| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

SAO<風を操る剣士>

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第一章 第一層攻略
  第2話 村へ

 
前書き
モンスターをオリジナルで出しました。これからもちょくちょく出します。

※現在1話から順々に話の書き方を修正中です。
修正といっても話の内容を変えるわけではないのでそのまま読み進めても大丈夫です。
前書きに『■』←このマークがあれば修正完了で、『□』←このマークがある場合修正中、なければ修正前ということでよろしくお願いします。 

 



 俺は今、キリトとシリカと共に《ホルンカの村》に向かって走っていた。
「シリカ、大丈夫か?」
 俺はシリカに、ちゃんと付いてこれるかという意味で聞いた。
 元βテスターのキリトと俺の走りに、付いてこれるかが心配だったからだ。
「は、はい大丈夫です。頑張って付いて行きます!」
 俺の言葉の意味をちゃんと分かって返事をしてくれたが、やはり『頑張って』と言っている事から、無理をしているようだ。

 ……仕方無い…
 俺はそう思い少し前を走るキリトに向けて言った。
「キリト、お前は先に村に向かってくれ。俺はシリカのペースに合わせていく」
「いいのか?」
 キリトがこちらに首だけ向けて聞いてくる、なので
「ああ、このままじゃシリカは村に着いた時にクエストを受けられる状態だか分からない、それに《リトルネペント》の他にも同時に受けられる、もう一つのクエストも受けるつもりだから、キリトは先に行ってくれ」
 と、返事を返した。

「…わかった。でもいくら二人とはいえ、同時クエストはレベル1じゃ、少しキツイいんじゃ…」
「大丈夫だ、俺は今レベル2だから」
「え!? マジで!?」
「ああ、マジで…」
「でも、それでも…」
 まだ心配そうなキリト、まぁ気持ちは分かる。でも…
「《リトルネペント》の方を重点的にやりながら行くよ」
「…分かった。無茶するなよ」
「お前もな」
 今の会話でキリトは分かったのか、よりスピードを上げて走って行った。

(相変わらず速いな~)
 そんな事を思いながらキリトが遠くに行くのを見ていると
「あの…いいんですか?」
 シリカが申し訳なさそうに、俺に聞いてきた。
「ん? ああ、別にいいよ。それにキリトに言ったように理由もあるから」
「理由…ですか?」
「ああ、キリトがこれから《ホルンカの村》で受けるであろうクエストは、片手剣が貰えるんだ。でも、俺たちはその村にあるもう一つのクエストも同時に受けようと思うんだ」
「え? 2個もクエストって受けられるんですか?」
 シリカが疑問を口にする。まぁ、βテスターとは違い初めてなんだから当然の疑問だろう。

「まぁ、種類にもよるけど受けられるものと受けられないものがあるんだよ」
「そうなんですか~..でも何で2個受けるんですか?」
「それはね。もう一つのクエストの報酬が短剣(ダガー)だからだよ」
「え!? 私の為なんですか!! …その..ありがとうございます」
 シリカは俺に少し下を向きながらお礼を言ってくれた。…あと夕焼けのせいなのか少し顔が赤い気がする。
「いいよ。…でもこの2個のクエストをこなすには、シリカにも頑張って貰うしかない」
「私も…ですか?」
「ああ、さっきキリトが言ったように二人で協力しないと、かなりキツイ…」
「…どういう事ですか?」
「具体的に言うと、今からやろうとするクエストの《リトルネペント》の方…つまり、片手剣の方はモンスターがレベル3なのに対して、もう1個の短剣の方はクエスト専用モンスター…つまりクエスト以外に出ないモンスターが厄介(やっかい)なんだ」

 俺は走りながらシリカに、より詳しい説明をする。
「短剣の方のクエストで出る《ヒッキーモンキー》は、レベルが2なのにやたら多く出て、かなり鬱陶(うっとう)しくて、もう1個のクエストに集中できない」
「ということは、私がその《ヒッキーモンキー》というモンスターを倒せば良いんですね」
「話が早くて助かる。さぁ、そろそろ村に着くぞ」

 俺たちは《ホルンカの村》に着いてから早速、回復アイテムと装備を整えて、俺とシリカはクエストを受けて速くも村を出て、クエストに向かった。



 
 

 
後書き
……なかなか先に進めない… 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