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オリジナル

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第三章


第三章

「何かそれじゃあな」
「どうかって思うんだけれど」
「まあ一度聴いてみたらどうだい?」
 しかしマネージャーはその彼等に対してこう提案した。
「一度だけでもね」
「ううん、聴くのならな」
「そうだよな。ただだしな」
「じゃあいいか」
「そうだな」
 こうしてだった。彼等はとりあえず日本の音楽を聴くことにしたのだった。
「ええと、何だこりゃ」
「女性アイドルグループか?」
「AKB48?」
「それでこっちは男性アイドルグループかよ」
「嵐ってのか」
 CDは幾つかあった。そういったものを見てそれぞれ話す。
「色々あるんだな、日本もな」
「アメリカ程じゃないだろうけれどな」
「それでも聴くか」
「それじゃあな」
 こうして実際にそうしたグループの音楽を聴いていく。するとだった。
 聴いてみるとだ。これがであった。
「いいんじゃないか?」
「なあ」
「そうだよな」
「これも中々」
「悪くないな」
 聴いてみるとだった。これがいいのであった。それでだ。彼等はここでだった。
「もっと聴いてみるか」
「ああ、日本の音楽な」
「こっちもいいな」
「どんどん聴いていくか」
「そうするか」
 彼等はこうしてだった。日本の音楽も聴いていった。そしてだ。
 そのジャンルを拡げていったのだった。
「韓国の音楽もいいな」
「台湾もいいぜ」
「KARAに少女時代か」
「まあ日本の影響でか過ぎるけれどな」
 韓国音楽についてはこうした評価もした。
「っていうか日本に聴かせる為の音楽かね、これって」
「韓国人で聴くんじゃないのか?」
「違うのか?」
「そうかもな」
 こんなことも考えたりした。そしてだ。
「タイ音楽、こんなのだったのか」
「ベトナムも悪くないな」
「ああ、東南アジアもな」
「いいな」
「中国もいいぜ」
 今度はこの国だった。
「女子十二楽坊な」
「こんな演奏もあるんだな」
「考えればあるんだな」
「いい感じになるな」
 中国音楽もだ。彼等は受け入れた。そしてだ。
 マイケルがだ。仲間達に言った。
「それでな」
「ああ、それで?」
「次は何だよ」
「どれ聴くんだよ」
「俺達の国にしようぜ」
 言わずと知れたフィリピンである。
「聴いてみるか?」
「ああ、そうだな」
「そういえば俺達の国の音楽はな」
「一度も聴いてなかったな」
「それじゃあな」
「聴いてみるか」
「そうだな」
 こうしてであった。フィリピンの音楽も聴いてみる。するとこれもだった。
 
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