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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第百十七話 調査の開始その五

「平坂さん確か目が見えないんですよね」
「残念だがな」
「それにしてはどうも」
 その動きを見ての言葉だ。
「自然ですね」
「確かに目は見えないが他の感覚はある」
 それでだというのだ。
「第六感もな」
「だからですか」
「そうだ、私は普通にこうして行動出来る」
 そうだというのだ。
「目は見えずともな」
「だといいですけれど」
「人は目だけでjはないのだからな」
 平坂は笑って言う。
「私には耳も鼻も口もある、そして脳と第六感も」
「わかりました」
「ただ。この人の場合は」
 秋瀬はその平坂を見つつこう言った。
「見えてるんじゃないかって思えるね」
「確かに。今だって」
「若しかして本当は」
 雪輝も由乃もあらためて平坂を見て言う。
「見てるんじゃないかなって」
「思うよね」
「いや、だから見えてはいない」
 このことは確かに言う平坂だった。
「私はな」
「ううん、その動きも」
「色までわかってないと出来ないことだってしてたし」
 このことも言う由乃だった。
「おかしいところあるわよね」
「ひょっとしたら透明なブーメランとかも」
 ここでだ、雪輝なこれを話に出した。
「苦戦するとかは」
「あるんじゃないかしら」
「私は信用がないのか」
 ここでだ、平坂はこう察したのだった。雪輝と由乃があくまで自分が見えているのではないかと言うのを聞いてこう言ったのである。
「そうなのだろうか」
「そもそもですが」
 今度は椿が言ってきた。
「貴方はご自身をモデルにしたキャラクターを当教のマスコットキャラにしておられますね」
「それはその通りだ」
「しかし私達は公認していませんが」
「そうだったのか」
「お店にしましても」
 海辺の近くで彼が営業しているその店もだ。
「強引に決めてしまわれて」
「駄目だったのか」
「ですから強引に決められましたね」
 御目方教としては困るというのだ。
「どうにも」
「私は迷惑だったのか」
「あまり無闇に教団の名前を出されるのは」
 どうかというのだ。
「我が教が胡散臭く思われます」
「実際にあんたかなり怪しいからな」
 来須も容赦なく言う。
「一歩間違えたら変質者として逮捕しないといけない人だ」
「実際に逮捕しようかっていう話出てましたよ」
 西島もみねねの横から言って来た。
「平坂さんについては」
「何ということだ、世界に正義は認められないのか」
「ですから行動が不審なんです」
「その格好もな」
「違法の疑い強いんですよ、何をするにしても」
「では私は悪なのか」
 自責に傾きだした、あまりにも言われて。 
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