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ワールドオブデッド

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闘争し満身創痍する人々

 
前書き
前回までは
変異生命体の発生によりパニック状態の紅
酔ったままの空
状況が飲みこめない仁&勇太朗
そして新キャラ登場か?
果たしてどう行き着くのだろうか? 

 
紅と空は自宅にある武器を車に積み込んで車で仁達の元に向かった。
家から仁達の家まで車で約15分位か 考えても仕方ない、
「空にぃ行こう!GO!」
「了解」
空はナマ返事を返した。
俺達は進み出した死者と狂った人間の群れの中に!
「えぐいな!コレは!」
と言う空の声で外を見る紅、
辺りは一面死者だらけまぁ拳銃が効かない時点で生きてる人間が居る訳も無く死んだか変異しているのだろう!
紅はそんな冷静な考えをしていたがコレは普通に地獄絵図だった。
「着いたぞ!」
その空の声にはっとした紅は内心集中し過ぎていた事に反省しながら車を出ようとした。
「行こう!」
「了解 ほら!」
空は返事の後すぐに今にも扉を開けようとしている弟に投げ渡した。

投げられた物を理解出来ずに慌てながら受け取る。
「デザートウォーリアだ!」
「あぁ ありがとう」
武器も無しに出ようとしていた自分を恥ずかしく思う紅であった。
「行くぞ!」
「OK」
電話をしながら俺達は仁達の元に向かう、先には無数の変異生命体がいるそんな事は十分承知していた二人は立ちはだかる敵を何の躊躇もなく一発で確実に仕留め前へ進んで行きたどりついた!
109号室と書かれた血の付いた表札の下にあるインターホンを押す。
「此処に仁と勇太朗がいる」
ピンポーン
扉の奥からドタドタと近づく足音が聞こえる。
ガチャ
「コレなんだよ!」
「いいから来い!」
っと言って紅は仁の手を引く。
「おい」
無理やりに近い勢いで車に戻り説明し始める紅、
「確認しておくが親が生きてるとは思わない方が良いぞ!」
「そんなん分かってる!死んでる確率が高いんだろ」
仁は紅や空ほど変わってはいないがそれでもそこそこ変わり者として知られていた。
「あぁ!そうだ」
仁達は窓の外を見ていた。
「うっ」
外は仁達にはいや普通の人からすれば目も当てられない状態のはずなのにも関わらず紅は外を眺めていた。
  すると、
「オイオイマジかよ!」
その声に全員が驚く!
「どうしたん?」
「前を見ろ!」
全員前を向くとそこには!
「デケェ!」
モールの入り口を塞ぐ馬鹿デカい壁のような変異生命体がそこにはいた。
「道路とかにいたのとは比べ物にならない化物だ!」
「とりあえずバック早く!GO!GO!」
そう言った紅の合図とともに空は急速方向転換を開始した。
「おう!」
そのバックしようとした瞬間でかぶつはこっちに全力疾走してきだした。
「追いかけて来てますよ!空さん」
「分かってる」
ガチャ
扉が開く音と共に紅は身を乗り出しハンドガンを構えだした。
「おい!何する気だよ笹氣!」
パン パン パン
その銃声が聞こえると共に鈍いめり込むような音がした。
「固い!」
効果が見られないため紅は車外に乗り出していたからだを引っ込めると扉を閉めた。
バタン
10分ほど車を走らせ違う入り口に着いたそこには奴は居ないようなので安心したからみんなの緊張の糸が緩んだような顔になった。
「逃げ切れたのか?」
「分からん取りあえず助かったんだろう」
紅は束の間の休息を取ったかと思うとすぐ考え始めた。
「仁は俺と来い空にぃは雑魚共を引き寄せといて繰れれば良い!」
「おい どうやって引きつけるんだ!」
「決まってるだろ音だよ」
「あぁそういうことか!了解した」
「僕はどうすれば良いんだ!笹氣!」
紅はその声にビクリッと反応した。
「勇太朗か! 勇太朗は俺達と来い!」
「分かった」
ホントは空にぃと言ってもらうつもりだったがこっちに着いて来て貰うか!
「良し行動開始!」
ドンドンドン
扉を閉めて陣形を紅のゆわれたとうりにする皆はまるで軍人の小隊のようだった。
紅達は見事にお互いをカバーできる陣形を整えてモールの中に入っていった。
「流石だもうほとんどいない爆音車両が有ってホントに助かったぜ!」
「笹氣コレからどうするんだ?」
「笹氣は二人いるから紅で良いぜ!」
「おう!」
「コレから食料と生きてる人間とバイオBB弾を取りに行く取りあえず食料は後だ鞄を探そう要る物を入れる物が必要だ」
(誰か~居ませんか~)
遠くから女の人の声が聞こえて来たその声はどこか聞き覚えのある声だったがそんな事を気にする余裕は無い

