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仮想空間の歌う少年

作者:ケンケン4
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7間奏ーcapriccio(奇想曲)

 
前書き
友達に更新が早いと言われた…だっていいじゃん…
思いつくんだもん…
さて、今回は『間奏』なので短いぜ!
それでも問題ないぜ!と言う方はどうぞ! 

 
「始めまして?いや、ひさしぶり?」

光の中でふと目覚めた。僕どうしたっけ?…ああそうだ…確かグリームアイズを倒してそれから…

「気絶だろ?」
「うんうんそうそう…って誰だよ!」

光の強い方から声がする。僕のよく知っている声だ。だけど誰かは思い出せない。

「俺か?さあ?誰かな?お前がよく知っていて、よく知らない奴じゃないか?」
「知っていて知らない奴?」
「ふふ、いつか分かるよ。まあそれはともかくとして、」

そういうとそいつがいきなり語り出した。

「お前数年前に何かあったの覚えてない?」
「数年前?なんかあったけ?」
「うーん…お前の天然には呆れるな…」
「うるさいよ!」
「まあ、怒るな。…んで数年前郵便局で何かあったよな?母さんからのおつかいで行ったよな郵便局。おばあちゃん宛に荷物を送りに。」
「…」
「そして起こった。強盗事件。覚えてるよな?犯人は公式では最後自殺だが…」

そう、僕は強盗事件に遭遇したのだ。僕がまだ小学校5年生の頃だった。痩せた中年の男が銃で局員と客を襲ったが…

「…1人の女の子が犯人を射殺した。」

僕は暗い声で言った。声は少し笑う。

「ふっ、じゃあお前、その子が銃を撃った後どうしたっけ?」
「僕は…」



ザザ…ザザ…

俺は…どうしたらいいんだ?

ザザ…ザザザザ

どうしたらこの状況を打破出来る?どうすれば…

ザザザザ…ザザ

俺は…

ザザザザ…ザ

グサッ



すごい頭痛が僕を襲う。なんだよ…これ?そんなことを考えていると、光の強い方から聞こえる声から小さな笑い声が起きた。

「ああ、まだ少し早かったか…なら、次に行こう。」

その声はまた、また語り始めた。

「その後お前は東京に引っ越した訳なんだが…」

聞こえる声は真面目な口調で話した。


「さて、現実で言うと3年前…雨の日に路地裏で虐められてる女の子がいたよな?『人殺しだ!』とか言われたりしてたよな?」
「うん…確か僕が助けた子だよね?モデルガン突きつけられて吐いてたけど…」
「そのとうり。んじゃ俺から質問だ。なんで助けたんだ?」
「へ?」

つい、マヌケな声が出てしまった。

「なんでって…虐められてるからじゃ…」
「本当に?それだけ?なんか明確な確信があったよな?」
「明確な…確信?」
「そう。その子の名前だよ。いじめてるやつが呼んでたじゃん?」
「朝田…だっけ?」
「そう、正解!んじゃ一回巻き戻って見よう。」

笑いながら声は言った。しかし真面目な雰囲気は変わらない。

「さて、郵便局であった女の子
…名前なんだっけ?」
「そんなの知るはず…」

いや、知っている確か…



ザザ…ザザザ

「お待ちの朝田さんどうぞ。」

ザザザザ…ザザ

「詩乃、待っててね」



「朝田…詩乃?」
「そう、正解、では雨の日の整理だ。お前は『人殺し』と言われていた朝田さんを助けた。理由は数年前に起きた郵便局での強盗事件で犯人を射殺したのが朝田詩乃さん。つまりお前は郵便局であった朝田さんかと思って助けたんだ。」
「…」
「まあ、実際その朝田さんだったじゃん?『なんであなたは私を助けたはの⁉︎聞こえてたんでしょ?私は人殺しだって…』って言ってたし。」
「まあ、そうだね…人殺しで僕と同じくらいの子で朝田さんなんて1人しかないだろうしね。」
「まあ、そういうこと。それを思い出して欲しかっただけ。最後にお前に宿題を出しておこう。」
「宿題?」
「さて朝田さんは本当に人殺しなのでしょうか?」
「え?それってどういう…」
「さ、そろそろおはようの時間だろ?♪」

光が強くなる。あまりの光に目を閉じてしまい…
そこから意識が暗転した。 
 

 
後書き
スノー「…」
作者「スノー君が少しブルーなので僕から何か言いましょう!
感想と評価募集してます。是非是非低評価でもかまわないの
でよろしくお願いします。」
スノー「…します。」 
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