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伝説となった狩人達

作者:さいぞう
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五人目
18 AND LIFE
  九話

邪龍がな、そこらに転がってた遺体を投げつけたんだ。

その中のひとつに、ギルドの少年のがあってな。

仲間だったんだろう。



一人は我慢できず、受けとめにいっちまった。


そのスキに壁に叩きつけられ……

もう…
最期を悟る。



邪龍の爪がよ……
一人を挟んで壁まで食い込んでたよ……







人間ナメんなよ…
クソヤロウ…





そしてソイツは…
邪龍の手と、自分の体を……

ダークサイスで…
壁まで貫いた。



邪龍を身動き取れずにするのが奴の……

今、死にかけの自分に出来る最期の仕事だった。





ギュアアアアア…





あまりの激痛に、無理に引き離そうとしたんだろう。

邪龍は腕を一本……
犠牲にした……





朱の鮮血を背に…
邪龍の腕をぶら下げ…

悠然と立つ…

一人の最期だった……
 
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