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切り開く為の力

作者:レンカ
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俺と入学と候補生!

 
前書き
グダグダすぎる…… 

 
俺の名は霧瀬一輝、男性二人目のIS乗りで神様転生された人間だ。
今、困った事になっている…………それは………
ーー何故、皆は俺を見る?
周りの女子生徒+織斑一夏がこっちを見ている。
ーーそりゃそうか、俺はIS乗りが出来ると知ってるのは束と山田先生、千冬さんだけだもんな……
あくびをしながら思った事
ーー帰りてぇぇ
俺の率直な感想だった。
「あの~、織斑さーん?もしも~し?」
ーーおい、呼ばれてるぞバカ
山田先生はおどおどしながら織斑を呼んでいるのに当の本人は全く気づいてない。
俺は仕方なく、織斑の方を向き、ジェスチャーで前に向くように指示した。
織斑が前に向くと
「織斑さ~ん?すみませんが、もう『あ』は終わって今は『お』なんですけど」
「うわぁ!?すみません!」
そして、織斑は前に出ると
「俺の名前は織斑一夏です!」
ーーここで何を言うのかな?
俺は楽しみにしてると
「以上です!」
ーー………おい待て♪

スパァンッッ!

千冬さんが一夏の頭を思いっきり叩いた音だった。
ーー良い音鳴った!
「痛ッ!何すんだよ、千冬姉ぇ」
「ここでは先生だ」

スパァンッッ!

さらに良い音が教室に響いた。
ーー織斑って結構バカなのか?
「それでは、霧瀬君。お願いします」
名前を呼ばれて、前に出ると
ーーあぁ、帰りてぇぇ」
殺気!!!
俺は袖から鋏を出し、その場から離れた。

ブゥンッッ!

千冬さんが無表情で空振りしたのが目に入った。
「………何してるの?」
「次からはそんなことを思っても口にはするな」
ーー口に出てたのか………
俺は鋏をしまい、仕切り直して
「霧瀬一輝です。
趣味は読書、歌うこと、散歩です………」
そこで千冬さんの方に目を向けると、目で言われた。
『ヤレ』
ーーマジっすか
俺は溜め息をついて
「今から二人ぐらいの質問なら受け付けます」
そう言った途端、
「「「「「「はい!はい!はい!!」」」」」」
女子が手を挙げまくった。
俺は若干引きながら、適当に選んで答えた。
「彼女はいますか!」
「いません♪」
そういうと、周りからチャンス有りだって聞こえた。
ーー何のチャンスだ?
「好みのタイプとかありますか!?」
「別にありません」
今度はクラスのいたるところから雄叫びが聞こえた。
ーーアハハハハ……渇いた笑いしか出来ねぇ
「それでは、これからよろしくお願いします」
俺は一礼すると席に戻り
「私の名はーーーー」
そして、眠った。



「ーーーーい、おい」
「ん?誰?」
俺は目を開けて、声のする方を見ると織斑一夏がいた。
「これからよろしくな!霧瀬!」
織斑は俺に手を差し出し、俺もその手を握った。
「あぁ、俺もだ織斑」
「いや、俺は一夏で良いぜ」
「それじゃあ、俺は一輝って呼んでくれ」
織斑は頷き。
俺の前の席に座った。俺は少し水を飲んだとき……
「一輝ってさ、二日ぐらい前に強盗退治してたよな?」
「ブフォッ!」
噴き出した。
一夏は俺の背をさすり
「おい!?どうしたんだよ!?いったい!?!?」
俺はむせながら
「だ、誰のせいだ…と思ってる?」
そして、息を整え
「何で知ってるんだ?」
そう言うと一夏は
「あれ?お前、あん時お礼言いに言ったぞ?『助けてくれてありがとう』って」
「お前だったのかよ……」
そこから話をしてると、ポニーテールの女が来た。
「すまないが霧瀬」
「一輝で良い」
「そうか、私の名は篠ノ乃箒だ。すまないが一夏は借りるぞ?」
そう言うと、一夏の首根っこを掴み教室から出ていった。
その瞬間、数人が舌打ちしたのは黙っておこう。

~授業中~
山田先生がISの説明をしながら、こちらに向き。
「それでは、わからない人は言ってくださいね」
そう言うと、一夏が手をあげ
「わかりません」
「えっと………どこがですか?」
ーーさすが先生だ、きっちり教えようとしてる……外見は子供っぽいが……
俺はぽけーっと思ってると
「………です」
「「………はい?」」
俺と山田先生は息を揃えて聞いた。
「全部わかりません………」

ゴンッッ!

