声がした
「う、ん......」

声がしたほうへ振り向いた僕たちはあることに驚いた
そう一人の少年がクレアにのしかかっていた
でも少年はまだ僕たちにきずいていない

「......えーっと、大丈夫か?その怪我とか」

少年はクレアに聞いた
こくり、とうなずくクレア

「あのそこの変態さん、早く彼女から離れたほうがいいよ、命のために」

と僕は警告する

「えっ、あんた誰」

少年は聞いてきた

「人に名前を聞く前に、自分から名乗ったほうがいい。それとも、そこの変態さんはそれぐらいの常識も知らないの?」

と僕は久々に本気で怒った。多分クレアを僕の好きな人に見間違えたのだろう。まあ姉妹だからちょっと似ているかも

「カゼハヤ・カミト。俺はカゼハや・カミトだ、そして変態なんかじゃない。」

「お~リンちゃんの毒舌モード久々に見た~」

「でも全開じゃないですね」

「僕はクニエ・リン。リンでいいよ」

と僕は自分の名前を言い出す
そして変態――――訂正カミトは立ち上がろうとした

「んっ、や、ひやんっ――」

クレアの濡れた唇からもれる甘い声
数秒の沈黙

「な、なななな、ななな、な、に、をしているのよ、こ、こここ、この―――」

クレアの唇がわなわなと震えていた

「この、ヘンタイ―――――――――ッ!」

「ごはっ!」

「僕は警告したよ」

「リンちゃんの警告を聞かなかったからこうなったのよ」

「リンさんの警告を無視したから自業自得です」

クレアはカミトのみぞおちを膝で思いっきり強打し、少年は水の中に倒れこむ
そしてその手には一瞬で再び精霊魔装(エレメンタルヴァツフェ)が握られていた

「ち、ちがう、誤解だ!まて、それはほんとに死ぬ!そこのおまえら何とかしてくれ――――」

「いやだ」

「自業自得」

「いやだよ♪」

先に僕、次にペスト最後にテンが言う

「う、うるさいヘンタイッ、いっぺん死になさい!」

振り落とされる鞭

「ぎゃあああああ―――!」

絶叫するカミト
カミトの身体は空高く舞い上がった

僕は苦笑し、テンは爆笑、ペストは笑いをこらえている

 
 

 
後書き
第二話終わりました~
いかがでしょうか?
感想お願いします!!

クレア
「感想くれないと、消し炭にするわよ!!」 
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