貯蔵能力を持つ赤龍帝
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会談と修業
刺青が意識を取り戻したので、会談が始まった。
「よく、集まってくれた。次世代を担う貴殿らの顔を改めて確認するため・・・」
なんで校長って話が長いんだろ?あれ?この人校長だっけ?
「キミたち六名は家柄、実力共に申し訳ない次世代悪魔だ。若干一名違うが、まあ、デビュー前にお互いに競い合い、力を高めてもらおうと思う」
俺のことだな。
「先程のようなユーモアも大切なのですね」
空気が凍る。
「ふ、アッハハ、赤龍帝、なかなか面白いな」
サイラオーグくんが笑ってくれた。
「ゴッホン」
校長が咳払いをする。
「話を続けるぞ」
やはり校長の話は長い。半分聴いてない。
「最後にそれぞれの目標を聞かせてもらえないだろうか?」
紅の髪男性が問う。
「俺は魔王になるのがゆめです」
こんなとこで堂々と魔王とは、相当の実力者だな。
「ほう・・・・・」
お偉いさんは感嘆している。
「大王家から魔王が出るとしたら前代未聞だな」
「俺が魔王になるしかないと冥界の民が感じれば、そうなるでしょう」
言い切った。
あ、次は紅髪だ。聞かんでもいいだろ。
終わったな。次は会長か。
「冥界にレーティングゲームの学校を建てることです」
「レーティングゲームを学ぶところならば、すぐにあるはずだが?」
「それは上級悪魔と一部の特権階級の悪魔のみ行くことが許されない学校のことです。私が建てたいのは下級悪魔、転生悪魔も通える分け隔てない学舎です」
無理無理、同じ歳の人間でもイジメ問題があるんだ、悪魔なんか階級とか持ってるんだからいっそう酷い筈だ。そんなことも分からないのか?
お偉いさんも笑ってる。
「私は本気です」
会長、あんたも王の器じゃない。
まあ、今になっては関係ないんだがな。
魔王少女が校長に文句を言っている。
何やら紅髪と会長が戦うらしい。
仕方ない。匙くんを鍛えてやろう。
「会長、匙くんを預からせてください」
「兵藤君?・・・・・わかりました。御願いします」
「兵藤、お前っ!!」
「お前を20日いや、二週間で木場、ギャスパークラスにしてやる」
「お、おう、やってやる!!」
こんなときの為に閃光と暗黒の龍絶剣提督からヴリトラの神器を奪、貰ってきた。
「よく聞け、今からやることは多分激痛が伴うが俺はそれを無視して続ける」
「な、なにするんだよ」
「気にするな、これを越えれば第一段階はクリアされる」
ヴリトラの神器を匙くんにつける。
叫んでいたが気にしない。
「ってぇ」
「一日で安定させろ。その間にこれを見ていろ」
幽遊白書の邪王炎殺拳を使っているシーンだ。
「これで、なんになるっているんだよ!!」
「明日になったら話す」
明日には邪王炎殺拳が使えるようになるだろう。
翌日、匙くんの眼が龍の眼になっていました。
「よく、わかったぜ、俺に邪王炎殺拳を修得させたいんだろ。悪いな、もう完成した!!」
邪王炎殺黒龍波でいきなり俺を狙ってきた。
「霊丸!!」
俺は霊丸で邪王炎殺黒龍波を消し飛ばす(龍の力で作りました)。
そして霊丸が匙くんにヒット。
「ッガハ」
「お前はまだ入り口に入ったに過ぎない。だから、簡単に炎が消えた」
「っく、そのようだな。だが、あと一週間で完成させる。首を洗って待っておけ!!」
やっべぇノリノリだ。
「一週間後にまた来る。じゃあな」
俺も自分の修業に入る。
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