俺は机に頭をぶつけて、千冬さんが一夏の所に行き
「織斑……貴様、私が渡した教科書はどうした?」
ーー一夏、頼む!せめてまともな返答をしてくれ!!
しかし、
「あの分厚い本ですか?」
「あぁ、そうだ」
「ラーメンこぼして、捨てました」

スパァンッッ!

千冬さんは出席簿で叩くと、俺に向き
「霧瀬、今日は一緒に見せてやれ」
俺は無言で頷き、一夏に教科書を渡した。
「霧瀬、貴様はどうする?」
「えっ?俺はノートに今日するところは写したのでそれを見ます」
そう言って、俺は机からノートを出した。
「………霧瀬、何故、今日の授業範囲を知ってる?」
「?山田先生から聞きました」
「……なら、良い」
そう言うと、前に行った。
ーー嘘だけどな、それにしても…………暇だなぁ

ーーーーーーーー

二時間目の授業準備時間で俺と一夏は女子に見られながら談笑していた。
「それじゃあ、一夏は高校を間違えたって事か」
「そう言うこと、それでこの学園に入ることになったんだ」
一夏は溜め息をついて、
「一輝はどうなのさ?」
「俺か?俺は…………拉致られた………」
「ハハハハハ!冗談言うなよ」
しかし、俺は無言だったのを見て
「えっ?マジで……?」
コクンッと俺は頷いた。
「それはなんとも言えないね、キリー」
「そうなんだよ………誰?」
俺は後ろを向くと、女性がいた。
「あぁ、この人は布仏本音。クラスメートだぞ?」
「すまん、自己紹介の時は、寝てたから名前を聞いてない」
「キリー、それは酷いな~」
本音は少し怒ったらしいのだが、全く怖くない。
「……もしかして、霧瀬の噛み砕いた名前か?」
「うん、そうだよ」
「まぁ、良いか」
「あっ私、ちょっと用事で行くね~」
またね~っと良いながら去っていった。
ーーいったいなんだったんだ?
そう思っていると。
「なんですって?イギリスの代表候補生のセシリア・オルコットを知らないですって!?」
ーー何で一夏(バカ)は、厄介事を持ってくるんだ?
「なぁ、代表候補生ってなんだ?」
セシリアと呼ばれた女の子は胸を張って
「代表候補生と言うのは「国家IS乗りの候補生に選ばれた人間のこと」誰ですか!?私の台詞をとった人は!?」
「俺だが……?」
「つまりエリートってことか?」
「そう言うことですわ!私は入学試験の時には教官を倒しましたし、これ以上の実績がある方がいらっしゃるわけありませんもの!」
「それは違うぞ」
「………なんですって?」
俺はセシリアを指し
「教官を倒したのはお前だけではない、つかあれが試験?楽勝過ぎたぜ?」
「そういえば、俺も倒したな」
セシリアは酷く動揺し
「で、ですが、教官を倒したのは私だけだと………」
「「女性の中ではだろ?」」
「う、うう、覚えてらっしゃい!!」
そう、捨てぜりふを残して去っていった。
ーー………もうやだ!この学校!!