「おい聞こえたか」
「聞こえた!」
その小さく弱い声に紅と仁は気づくと、
「行くぞ!」
と言う紅の掛け声と共に、
俺達は走り出した!
『ギャー』
その鈍く響く悲鳴は紅達を本気で走らせた。
「急ぐぞ!」
早くしないと助けられない!
俺達は焦った
「いた!こっちだ早く来い!」
「はっはい」
「仁右に展開!勇太郎撃て!」
「「了解」」
パッパッパッパッパッパッ
バス バス
紅が5体倒した後に仁は連射した割に2体しか倒しておらずなおかつスナイパーの勇太朗と倒した数が同じという事態だみんなの戦闘力が低いと理解していた紅だが流石に呆れていた。

紅が驚いて聞く!
「出雲か!」
「笹氣!」
「出雲何でこんなトコに居たんだ!って雑談してる場合じゃないか!」
「後退しろ!」
出雲は恐々と紅の後ろに隠れるようにした。
陽動も中央部には聞こえていないようだった!
パンパン
「一度どこかに隠れるぞ!」
「了解!」
辺りを見渡し近くの開いている店を探す紅。
「この店にしよう」
「入れ!」
紅達は近くの小さな店に入って行った。
「了解!」
俺達は変異生命体に追われそのまま店に隠れる事にした。
「オールクリア!」
と言う仁の声に全員の気が緩む。
「ここにはいないようだ!」
「ねぇあれは何私はお母さんと来ていてはぐれちゃってあんなのが出て来て逃げ回っていてさっきまで隠れてたんだけど急に静かになったから助けが来たんだと思ったら!」
と言うことを出雲から聞いて紅は状況を理解する
「この状況か!」
「うん」
「残念だが出雲の親が生きている確率は低い俺達の親もイオンに来ていたがここまで酷ければもう死んでいるか変異した後だろうな!」
出雲は強い女の子で人前では滅多に泣かないから俺達は出雲の涙を始めてみた。
「そんな!」
まぁ親が嫌いな子供はいないだろ今は悲しいだろうが俺達が生き残るには弱者を切り捨て強者が最善の策だろう!
You've got mail You've got mail

無駄に発音の良い英単語が店中に響き渡った。
「何だよその着信音!」
「気にするな!」
っと言ったものの紅は自分の着信音にびっくりしていた!
「どうしたん?」
「今、どんな状況!まだか!」
「まだだ!もう少し粘って! こちらから電話するまで待ってて!」
「はぁ~了解」
その声はめんどくさそうな声だったが今は誰かが引き付けてないと皆死ぬだけだ作戦上必要不可欠な囮なんだ!
そして紅は電話を閉じようとした時自分が写ったのを見てこう思った!
グッ
その拳を握った音は皆に聞こえた!
紅は怒っていた助けを求めている人間を出雲のように毎回助けられない自分が弱者なのを鏡に映されて見せつけられその弱さを痛感させられている事に人は己の弱さを知り強くなるのではない!
そう自分の弱さを認めたくないから強くあろうとするそれを今、紅は痛感していた!
                      END 
 

 
後書き
キャラクター紹介
笹氣 空 (ササキ ソラ)
職業 機械加工機械技術職
性別 男
身長 167.5cm
体重 55㎏
年齢 21歳
誕生日 6月5日
特技 武器&車カスタム
性格 温厚、冷静沈着、一度キレると徹底的に・・・・・・・
癖  鼻がかゆいと顔をしかめる
好きな物 拳銃、ゲーム、女の子
嫌いな物 絶叫マシン全般、DQN
武器 ソードフィッシュ、アサルト系全般
役割 前衛、運転、陽動、強襲
技能 改造、突撃、戦闘
運動能力 中の上
戦闘能力 最強
学習能力 中の下
日常能力 上の中
潜在能力 上の下
家系図 弟&父&母の四人家族 
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