仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第百十七話 調査の開始その九
「雨流さんって凄いですね」
「みねねでいいよ」
みねねは己のその髪を洗いながら静香に返した、シャワーが傍にある浴室の鏡の前に風呂の椅子で座っている。
「そう呼んでね」
「そうですか」
「それで何が凄いんだい?」
「スタイルが」
その身体がだ、凄いというのだ。
「胸もウエストも」
「そんなにいいかい?」
「モデルいえグラビアアイドルみたいですよ」
静香は浴槽の中にいながらみねねを見て言う、そして。
一緒に浴槽の中にいる由乃と椿も見て言うのだった。
「由乃ちゃんも椿さんも」
「えっ、私もですか!?」
「そんなに凄いでしょうか」
「椿さんも小柄ですが」
一見とそうは見えない、しかしだというのだ。
「実際は」
「ううん、別にと思いますけれど」
「それ程でしょうか」
由乃と椿はこう言う、しかしだった。
恵もだ、浴槽の中で自分の左右にいる日向とまお、特にまおの胸を見てかなり引きながらこう言った。
「この街の人って皆そうなのかしら」
「愛さんも」
静香はみねねの横で彼女と同じ様にして座って身体を洗っている彼女も見て言った。
「凄いスタイルで」
「これでももう母親よ」
「あたしもね」
みねねは笑って言って来た。
「子供がいるよ」
「えっ、そうなんですか」
「見えないかい?」
「はい、とても」
子供を産んだ様にはというのだ、そのスタイルは。
「綺麗ですから」
「結構身体も動かしてるしね」
「だからなんですか」
「あたしはこの身体なんだよ」
「そうですか、身体を動かしてるから」
「太ってないんだよ」
「やっぱり身体を動かさないと駄目なのね」
静香はこのことを確かな顔になって述べた。
「私もダンスを続けないと」
「私は身体を動かしにくいですが」
椿はこのことを残念そうに述べた。
「しかし」
「歩くといいですね」
「いつもそうしています」
こう静香に答える。
「健康の為に」
「そうしているんですね」
「やはり私もスタイルは維持したいです」
椿はこの女心を見せた、そのうえでの言葉だった。
「ですから」
「まあ戦っていると太らないね」
みねねはこのことは間違いないと話した。
「少なくとも」
「トレーニングも行うから」
恵も言う。
「太らないわね」
「そういえばライダーの人達って皆体格ええな」
「そういえばそうよね」
まおは日向のその言葉に頷いて答えた。
「紅さんも名護さんも」
「登さんにしても正音さんもなあ」
「皆さん背が高くて」
「ちょっと見上げてもうたわ」
「そういえばそうだべ」
かまども湯船の中にいる、そこから言うのだった。
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