仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第百三話 BM(Bega Mountain)その十四
「飯食って風呂入ってな」
「食物は多くあるな」
乾はこのことをだ、ヒメ達に確認した。
「それは大丈夫だな」
「千人分はあるわよ」
「二千、いや三千人分は必要だ」
それだけだとだ、乾はマリアンデールに答えた。
「もっとな」
「あら、皆そんなに食べるのね」
「食う奴ばかりだ」
そちらも凄いというのだ。
「気をつけてくれ」
「わかったわ、じゃあ三千人分用意しておくわね」
マリアンデールは乾の普通は驚くべき言葉にも普通に返す。
「その皆が来るまでにね」
「そうしておいてくれ、普通の連中じゃないからな」
食べることにおいてもだというのだ。
「とにかく食う奴ばかりだ」
「好みのお料理は?」
「適当に色々あればいい」
その辺りはある程度以上にそうでいいというのだ、適当で。
「俺は冷たい食物だ」
「あんた本当に凄い猫舌ね」
「犬舌なんだよ」
自分でそちらだと言う、少しむっとした顔になっての返答だ。
「だから熱いものは食えないんだよ」
「犬jは熱いものが食えなかったのか?」
「初耳だが」
セングレンもエレクも乾の今の言葉には少し懐疑的な顔になって返した。
「猫は知っているが」
「そもそも貴殿は狼だったと聞くが」
「狼は犬だろ」
だからそれでだというのだ。
「それでだよ」
「犬か、そうか」
「そうなるのか」
「ああ、とにかくな」
乾は犬とか狼にはこれといってこだわらずそうしてだった。
あらためてだ、マリアンデールにこう言ったのだった。
「俺は素麺がいいからな」
「かき氷でもいいわよね」
「ああ、とにかく熱いのは止めてくれ」
「わかったわ、それじゃあね」
とりあえずこうした話をしてだった、そうして。
戦士達は今はその城に戻った、そのうえで。
戦士達は決戦に赴く準備をはじめた、そしてあらたな出会いを迎えるのだった。
そのことについてだ、バリアシオンは言うのだった。
「さて、誰と会うから」
「うむ、そうだな」
ケーティーがバリアシオンに応える。
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