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バカとテストと召喚獣ing

作者:SAKUMI
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問4 大切な人への贈り物は何を基準にしますか?

 
前書き
時期が全く違うけどごめんなさい 

 
今は12月のとある休日。普通なら午前10位まで寝ている明久だが今日は朝早くから起きていた。「えっと確か3人にはアレルギーは無いって聞いたし、美波のためにも朝は和食にしようかな?」
今この厨房にいるのはどこかの専業主婦ではない。ちゃんと文月学園2-Fの吉井明久である。そして彼は昨日買っておいた魚をじっくり焼き、別なところでは卵を溶きどうやら卵焼きを作る様だ。
もう一つのところには鍋がありその中には味噌汁が既に完成していた。

それから30分もしないうちに3人の朝ごはんが完成した。

「さて、終わったし準備しようかな?」
起きてすぐ作ったため寝巻きの上に着ていたエプロンを洗濯機の中に入れ、そのまま寝癖をとって顔を洗い、朝の準備を着々と進めていた。


時刻は午前7時30分。

何故明久がこんな朝早くから行動しているのかと、言うと昨日の夜の会話を思い出すと分かる。
そう、今日は姫路と美波の目を盗んでも買い物に行かなければならないからだ。
約束の時間は午前9時だが、明久にはやる事が盛り沢山だった

「......うぅ、、、ん。おはようございます」
明久の次に起きたのはどうやら葉月ちゃんのようだ

「おはよう。洗面所は、、、言わなくても分かるよね?」
「....はい....だいじょう...です」
寝ぼけながらも葉月ちゃんは真っ直ぐ洗面所で顔を洗いに行った



「良い匂いがするです」
「葉月ちゃんは苦手なものあるかな?」
「無いです!」
「それは良かったよ」
顔を洗って戻ってきた葉月ちゃんはその後部屋に戻って着替えて今リビングに居る。

「葉月お腹すいたです」
「美波と姫路さんが起きたら食べてね?」
「バカなお兄ちゃんは食べないんですか?」
「僕は用事があるから先に食べちゃった」

そして明久はしっかりした服装に着替えてそろそろ行くようだ。

「お姉ちゃんたち起こします?」
「ううん。ダメダよ。2人は疲れているからね」
「分かりました」
「ご飯は全部温めて食べてね」
「いってらっしゃいです」

そして明久は午前8時15分家を出た。
まだ姉さんに見つかってない秘蔵の聖書(エロ本)を持ってムッツリーニの家に託して明久は約束の場所に行った。





時刻は9時5分前。明久は繁華街のショッピングモールである人を待っていた。と、思っていたら明久の背後からは長い黒髪の神々しささえ漂う人が迫っていた


「お待たせ、吉井」
「大丈夫だよ、時間ピッタシだよ」
「そう言って貰えると助かる」
「じゃあ今日はお願いね霧島さん」
「コッチこそよろしく吉井」

今日の明久の予定、それは霧島さんと買い物だった・・・・・・・


この異色の2人が一体何を買いに来たのだろう


「でも僕で良かったの?秀吉とかでも良かったと思うけど」
「吉井が一番雄二と遊んでいるから好きなものを知ってそうだった」
「ふーん」
「じゃあ私も同じ事聞いてみる」
「うーん。霧島さんが一番安全かと思ったから」
「どういう意味?」
「工藤さんとかは、案外口が軽いからポロっと色んな事を言いそうな気がするから」
「吉井は何を買うの?」
「全く分からない。まず女の子にクリスマスプレゼントは買ったことが無いから」

2人が買いに来たのはクリスマスプレゼントなのだ。

明久は姫路と美波のを買うため。霧島は雄二のを買うため


「霧島さんは今まで何をあげてたの?」
「婚姻届と私」
うん。聞かなかったことにしよう


そして結局2人の買い物は丸1日使ってしまった



「ありがとう、今日は」
「ううん。こっちこそありがとう。雄二のプレゼント考えてくれて」
明久と霧島は買い物袋を持って歩いていた

暫く黙って歩いていると明久が

「霧島さん」
「なに?」
「もうちょっと待っててあげてくれないかな?」
「何が?」
「雄二だよ。僕が言える立場じゃないけど」
「と言うと?」
「多分雄二は霧島さんの事が好きだよ。好きじゃなかったら計画なんて考えないし、霧島さんの夢を笑ったチンピラを殴ったりなんかしない」
霧島はただ明久の声に耳を傾けた
「雄二は早く霧島さんに気持ちをぶつけたいと思うんだ。でも今回の計画は台無しと思ってるんだよ。」
「うん」
「だから、次の雄二の計画ができてその計画通りに成功するまで」

「どうか雄二の事待っててやって下さい。これは雄二の親友からのお願いです」

「うん。大丈夫。私はいつまでも待ってるから。雄二が言ってくれるその日まで」

その時の霧島さんの顔は正直綺麗だった。そしてこの人なら雄二の親友として雄二を任せられる。そう思った


そして2人は互いの家に帰って行った



「ただいま」

「「さて?どこに?誰と?何をしていたのか説明お願いしますか?」」
安心しきって帰った明久を襲ったのは殺気マックスの2人の仁王立ちだった



そして


「悪いな今日付き合ってもらって」
「いいよ。ナンだって代表のクリスマスプレゼント選びなんでしょ?坂本君」
「絶対翔子に言わないでくれよ工藤」
「もちろんだよ」



さらに



「なるほど、愛子にプレゼントを贈りたいと」
「......飛躍しすぎだ」
「でもその日ってクリスマスだよね?」
「.....べ...別にたまたま日にちが被っただけだ」
「まぁいいわ。さっさと行きましょう土屋君」
「....話を聞け....木下優子」


ちなみにこの三組は同じショッピングモールで1日中買い物をしていた。なんて世間は狭いんだろうか。







「さて、明久君の印鑑探しましょうか?」
「それとアキの部屋を綺麗にして粗大ごみ(エロ本)は処分しないとね」
「はい♪」

ジュワーーーーーー

明久の部屋の三代目キーは姫路作肉じゃがの隠し味『王水』には勝てなかった



 
 

 
後書き
回答

明久 命懸けで家を抜け出す

教師 日常から命を危険にさらさないで下さい


勇気を持ってタブーを犯してみました
ごめんなさい
一応これが工藤と土屋の伏線って感じで 
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