ーーーーーーーー
山田先生は教卓に立ち
「それでは、今から学級代表を選んで貰います。立候補か推薦でお願いします」
そう言うと、女子が
「はい!織斑君が良いと思います」
「私も賛成!」
「私も!」
一夏は考え事をしてるのかボーッとしてる。
「俺も一夏に賛成」
「………えぇ!?俺が!?」
ようやく気がついたのか、一夏は驚いていた。
「出来るわけ無いですよ!」
「今は辞任することは出来ないぞ」
千冬さんがそう言うと、一夏はこっちを向いてってまさか………
「俺は霧瀬が良いと思います!」
「い、一夏ァァァ!!?」
「こうなったら一輝も道連れだ!!」
ーーふざけんなよ!!絶対にやりたくねぇ!!
その思いは通じず、
「霧瀬君に一票!」
「ケリィに一票」
「霧瀬君に賛成!!」
俺と一夏の二人のどちらかが選ばれそうになってきた。
ーー誰かやってくんないかなぁ?
そう思っていると、誰かが机を叩いて
「ちょっと待ってくださいませ!!何故、この私を立候補しないのですか!?このイギリスの代表候補生のセシリア・オルコットを差し置いて!」
セシリアが立ち上がり、そのまま
「この極東の島国まで来て!ISを習うのは、まだ我慢できますわ……しかし!!ただ物珍しい理由だけで代表を選ばれたのでは、こんな島国の考え方に頭を痛めますわ!」
ーーその言葉は日本に喧嘩売ってんだろうな?
現にその言葉で日本人は少し苛ついた。
セシリアの言い分はまだ続いた。
「こんな極東の地にいることだけでも甚だ不本意だというのに」
ーーもう、我慢出来ねぇ……!
「料理が不味いNo.1の国に言われたくないな!」
俺が何かを言う前に一夏が先に言ってしまった。
「私の国を侮辱するのですか!?」
「最初にしてきたのはテメェの方からだろうが、ほんとに代表候補生なのか?って言うより、自分で立候補すれば良いだけの話だろ?」
俺も一夏の後に続いて思ったことを言う。
「!!フンッ、何と口が汚い方たちかしら。一度、親の顔が見てみたいものですわ」
ーー……………うん
俺はその言葉を聞いて、あの景色を思い出した。
だんだんと冷たくなる親父の体を…………
「ハハハハハ!!!」
「な、なんですの?」
セシリアは俺のいきなりの笑いに戸惑いながら聞いてきた。
「お前だけは…………許せねぇ!!」
俺は袖から鋏を出しセシリアの顔に向けて、投げた。
鋏は、セシリアの頬を少し切り、後ろの壁に刺さった。
「何をするでs「吹き飛べェ!」!!?」
言い切るより先にセシリアまで一気に近づき壁に加減をして叩きつけた。
「おい!一輝!どうしたんだよ!?」
「一夏……俺はあいつを殺す!!」
俺はセシリアに近づき、首をつかんで持ち上げた。
「や、止め「くたばr」」
「止めろ!」

スパァンッッ!!

俺はゆっくりと後ろを見ると、出席簿を持った千冬さんがいた。
「……くそッ」
俺は手を離し、千冬さんの方を睨んだ。
足元にはセシリアが荒い呼吸をしている。
「……どういうつもりだ」
「それはこちらの台詞だ、貴様、今何をするつもりだった?」
千冬さんから漏れている殺気で他の生徒達は誰一人として喋れない。
ただ一人……俺だけは
「私刑?」
その言葉を聞いて、千冬さんは
「それで人を殺そうとするな、次にしたら………私が相手になると思え」
「…………ハイハイ、わかりましたよ、了解ですよ、オーダーには従いますよ」
そのまま自分の席まで戻って、腕を組んで眠ることにした。
その後の話で、俺と一夏、セシリアが一騎討ちで代表候補を決めることになったらしい。

 
 

 
後書き
疲れた。

ーーーーーーーー
用語集
「ラーメンこぼして、捨てました」
元ネタ
銀魂・主人公、坂田銀時の台詞
「あぁ、ラーメンこぼして捨てた」


「それは違うぞ」
元ネタ
ダンガンロンパシリーズで一番有名な台詞
「それは違うぞ!!」←スーパーダンガンロンパの主人公、日向創
「それは違うよ!!」←ダンガンロンパの主人公、苗木誠

「………ハイハイ、わかりましたよ、了解ですよ、オーダーには従いますよ」
元ネタ
Fate/extra・ロビン・フッドの台詞
「…………やれやれ……はいはい、わかってますよ、了解ですよ、オーダーには従いますって」 
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