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幸せの箱探し

作者:紅雨
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エピローグ

 僕は血だらけのナイフを持って座り込んでいた。

 「……」

 僕は怒りが込み上げてきた。僕の目の前の紙には《手遅れ》と書かれており、その奥には…

 友人の死体があった。それだけじゃない。部下の中野も、古い友人も、皆。

               そして……

               妻の死体があった―――――

 「くそっ!くそっ!!くそっ!!!」

 僕は狂ったように叫んだ。

 「殺された、殺された!!殺された!!!」

 いや、僕が殺したのか?

 「くそっ!!!」

 頭の中が真っ白になった。

 そして、僕は、腹にナイフを突き刺した――――――――――











                    END 
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