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トワノクウ

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注意書き

 
前書き
 かなりイロモノです。
 勝手に原作の謎解きをしました。
 不遇な原作キャラがたくさんいます。
 かなりイロモノです(大事なことなので2回言いました)。
 それでも許せる方のみお読みくだされば幸いです。 

 
【注意】

・作者が今作を書き始めたのは原作第8巻が刊行されていた時期ですので、9巻以降の内容が反映されていないシーン・展開がございます。
・今作の時間軸は原作終了後を仮定しており、いまだ謎解きされていない部分は作者の妄想によって補っております。よって読者様には「俺の考えるあまつきと違う!」という部分が多々出てくるかと存じます。(例 千歳萌黄=ちとせさん=帝天)
・今作は「鴇が個々の仲間の問題は解決できたけれど、大局に間に合わず帝天に自ら就任した」という前提でございます。
・鴇と朽葉がほぼ両想い的な関係です。
・主人公を務めますのは「ぼくのかんがえた○○の息子・娘」でございます。
・天座の身体面は8巻時点での設定でございます(梵天は『梵天』のまま、空五倍子は巨大、露草は符あり)。
・逆境に立たされている、ひどい目に遭っているキャラクターが大勢います。

 以上をご了承いただけた方のみ下の説明にお進みください。














【本作独自の設定】

・あまつきの基盤は帝天の明晰夢。よって帝天はあまつきの維持管理に当たって眠らなければならない。夢の脳波を脳インターフェースで抽出し、他の被験者の脳波と合わせることであまつきが形作られる。
・千歳萌黄はあまつきを管理するため起床より睡眠のほうが長い生活を送っていた。蘇枋の死後は完全に昏睡。
・あまつきを含む千歳コーポレーション(というより漆原)の仮想現実実験は世間に公表され、紺が解決したことになっている。この大事件で漆原は今度こそ実刑。
・鴇は紺の協力で「夢を見るために必要と思われる機能」全てをあまつき(仮想世界)に(データとして)残すことで永続的な睡眠を免れた。
・今作の時代では体感型のヴァーチャルゲームが隆盛で、現代っ子なら一度は必ず遊んだことがあるほか、立体映像を用いた疑似動物園や水族館などもある。



【オリキャラ】

篠ノ女(しののめ) (くう) ※作中表記は「くう」。
 篠ノ女紺と千歳萌黄の娘。16歳、高校1年生。
 クラブの仲間と遊びに出かけた先で、体感型3Dゲームプレイ中に気づけばあまつきにいた。
 鴇と同じように鵺に襲われて朽葉に救われ、沙門の寺に居候することになる。
 ゲームでセレクトした背中露出のドレスを着て、武器の大鎌を持ってきていた。普段着は着物に西洋エプロン。
 紺に似て料理が上手い。容姿は萌黄の若い頃と瓜二つ。

長渕(ながぶち) (かおる)
 くうの同級生。くうと一緒に遊びに出かけた一人。
 あまつきに飛んだいきさつはくうと同じ。ただし、くうより1年半ほど長くあまつきにいる。
 黒鳶に拾われ、陰陽寮の妖使いとして訓練を受ける。師匠の黒鳶との仲が芳しくないのが目下の悩み。
 記憶をなくしていて、くうたちのことも彼岸のことも覚えていない。あまつきでは「藤袴」と名乗っている。

中原(なかはら) (じゅん)
 くうの同級生。母親は鴇と紺のクラスメートの「中原さん」。
 あまつきに飛んだいきさつはくう・薫と同じ。ただし、くうより2年長くあまつきにいる。
 当代銀朱(not菖蒲)に妖が視える目を見出されて坂守神社に仕える。神社での役職名は「潤朱」、銀朱の秘書。鶴梅の後任に当たり、巫女たちを束ねる。
 日本刀とダブルアクションのピストルを武器に、当代銀朱の命を受けて妖狩りを行う。
 彼岸にいた頃は好青年だったが、あまつきで荒んだ生活を送ったらしく言葉遣いが乱暴になった。



【今作での原作キャラ】

朽葉
 出家はしていないが、得度して尼の恰好をしている。刀は今も持ち歩く。
 妖が認知された世間では妖祓いとして持てはやされる一方で、犬神の噂を知る者からは嘲笑されている。ただし本人は気にしていない。
 鴇の眼帯と紺の髪紐を大事に保管している。
 鴇との交流と別れで心境に変化があり、人前では女らしくふるまうようになった。
 協力を頼まれた時だけ陰陽寮と協力して妖祓いをしている。

沙門
 廃仏毀釈の気風で寺の維持が難しくなってきたので、佐々木の斡旋で剣道道場の教官をしている。
 鴇と紺の詳しい事情は知らないまま終わったものの、朽葉の様子から二度と会えないことは察している。

