魔法少女リリカルなのは~過去を捨て今を生きる者~
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ストライカーズ編!
神出鬼没
前書き
まだまだ行くよーっ!
・・・い、行くよーっ!
行っちゃうよーっ!?
それではっ
翌日。
デスクワークに勤しんでいる最中、なのはから通信がきた。
『ぃっちゃやだぁぁぁぁぁぁぁぁ!』
『陽龍くん、助けてー!!』
「え、いきなりなに。しかもうるさくね?」
最初の言葉が助けてとかマジなんだよ。
モニターを開いて様子をみると、なのはに抱きついて大泣きする少女の姿。
「・・・あー、すぐ行くから待ってろ」
なんとなく状況を理解したオレは仕事を中断し、移動した。
「で、なぜこうなったし」
部屋の外まで聞こえてくる泣き声に耳を痛ませながら中に入る。
「うぅ・・・これから外に出るからこの子をフォワード陣に任せようとしたんだけど・・・」
「うわぁぁぁぁぁああぁぁぁん!」
大泣きだった。
なのはが愛されているのか、それともフォワードが嫌われているのか。
ちょっとだけ気になった。
「よう、ちみっこ」
オレは少女の足元に落ちているうさぎのヌイグルミを拾い、持ちながら話しかける。
「ヴィヴィオ、この人は陽龍くん。なのはさんのお友達だよ」
ふむ、名前はヴィヴィオか。
「ふぇ・・・」
「ヴィヴィオ、これからなのはさんは大切(かは知らない)なお仕事があるんだ。でも、ヴィヴィオが泣いてばっかで困ってる。ヴィヴィオはなのはさん困らせてたいか?」
目線を合わせながらできるだけ優しく問いかける。
「・・・ゃ」
すると小さな声で呟くように話す。
「よし。なら手を離してやんな。代わりにオレや四人が遊んでやるから」
そう言うとヴィヴィオはなのはから離れ、オレの近くへくる。
あー、妹一号と妹二号もこんな可愛げがあればなー。
「じゃあ陽龍くん、ヴィヴィオのことよろしくね?」
「ああ。はやてとフェイトも行くんだろ?後で話の内容教えてくれ」
それだけいい、なのはは部屋を出て仕事へ向かった。
さて、じゃあ休憩時間としますか。
「ヴィヴィオ、改めて自己紹介。オレは浅賀陽龍」
「りゅー・・・パパ?」
違います。
十九歳で子持ちとか勘弁。
「オレはパパじゃなくて・・・近所の優しいお兄さんだ」
「おにーさん・・・りゅーにい!」
「ピュアやなー」
癒されるわー。
てか和むわー。
「今日からヴィヴィオはオレの妹三号だ。じゃあ思いっきり遊ぶぞー!」
「おー!」
ちなみにその日は忘れかけていたフォワードも一緒に部屋の中でかくれんぼとか鬼ごっこ、挙句にキャッチボールとかして遊んでいた。
翌日。
その日の朝練はすぐに終了し、それぞれが仕事をする。
スターズはデスクワーク。
ライトニングはフェイトと共に外へ。
仕事の途中で執務官志望のティアナの為だといってはやてがティアナを連行。
そのため、六課の前線メンバーはオレとなのはとスバル、ついでにアリシアだけだった。
スバルはヴィータが全力で鍛えてるから安心。
なのはは無理をしすぎるから危険だが、戦力としては十分。
オレはDランクの足でまとい。
アリシアは基本的にお昼寝か書類整理。
・・・これでいいのか、機動六課。
てか六課に入ってからアリシアとまともな会話をした覚えがないんだが。
「陽龍ー、よんだー?」
「呼んでないー」
お前は神出鬼没かよ。怖えよ。
「でも、確かに最近話してなかったよねー。わたしも美愛も」
「いつの間に読心術覚えたんだよ、アリシア・・・。それにしても、確かに話してないよなー。美愛に関してはたまーにある連休に合う程度だし」
「ねー。今度丸一日休みとってヴァレスティア本社か、実家に行ってみる?」
アリシアが息抜き程度にそんな話をする。
でも、本社か実家か・・・。
実家はやっぱ連休に行くけど、本社はあの最初に行った時以来行ってないの・・・か?
少なくともここ数年は行ってないな。
「今は目の前の事件があるし、それが終わったら行くか」
「だねっ。あ、そろそろお昼のチャイムが鳴る予感。食堂いこー!」
アリシアが言い終わると同時に本当にチャイムが鳴る。
なぜわかった、アリシア。
とりあえず同じように仕事をしていたスバルとなのはを連れて食堂へ向かった。
後書き
陽「ついに・・・ついに現れたな・・・!」
?「ふっ・・・ふははははっ!その程度の装備で勝てるとでも思ったか!」
陽「テメーに勝つ程度なら十分だ。さあ、いざ尋常に・・・」
二人「勝負!!」
次回、ついに完結!?
その時が動き出した・・・。
半分位冗談です。
でもついにあの人が登場します。
それではっ
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