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時空を渡る精霊

作者:蒼鈴六花
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昔話と再戦

朝、高町家庭にて

フェンリルのムーと人の状態のユーノが見守る中、エミルによるなのはの特訓が行われていた。
二人ともバリアジャケットを着て、レイジングハートとスピリットハートを持っている。

「おいおい、もうばてたのか?」

「も、もう2時間以上もやってるんだよ?なんでお兄ちゃんはばてないの……?」

息切れしたなのはが、苦しそうに答える。

なのはが、強くなりたいと言い始めたのをきっかけに、朝早く起きて学校に行くぎりぎりまで特訓することになった。

「休憩もしただろ?」

「したけど……全然足りないよー」

なのはのツインテールになってる髪がなのはの状態に合わせるかのようにへたっとなっている。よほど疲れているらしい。
反対にエミルのアホ毛は活き活きとしているが……

二人の髪は感情とリンクでもしているのかとユーノとムーが二人の会話を見ながら思ってたり思ってなかったり……

「体力がないだけだと思うがな」

「確かに体力ないけど……」

「明日からランニングでもするか?」

「ええーーー!無理だよー!!」

そんなやりとりをしていると桃子が来た。

「皆ー朝ご飯できたわよー」

「はーい!ご飯できたって早く行こう!」

「もうそんな時間か」

「なのは、ランニングするなら僕も一緒にやるよ」

「わう!」

「ユーノ君ムーちゃん……」

「ムーの散歩と平行してやるのも良いかもな」

「わふ♪」

そう話しつつ、三人と一匹で家の中に入っていった。



学校にて

休み時間になったとたんなのはは、机に突っ伏して寝てしまった。
すぅすぅと寝息を立てるなのはを見てアリサとすずかは心配そうな顔をする。

「どうしたのよ。なのはは」

「ねえ、エミル君は知ってる?」

二人はこちらを見てたずねてきた。

「ああ、少し特訓してな」

「なんの特訓よ」

「戦闘」

「なんでそんな特訓しなきゃいけないのよ」

ますます分からないと言った感じでさらに質問する。

「勝ちたいやつがいるからだ」

「誰によ」

「それは言えない」

「なんでよ!」

アリサは若干怒りながら言う。

「事情があるからな」

「どんな事情よ!危ないことじゃないでしょうね!」

ずっと黙って話を聞いていたすずかもそれは気になるのか真剣な顔でこちらを見てくる。

「危険なことになるなら最初から特訓なんてさせないさ」

「本当なんでしょうね……」

「本当だ」

その言葉にアリサとすずかはほっとした表情になった。

「ふぅ、どうやら本当のようね……でもどうして特訓してること、今まで秘密にしてたのよ」

「つい最近始めたばかりだからだ」

その後は休み時間が終わるまでその話が続き、休み時間が終わる頃になのはを起こして話は終わりになった。



下校中にて

今日の話題は昔話。
出会った頃からは考えられないほど仲良くなったねとすずかが言い始めたことがきっかけになり、その時の話になった。

「あの時、なのはがアリサをひっぱたいたことには驚いたな」

「あ、あの時は、そのすぐに止めなきゃって思って……」

思い出してちょっと恥ずかしくなったのか、少し顔を赤くして答えるなのは。

「私も驚いたわ、突然出てきて頬を叩くし」

「あの時はごめんねアリサちゃん……」

「もうそのことは謝ったでしょ」

「そうだったね」

あの時、休み時間中になのはが唐突に走り出して気付いた時には、アリサを叩いていた。
その後、すぐに大喧嘩になってしまったが。

「叩いた後は大喧嘩になっちゃったど、問題はその後ね……」

なにやらまた思い出したのかこちらを見てくるアリサ。

「あの時、私はおろおろしてるだけだったけど、エミル君が助けてくれたんだったね」

すずかは微笑みながらこちらを見る。

あの時、最初は状況が分からなかったが、なのはの叩いた後に言ったこととアリサの持ってるものやすずかのようすからなんとなく察したのだが、その時にはなのはとアリサの大喧嘩になっていた。

