猫と犬と木の葉の里と
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第一話
前書き
これはアカデミーにも行っていない頃のお話です。
木の葉の里の何処かに猫里家という一族が住んでいた。
その一族は人数が少ないながらも隠れた名家として生きてきた一族だ。
そんな名家に新たな命が生まれていた。
その名は猫里ネネ。
彼女は生まれて来てから他の者にはなかったものが既に会った。
それは猫耳と尻尾である。
普通は4~5歳になるといつの間にか生えているのだだが彼女は最初から生えていたのだ。
この事を知った一族たちは彼女…ネネを可愛がった。そしてネネが生まれて早5年がたったある日、その日は同盟を結んだであってか霧隠れの里から来た上忍一人と中忍三人を家にあげていた。
上「いや~すみませんねぇ。こんな隠れ里みたいな場所に我々を招待して頂いて。」
母「いいんですよ。最近は戦争ばっかりでうんざりしてたところを同盟という形で停戦状態になったんですから。」
母はそう言い返し「お茶菓子、持ってきますね。」と言うと部屋を出ていった。瞬間、さっきまでの態度を一変させ中忍三人にとある少女を連れて里に帰れと命令した。そう彼らの目的は友好を深めようなどとは考えず、名家の者の子をさらって悪用しようと考えていたのだ。そして彼らはその目的の少女、ネネを見つけると彼女を捕らえ即座に家を飛び出していった。
しかし良いタイミングで母が帰ってきて自分の娘を連れ去ろうとしている上忍達を見つけた。
母「あなたたちなにしてるの!?その娘を返して下さい!!」
上「チッ!ばれちまったか!お前らそのガキ連れてさっさと帰るぞ!」
そういうやいなや上忍達は一目散に逃げていった。
母「私の娘が……」
父「どうかしたのか?」
そこへ父が帰って来たので母は父に今までのすべてを話すと父は怒り狂ったように母に言った。
父「俺は犬塚家の何人かを連れて追いかける!!お前は火影様に連絡を!!」
そう言うと父は一目散に家を出ていき、母は火影へと連絡をした。
火影side
今回の同盟でまた一つが停戦になった。このまま戦争がなかったらどれだけ嬉しいことか。火影はそう思いながら書類に目を通していると猫里家からの通達がきた。
猫「火影様!大変な事になりましたニャ!!」
火影「?どうしたんじゃそんなに急いで。」
猫「猫里家内に霧隠れのものたちを同盟になったから友好関係を築こうとしたところ、ネネ様を狙っていたようでネネ様を連れ去り逃げてしまいました!」
火影「!?」
現在は旦那様と犬塚家の者数名で行方を追っています!旦那様からの伝言で『相手は霧隠れの上忍が一人と中忍が三人なので援軍を寄越して欲しい!』とのことです。」
火影「せっかく同盟を結べたかと思ったら次に名家の娘を拐う…か。分かった、直ぐに上忍を4人送らせる!」
火影がそういうと上忍を四人集めすぐさま追うようにと伝える。
火影「(無事だといいんじゃがのぅ)」
ネネside
私が部屋で遊んでいるといきなり怪しい人が入ってきて私の腕を掴んだ。
私はその行為が怖くなり、声を出そうとするが鼻に布のようなものを押し付けられて意識を失った。
しばらくして
「こ…こは?」
私は周りを見渡すが人は居ない。
見えたのは青白い光とそれが強く光った時の「雷切!!」という声だけ。そしてしばらくすると光っていた方向から数人歩いてくる。私はまた何処かに連れていかれるのでは?と言う恐怖を感じあとずさる。他の人は私が怯えているのを感じたのか、立ち止まるが一人だけそんなことなど気にしないのか歩調を変えず歩いて来て、私の目の前まで来るとしゃがみこんで「お嬢ちゃん、もう大丈夫だよ。」と言い私を抱き締めた。周りからは「うわぁ~。」
「流石はロリコン…」などと呟かれていた。が気にする事もなく彼は私を抱き締めていた。その事でようやく恐怖が無くなり、安堵したのか私は泣きじゃくり、そして二度目の深い闇へと落ちていった。
余談だが彼が私を抱き締めてかえってきたとき、私を渡そうとしたらしいが彼を離さない私を見た父がショックで寝込んだらしい…
後書き
今回は戦闘描写も無しでした。
しかし今回出てきた彼とは一体!?w
あと言い直して起きますが彼女達猫里家の家を火影と犬塚家以外知らないだけで彼女たちを知っている者は結構居る。
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