リュリュちゃん日記

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ソルムンド暦１７７年７月２５日

私、もうキアリーを使える様になりました。
修道長様が「リュリュは魔法を憶えるのが他の子より早いですね」って褒めてくれました。お母さんが「リュー君の血のおかげでリュリュは魔法の天才なのね！」って抱き締めてくれました。

もっと沢山の魔法を憶えて、お父さんの様に沢山の人を救える大人に私もなりたいです。
だから私、決めたんです！
剣の練習もすることに！

お母さんに言ったら最初は反対されました……
でも、アンジェラさんやデルコさんがお母さんを説得してくれました。
だから今日からデルコさんが私の剣の師匠です。

デルコさん改め、デルコ師匠に銅の剣を貰い基本的な型を習ったら、今日一日は打ち込みの練習です。
デルコ師匠は「さすがリュカさんの娘さんです。飲み込みが早い」って驚いてました。

本当かな？
私、遊びで剣を習うつもりはないので本当の事を言ってほしいです。

そう言えばお母さんは、まだキアリーを憶えられないみたいです。
魔道書と睨めっこして「う～んう～ん」って唸ってました。
お母さんには悪いけど、私は明日からスカラの魔法のお勉強に入ります。

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