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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第百十三話 戦い、はじまります!その三

 如月が彼にだ、こう言って来た。
「もう一人来たぞ」
「あれっ、会長さん達は」
「呼んだかしら」
 その蒼那からの言葉だ、彼女の後ろには生徒会の面々もいる。
「もう来ているわよ」
「じゃあ一体」
「私よ」
 こう言ってだった、一人の少女が一誠の前に来た、その少女はというと。
 紫の大きなはっきりとした目に茶の長いツインテールの髪の少女だ、顔立ちはやや少年めいたものが入っている。右手に細い剣を持ち黒く身体にぴっしりとした戦闘用の服を着ている、その服の下は半ズボンタイプだ。
 その彼女がだ、まずは如月達に頭を下げてから名乗った。
「紫藤イリオです」
「ああ、宜しくな」
「話はゼノヴィアから聞いてます」
 それは既にだというのだ。
「それで助っ人に呼ばれました」
「イリオもいてくれると有り難いからな」 
 ゼノヴィア、その当人がここで言う。
「だからな」
「私を呼んだのね」
「そちらにもあの連中は仕掛けてきているか」
「ええ、来ているわ」
 その通りだとだ、イリオはゼノヴィアに答えた。
「蠍とインディアンを合わせたみたいなね」
「サソリジェロニモだな」
 歌星がイリオに応えて言う。
「あいつか」
「名前は知らないけれど」
 イリオは自分の右手を頭の後ろにやりながら話す。
「やけに強かったわ」
「そちらにも来ていたのか」
「暫く単独行動取っていたけれど」
「ええ、私の命令でね」
 ここでリアスが言ってきた。
「そうしてもらっていたのよね」
「あっ、だから最近イリオがいなかったんですか」
「ええ、ちょっと白龍について調べてもらっていたけれど」
「何か向こうは向こうで争ってるみたいです」
 そうだとだ、イリオはリアスにこのことを報告する。
「ですから向こうは今のところは」
「仕掛けてこないのね」
「それで調べている時に来ました」
 サソリジェロニモがだというのだ。
「最初はどの勢力かわかりませんでした」
「ゴッドだ」
 彼等だとだ、歌星はまたイリオに話した。
「あの連中だ」
「ゴッド、神ね」
 イリオはゴッドと聞いてこう述べた。そのうえで歌星に対して尋ねた。
「少しいいかしら」
「ゴッドのことを聞きたいんだな」
「あんた達のこともね、いいかしら」
「それではな」
 こう話してそしてだった、歌星は彼等のこととゴッド、そしてゴッドを操るスサノオのことも話した。そこまで聞いてだった。
 イリオは納得した顔でだ、こう言ったのだった。
「話はわかったわ、スサノオね」
「それが私達の今回の敵よ」
 リアスもイリオに話す。
「今度の敵は下手をすればこれまでの敵よりも強いわよ」
「ええ、それはわかります」
 イリオは鋭い顔になりリアスの言葉に答えた。
「サソリジェロニモはかなりの強さでした」
「そうだったわね、だからね」
「私も呼び出されたんですね」
「私もそろそろ呼ぼうと思っていたけれど」
「僭越ながら」
 ゼノヴィアはリアスの横で頭を下げてこう言った。
「先に動いてしまいました」
「いいわ、それで」
 リアスはゼノヴィアのその行動をよしとした、そのうえでだった。 
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