そして、すずかと一緒に喧嘩を止めることになった。

「俺は手伝っただけだ。すずかが頑張った結果、喧嘩は止まったんだよ」

「ううん、エミル君が一度二人を止めてくれたから……」

「あの時のエミルは確かにすごかったわ…腕組んで仁王立ちしながら一喝で止めるなんて」

「お兄ちゃん怖かったね……」

そんな風に見えていたのか……

「すずかも迫力あったわね。普段からは考えられないからとっても驚いたし」

「そ、そんなことないよ。エミル君に比べたら迫力なんて……」

「いや、確かにあの時のすずかは迫力がかなりあった」

俺が一度止めてから、完全に二人の喧嘩を止めたのはすずかだしな。

「喧嘩を最後に止めたのはすずかちゃんだったね」

「でも、喧嘩が終わった後、私達はエミルに保健室まで引きずられて説教されるとは思わなかったわ」

喧嘩が終わった後、二人は若干怪我をしていた。だから保健室に連れて行ってついでに、説教もした。

「結局次の授業が始まるまで説教されちゃったんだったね」

「エミルに言われて、私たちで謝りあったわね」

「その時に、私も叩いたことをアリサちゃんに謝ったね」

なのはもアリサを止めるのはいいが、いきなり叩くからな……
「先に手を出したほうが悪い」まぁよく聞くセリフだ。

場合によるが、あの時のなのはの場合はちょっとな……行動に関しては説教したが、でも止めようと思ったことは褒めた。それは大切なことだから。

「でも謝った後、最初はギクシャクしたけど、すぐに仲良くなれたよね」

「そうだね」

「それから今みたいに四人でいることが多くなったんだよな」

そうやって話した後、アリサとすずかと別れてなのはと家に帰った。



家に帰った後、少し休憩を挟みなのは、ユーノとジュエルシード探しに行くことになった。

晩御飯までには戻るように言われていて、もうそろそろ時間になりそうだった。

「あー、タイムアウトかも……」

「そうだな、今日はこの辺にして帰るか」

ユーノは自分一人でもう少し探したいといった感じだが、人であるとばれてるので晩御飯には戻らなくてはいけない。

三人で帰ろうと歩き出した時だった。突然広い範囲に魔力を感じる。

「「!!」」

「こんな街中で強制発動!?広域結界間に合え!!」

ユーノが咄嗟に動き広域結界を張る。

「レイジングハートお願い!」

「行くぞ!スピリットハート」

俺たちもすぐさま変身する。

「なのは!あの子達より先に封印を!」

「練習の成果を試すときだ!」

「うん!わかった!」

なのはは、レイジングハートを変形させ封印の準備し撃とうとするが、若干相手のほうが先だった。
なのは達は、それぞれが呪文を唱えそして二人の砲撃がジュエルシードにぶつかった。

ジュエルシードは封印され宙に浮いている。

「成功だ」

「ああ、回収しに行くぞ」

「うん!」

そして、ジュエルシードに近づいたところでアルフが上から襲い掛かってくる。それをユーノが防ぐ。

ユーノのプロテクションの強度はかなり高い、毎日特訓に付き合ってるが日に日に強度が増している。

ユーノが攻撃を防いだことで防御を解除すると、フェイトが電灯の上からこちらを見ていた。

「ほらなのは、自己紹介するんじゃなかったのか?」

「うん」

そう言うとなのはは一歩前に踏み出す。

「この間は自己紹介できなかったけど、私なのは!高町なのは!聖祥大附属小学校3年生!」

フェイトはそれを無言で聞き、バルディッシュを鎌のように変形させる。
なのはと俺はそれぞれ武器を構える。

「お兄ちゃん……私、フェイトちゃんと一人で話し合いたい」

「戦うんじゃなくて話し合いなんだな?」

「うん」

「そうか、なら行って来い。使い魔のほうは俺とユーノが抑えておこう」

「ありがとうお兄ちゃん」

そう言ってなのはは、フェイトのほうに飛んでいった。

「さて、ユーノ。準備は良いか?」

「うん、どこまで出来るかわからないけど、僕なりに戦って見せるよ」

「よし、それじゃあ行くか!」

「うん!」

俺たちとアルフとの戦闘が始まった。

まず、アルフが突っ込んで来る。どうも接近戦が得意らしい。
だが俺に殴りかかろうにも全てユーノが防ぎきる。

「っく!!」

攻撃が通じなかったためか一旦距離を置きユーノに向かって攻撃してきたが、ユーノはそれも防ぎきり、俺がその間に攻撃する。
戦闘中になのはとフェイトの話し声が聞こえる。話し合いがうまくいくと良いがと思っていると……

「フェイト!答えなくていい!!優しくしてくれる人たちの所でぬくぬく甘ったれて暮らしてるようなガキんちょになんか何も教えなくていい!!あたし達の最優先事項はジュエルシードの捕獲だよ!」

その言葉になのはの動きが一瞬止まりフェイトは攻撃態勢に入る。

「ちょっと待てそこの犬……」

低い声が辺りに響く、アルフはビクッとして声のしたほうに向く。

「あ、あたしはい、犬じゃない……」

相手の声が震えてるが気にしない。

「訂正しろ……なのはは、甘ったれたガキじゃねぇ……」

「お、お兄ちゃん……」

「エミル……?」

アルフだけでなくなのはやフェイトまでこちらを見て止まっている。ユーノも後ろで固まってるようだ。

「最初は偶然で巻き込まれただけの戦闘経験もないやつがここまで強くなってんだ。甘ったれのガキにはこんなことはできねぇよ」

それを聞いたフェイトは

「……確かに、少し前まで素人だとは思えないほど強くなってる」

「ふぇ、フェイト!?」

「フェイトちゃん……」

「アルフ……」

じっとアルフを見つめるフェイト。

「うっ……わかったよ。甘ったれたガキじゃないって訂正してやるよ……」

それを聞いてから俺はフェイトのほうに向いて。

「ありがとなフェイト、なのはを認めてくれて」

「!……お礼を言われるようなことはしてない」

「俺が言いたいから言ったんだ。……さて、そろそろ終わりにしたほうがいいな」

俺は、フェイトのほうからジュエルシードの方に向く、さっきからジュエルシードが脈打ってるかのように力を発してる。
封印はされているが、回収を急いだ方が良いだろう。

全員がジュエルシードの方に向いて、緊張した空気が流れる。

「……悪いけど、ジュエルシードは渡すわけにはいかない」

「私も渡すわけにはいかないの」

上空でなのはとフェイトはお互いを見て、ジュエルシードに向かって飛んだ。
そしてジュエルシードにそれぞれのデバイスをほぼ同時に突きつける。

その瞬間、二人のデバイスに罅がはいり強い光が辺りを覆った。







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原作では暗い話になってましたがこの小説は明るくしました。
士郎さんの事件の時もエミルがいたためになのはの性格に変化を及ぼしていたり…
この話、書くべきなのか…?

原作よりやや明るくなってるなのはです。
そしてユーノは原作より強く?なっていく…

今回の話でアルフアンチかと思われる方がいるかもしれませんが違います。
アルフは個人的には良いキャラだと思っているのでアンチする気はないです。

では、誤字・脱字・感想・アドバイス等お待ちしております。
 
 

 
後書き
ムーちゃんは高町家のペット化したようです。

 
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