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黒の剣士と魔法使い

作者:黒夜叉
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キリトの決意

 
前書き

〜次の日〜 

 
ん?ここは……。

「パパ?大丈夫ですか?」

「……ユイなのか?」

「はい!やっと会えました…。パパ!」

抱きしめてくるユイを俺も抱きしめる。
だが、ユイは何かを決意したような顔で

「パパ。ママを探しましょう。諦めてなんかダメですよ。」
「だけど…明日奈は……。」
「なんで諦めるんですか!絶対ママは生きてます。」

聞いて納得した。俺が諦めてはいけない。
明日奈を絶対取り戻す!

俺が決意しているとユイは、

「パパ、ここでは私はユニゾンデバイスというものらしいです。
それと、パパのSAOのデータはここでも残っています。」
「え?どういうこと?データって?」
「ソードスキルや筋力値や敏捷度がそのままなんですよ。
HPはないですけど。」

そうか、これで明日奈を取り戻すだけの力はあるんだな。

「ユイ、ごめん。ちょっと行ってくる。」
「いつてらっしゃい。パパ。」

そう言って俺は、みんなのところへ向かう。

俺がくるとは、思わなかったらしくまた目を大きく開けている。
それに、俺が昨日のことを謝っているからなおさら驚いている。


そして、俺は昨日聞かれた俺の過去について話した。

「これは俺の過去です。

SAOのこと

前に人の命を奪ってしまったこと

愛したひとを目の前で失ったこと

仇をとったが、ここに来てしまったことなど

これが俺の過去です。」

そう言って言葉を締めくくるとみんなが泣いていた。
そして、桃子にハンカチを渡されるまできがつかなかったが
俺も話している途中に泣いてしまったらしく
その後桃子さんに抱かれてつい、もっとないてしまった。

10分後にそのことを恥ずかしく思い頬を赤くするが、それはまたのお話





士郎side

正直言って悲しい。
自身も妻や子を持っているからわかるが死にたいほど悲しい
なのはと同じくらいの年齢の子供がこんな苦しみを背負っていることに心を痛める
だけど、私の妻はキリトくんを抱きしめてあげていた。
そして、一つの決意が生まれ、言った。

「キリトくん。もしよかったら、うちの子になるかい?」

その言葉にびっくりしていた様子だが、

「本当にいいんですか?」
「いいに決まってる。なぁ、いいよね」
「私が言おうとしてたのに……。でも賛成するわ。」
「なら、君次第だな。居候でも構わないよ。」
「あっちに家族もいますし、居候でお願いします」

申し訳なさそうに言う姿を見て、
気にするな。と言った。

家族が増えたな。よかった。







 
 

 
後書き
キリトが決意を決めました。
そして、次から原作を開始します。 
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