子供嫌いの俺が子育てをする件について
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プロローグ
前書き
始めに…
この小説は作者の自己満足小説となっています。過度の期待はご遠慮ください。
また、作者には文才がありません。それでもいいと言う方は見て行ってください。
自分で言うのも何だがこの俺瀬川祐一の人生はなかなかに波乱万丈であると思う。幼いころに両親と死別し、妹と弟の面倒をみていたこととか、現在子供嫌いの俺の家には中学生、小学生、保育園児の三姉妹が住んでいることとか。
何故、と聞かれると返答に困るがこれにはとても深い事情があったのだ。ただ一つ簡潔に言えるのはこの俺が今目の前にいる三姉妹の保護者になったということだけだ。
「おまたせー、朝ごはん出来ましたー!」
長女の小鳥遊空が朝食を運んできてくれる。これ自体は朝がとても弱い俺にはとても助かることなのだがその朝食がいたるところが焦げているトーストにざっくばらんに盛り付けられたサラダだから対応に困る。せめてツナ缶を乗せるなら油はきってからにしてほしかったよ。
「今日はコーンスープもあったみたいだけどお姉ちゃんが失敗してしまったためこれだけになりましたー!」
と告げるのが次女の小鳥遊美羽だ。母親が外国の人らしく金髪なのが特徴だ。
「おいたん!かみぼーんってなってるね!ぼーんって!」
と笑いながら俺の頭をぺしぺし叩いてるのが三女の小鳥遊ひな。三姉妹の中で唯一俺と血縁がある。
「それじゃいただきまーす!」
長女の挨拶で俺たちの朝食が始まる。少し前までならまだこの時間は寝ていたの新鮮ではある。
ここで一応軽く自己紹介をしておこうと思う。名前は先ほども言ったが瀬川祐一、職業は書道家。これまた変わった職業ではあるとは自覚している。一応それなりに有名にはなっている。
書道を始めたきっかけささいな事だったと思う。丁寧な字を書けるようになってほしいという両親の願いからとかそんな感じの。
両親が死んで書道を辞めようと思っていたが当時の先生の強い勧めもあり、妹と弟の世話をする傍らで続けていた。
妹と弟がそれなりに自立してきてからは結構書道に集中していたと思う。そして大学卒業と同時に書道家になった。
と、まあ職業の話しかしていない気もするが俺の自己紹介はこんなものでいいだろう。さて次はなぜ俺が三姉妹の保護者になったのか。それを話すとしようか。
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