梵天
 天座の主として、人との抗争が激しくなった妖を統率し、山野に引き上げさせたりしている。
 初期の目論み通り鴇を帝天に据えることに成功するも、予想以上に鴇に心を許してしまったため、鴇を犠牲にした平和に釈然としないものを感じている。眠りにつくたびに帝天と面会できる特権を利用して鴇と接触しようとするも、なぜか鴇のほうから拒絶されている。
 露草のために万能の癒し手「鳳」を探している(後述)。

空五倍子
 鴇に巨体と翼を戻してもらったので初期の姿。相変わらず梵天の「駕籠」をしている。半の意識はすでに分離している。

露草
 天の事変後に天座を離れて諸国を放浪していた。そのため物腰が落ち着いた。
 平八が厄介事に巻き込まれた時に彼を庇って傷を負い、1年前から昏睡。梵天によって塔に保護されている。

煤竹
 今も変わらずごろつき連中を束ねて遊び歩いている。梵天との縁も続いている。

菖蒲 ※銀朱のこと 作中表記「菖蒲」
 鴇と梵天に助けられて新しい体を得るも、鴇が知る彼のイメージで再構成されてしまったため妖混じりの体のまま復活。
 銀朱の地位を辞して鶴梅と共に野に下る。その後、鶴梅と結婚。
 しかし妖への排斥風潮が強まったことで追われ、道中鶴梅とはぐれた。再会した鶴梅は相好の判別もつかない焼死体だった……
 その後は小さな村の山奥にある学舎に落ち着き、教師くずれとして生計を立てる。

鶴梅
 菖蒲救出後、彼と共に下野し、夫婦となる。故人?

平八
 もと江戸の木戸番。朽葉と似た境遇の異人の娘を匿ったことで一度江戸を離れる。
 逃亡中に異人の娘を追ってきた村衆の発砲に倒れた露草を心配している。
 今は菖蒲の学舎で雑用係(校務員)をしている。

佐々木
 士族。陰陽寮が朝廷に接収されて以後も寮の頭目を続けている。
 約束通り(?)紅鳶を娶った。

紅鳶
 佐々木に嫁いで一線を退く。鬼面の餌は兄たちに取ってきてもらっている。子供はいない。

黒鳶
 萬屋の若旦那あらため主人。紅鳶が嫁いだので道楽若旦那はおしまいにしてきちんと店を経営。
 1年半前にひとりの妖憑きの少女を拾い、弟子として教育している。初めての「師匠」の役目にかなり戸惑っていて、弟子との距離を測りかねている。

緋褪
 佐々木の右腕として今も陰陽寮のまとめ役。

藍鼠
 妖との争いが激化したため寮の医師のまとめ役として奔走している。
 弟子の育成報告を聞いては黒鳶をからかったり。

萱草
 朽葉の想いを知り、朽葉の使用人(白児)としての立場に甘んじている。その分陰陽衆との交流が増え、仲間との仲が深まった。

当代銀朱 ※作中表記「銀朱」(混乱させる表記ですみません…)
 銀朱の「体」を元にした、「銀朱」の役目に忠実な姫巫女。
 梵天に毛嫌いされている。一度だけ梵天と戦ったことがあり、圧倒的大差で負け、その時に顔に負った傷が今も治らないという「不治(なおらず)の呪い」を負っている。
 妖排斥を推し進める張本人。上記の呪いから妖を憎むようになったため。

真朱
 銀朱↑の妹として、巫女長として神社を切り盛りしている。
 当代銀朱が呪いを負ったことで、彼の支えになりたいという心理が影響して肉体が年相応に成長する。今は16歳程度の外見。
 しっかり者のようにふるまっているが、甘えたがりな面は残る。

六合鴇時
 当代帝天。人・妖を束ねて先代帝天に挑むも、直前での夜行による仲間の分断やあまつきの真実を知ることによって、自ら帝天に就任。
 その後、彼岸に帰った紺の奔走によって永続的な眠りはまぬがれるも、心や記憶をあまつきに置いてくることになってかなり様変わりした。
 あまつきの彼は帝天、彼岸の彼は中学教師となる。
 彼岸の鴇は篠ノ女一家と家族ぐるみの付き合いをしている。未婚。

篠ノ女紺
 記憶は戻っている。帝天となった鴇に「必ずそこから助け出す」と約束した。
 復元とバックアップを売りとするIT企業、東雲コーポレーションを立ち上げる。今は千歳萌黄と結婚して一児の父親。



【原作未登場のためほぼオリキャラ同然のキャラ】

千歳萌黄
 鴇や蘇枋が「ちとせ」と呼んでいた人物。千歳コーポレーションの娘で、帝天その人。
 梵天にかつて特権を与えた。
 帝天の座を降りて現実世界に帰ってからしばらく、ある利害をもって紺と結婚、娘を産んだ。



 以上の登場人物の設定をご了承いただける方のみ本編にお進みください。 
 

 
後書き
 ついにやってしまいました。
 本当にいいんですか?
 本当にいいんですね?


 勇気ある読者様ですね。ではお進みください。 
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