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バカとテストと召喚獣~兄と私とFクラス~

作者:ハマT
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第三十三問姫路、明久vs. 桐ヶ谷リュウヤ

 
前書き
今回はバカテスト二本立て

問題
日本史
フランシスコザビエルが両手で表している十字架を運んできた海中の動物を答えなさい

吉井明久の答え
カニ

先生のコメント
正解です。今回はちょっとした豆知識でしたが正解者は吉井くんだけでした。

坂本雄二の答え
カモメ

先生の答え
海中の生き物です

如月鈴の答え
イルカ

先生のコメント
両手で表してください

土屋康太の答え
クリオネ

先生のコメント
両手で表してください

木下秀吉の答え
イエスキリスト

田辺康の答え
天使
先生のコメント
・・・・・・・・

家庭科

オムライスのご飯の色である赤色は何で着色しているか

吉井明久の答え
ケチャップ

先生のコメント
正解です特にありません

姫路瑞希の答え
フェノールフタレイン溶液

先生のコメント
どこから突っ込んだらいいのかわりませんがとりあえず科学の時間ではありません

笹本一真の答え
血液

先生のコメント
・・・・・・・・・え?ちょっと待ってくださいそんなもので着色したらオムライスを食べれなくなります

如月鈴の答え
血液

先生のコメント
あなた方兄妹は一体・・・
 

 
「お姉様」
布施先生と戦っている。ウチに美春が話しかけてくる。
「何?」
「昨日はスミマセン私のせいで悲しい気持ちにさせてしまって……」
多分美春が言っているのは昨日の事……。それを思い出すと悲しくなる。アキはウチの事男だと思っている。そう考えていると美春が再び話しかけてくる。
「お姉様あのブタはお姉様の事を男とは思っていませんでした。お姉様の事を素の自分で話すことのできるたまに見せる仕草が可愛い魅力的な女の子と思っていました」
その言葉を聞いて胸が熱くなる。アキはウチの事そんなふうに見ていたんだ。ウチはアキの事を誤解していた。そう考えると今まで胸につっかえていた何かが消えるような気がした。
「美春ありがと。」
後でアキに謝ろう。そう思い手に力が入る。すると何か違和感を感じた。右手のなかにオレンジ色のビー玉が入っていた。それよりも今はこの戦い。後布施先生は200点ほどしかない。早く倒して助けるからねアキ………

僕の召喚獣が桐ヶ谷先生の片手剣とぶつかりあい小競り合いが始まる。でも僕は先生相手に真正面から戦うことはしない。横から腕輪で呼び出していた副獣で殴りかかる。それを桐ヶ谷先生は僕の木刀を中心にして回転して後ろに回り込みかわす。そしてそこに姫路さんが腕輪で熱線をはなつ。絶妙なタイミング。これはかわせない。
「きくかよ!!」
桐ヶ谷先生は剣を構えると熱線に突っ込む。そして熱線が桐ヶ谷先生に命中した後その場には無傷の桐ヶ谷先生の姿があった。…………え?もしかして…………
「熱線を切った?」
でないとあり得ない。てかそもそも熱線を切ること事態あり得ない。
「明久くんごめんなさい私のせいで……」
「いいんだ姫路さん。タイミングはうまくいってる次はもう少し近づいて切られないようにしよう」
と言っても流石にキツい。頼みの熱線がきかないとなるともう少し接近する必要がある。でも………
『 F クラス姫路瑞希 &F クラス吉井明久 vs. 教頭桐ヶ谷リュウヤ
数学 428点 45点 954点』
この点差ならかすっただけで戦死だ。でもそれを怖がって近付くのをやめたら倒せない。………………待てよ。そう言えば昔………。桐ヶ谷先生からいくつかの教訓を教えてもらった 事がある。そのなかに一つこの状況を打開する方法に近い教訓があった。それを使えば……
「姫路さん僕に作戦がある」
僕はそういって姫路さんに耳打ちする。少し顔が赤かったけど取り合えず作戦はうまく伝わった。後はそれを決行するだけ。
姫路さんの召喚獣が熱線をはなつ。それを桐ヶ谷先生は予想道理切る。
「?!」
その影から僕の召喚獣を走らせ切りつける。でもそれは桐ヶ谷先生に受け止められる。
「今のは危なかったな後はさっきと同じか」
桐ヶ谷先生の言うとうり僕は再び横からもう一体の召喚獣で攻撃する。それをさっきと同じように桐ヶ谷先生は後ろに回り込みかわす。
「惜しかったなこれでお前らの負けだ」
確かに桐ヶ谷先生にこれまでの攻撃をかわされ僕の点数は低い。しかも二体ともバランスを崩してスグに反撃できない。僕の召喚獣は!!
「それはどうでしょう桐ヶ谷先生!!」
僕の召喚獣がダメなら姫路さんの召喚獣で攻撃すればいい。桐ヶ谷先生のかわしたさきに姫路さんの召喚獣が走り込む。そして桐ヶ谷先生の頭を掴みゼロ距離で熱線をはなつ。桐ヶ谷先生の召喚獣は頭から上を熱線で焼かれて焼失、さらにその直線上にいた僕の召喚獣の一体も熱線に焼かれて消滅している。流石に桐ヶ谷先生もこれには耐えられず戦死だ。
「三段攻撃に見せかけて四段かとっさにこんな作戦思い付いたな」
「昔桐ヶ谷先生言ってましたよね。失敗すれば何度でもやり直せばいいって」
だから当たるまで攻撃を続けるつもりだった。それが何千、何万回になろうと。それにさっき消えたのは僕の副獣。僕の腕輪は主獣が戦死しない限り副獣が戦死しても戦死扱いにならない。ただしその試召戦争で副獣は呼び出せないけど
「立派になったな二人とも」
そういって桐ヶ谷先生は補習室に向かう。そしてそれと入れ替わるように……
「四人も教師がやられるとはなここからこの俺も参戦するか」
教師陣最強最悪の相手、西村先生こと鉄人。
「サモン!!」
その鉄人が召喚獣を呼び出す。しかしその足元には何も現れなかった。
「?!どういうことだ!!サモン!!」
再び鉄人が呼び出そうとするも何も現れない。それどころか僕と姫路さんの召喚獣が突然消滅した。
「え?」
「何で?急に……」
どうやらそれは僕達だけでなく他の皆もそうみたいだ。後ろからざわめきが聞こえてくる。一体何で…… 
 

 
後書き
明久「バカテストに家庭科がある理由って?」
雄二「文月学園には家庭科に美術、音楽っいった試召戦争で使わないけど授業やテストは普通にあるって教科があるんだとよ」 
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