ソードアートオンライン 赤いプレイヤーの日常
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四話~提示~
前書き
年内マニアワナカッター
どうも、お久しぶりです。あるいは初めまして。鯔安です。
余計なものぶっこんだせいで七千字強になりました
「――で、と言うことはさ。結局、今わかっているのはさっきの話、《死武王》がユニークスキルかもしれないってことと、妙な効果があるってことの二つだけ……なんだよな?」
「はい」
いつものような笑顔で、ティーナは即答した。いやにきっぱりと言うもので少しばかり気後れしたが、それはぐっと飲み込み、続ける。
「その、それだけってことはさ。死武王の討伐……もとい捕縛を頼みに来たのに、死武王の所在どころか、性別とか、どういう装備なのかもさっぱりわかりませんってこと……なんだよな?」
「はい」
またも即答。しかもさっきより数段上の「いい笑顔」付き。
瞬間、現状を理解した俺の頭の中に、呆れや怒りでない何かが湧き出した。
あろうことかこの少女は、素材調達や運び屋なんかのいわゆる簡単な依頼ならまだしも、一人とはいえ犯罪者、否、殺人者プレイヤーで、しかもユニークスキル持ちかもしれないという『死武王』を捕らえる(無論第一層の黒鉄宮に送るという意味だが)という、とても簡単とは思えない依頼に、常識的に必須だと思われる「下調べ」というものをほとんどしていなかったのだ――というかなんで俺はこんな依頼をぽーんと引き受けてしまったのだろう――
まあどのみち、何もわからないのではなんのしようもない。こりゃ討伐どうこうよりアルゴにでも聞いた方がいいかもなあと思い、その言葉を舌にのせてリピートしようとしたその時、
「ですがご心配なく!」
突然、再生ボタンを押す手を遮る誇らしげな声が、イスを押し倒す鈍い音とともに鼓膜を震わせた。
微動だにしないクラディールを除いたメンバーが、声の主、ティーナに注目したことを、彼女は確認するとさらに胸を張り、言った。
「私の方でその手に詳しい情報屋の方をお呼びしておきましたから」
「へ……ちょ、ティーナちゃん、そんなの聞いてないよわたし」
今まで口を閉ざしたままだったアスナが顔を上げた。が、さきほどのショックはまだ抜け切っていないようで、その声はやけに弱々しい。
そんな状態のアスナを気にしたのか、高ぶっていたティーナのテンションが少し下がった。
「まあ、まだ交渉の段階ですのであえて言う必要もありませんでしたし、……なによりアスナさんは知らないほうがいいと思いまして……」
アスナが訝しげな顔を造る。
「……それってどういう意味?」
「会えばわかります……まあでも、キリトさんにはお伝えしておいたほうがいいかもしれませんね」
「……え」
急に話を振られ、思わず言葉につまってしまう。立ち直り、問い返してやろうと試みたときには既にアスナの視線が痛かった。
「ちょ、ちょっとまてよ。なんでアスナはだめで俺はオーケーなんだ?ふつう逆じゃないのか?」
「なんでって……キリトさんだからですよ」
――いや、だからどういうことなんだ。
という言葉が口に出る前に、ため息一つしてジト目を向けてきたティーナが
「キリトさん。カノジョさんに何かあったらいやでしょう?」
と言った。
もうなにがなにやらだ。
おまけにアスナなんかは、顔を真っ赤にしながら「か……か……かの……」なんて口をぱくぱくさせている。ティーナのほうは、某有名RPGなら、『ようすをうかがっている』の文字が出てきそうな体だ。
とはいえ、このまま『わかりません』で片付けてしまうのは性分ではない。
俺は、数分前の会話を脳内メモリから根性で引っ張り出し、わずか数十秒であらゆる可能性をニューロンの許す最高速で検証。その結果、なんとか合点の行く答案を見つけ出すことに成功し、拳をてのひらにぽんと当てた。
「あ、もしかしてあいつが来たりするのか?うわさで聞いたコスプレ情報屋。たしか、おっさんが九十年代にはやった美少女戦士だかなんだかのかっこうしてるっていう……」
と言いつつ、そんなおっさんの姿を想像――しようとしたのだが、
「あの方なら一週間ほど前に軍の方々が拘束したそうですよ。私の記憶では、意味不明な言動で、我々の行動を著しく妨害したため拘束した、とあったはずです」
本日何度目かわからないティーナの即答。ただし今回は笑顔ではなく呆れ顔。切り捨てられた感が否めないところを見るに、おそらく不正解だったのだろう。
大体、こんなことわかるわけがないんだ、という負け惜しみは心のタンスに押し込んでおき、俺はまいったと肩をすくめてみせると、なにやら言いたそうなティーナに視線を送った。
「あの……キリトさん。まさかとは思いますけど……もしかしてそれだけですか?」
「……と言うと?」
俺としては至極当然の反応をしたつもりだったが、どうやら彼女にとってはそうではないらしい。しばし固まった後、いまだ陸に上がった魚状態のアスナをちらと見、ぐいっと顔を寄せてくると、ごく小さな声で耳打ちしてきた。
「ほら、『カノジョさん』とか……」
「……ああ、そうか!女なんだな、その情報屋ってのが!」
などと言ってみるが、当然、見当はずれだということはわかっている。ティーナの目の色がまったくもって変わっていないのだ。むしろ失望の類のものが増している気がする。
「キリトさん……冗談ではないんですよね?」
「え?なにが?」
先の倍以上の難易度と思われる問題に、解答用紙を求め素直に首を傾ける。
そのななめ十五度ほどの傾きをどう捕らえたのかは知らないが、ティーナは呆れ顔から一転して哀れむような目でこちらを見据えると、すぐ視線を逸らし、ぼそっと一言。
「軽く同情しますよ」
その声色で、俺の探究心はきれいさっぱり消え失せた。
「はあ……まあ、いいでしょう。話を戻しましょうか。それとアスナさん、いい加減『カノジョ』に興奮するのはやめにしてくださいませんか?」
途端、アスナの口パクパクが止まる。というより固まる。一拍おいてから、湯気が吹き出しそうなほど顔を真っ赤にして叫んだ。
「こ、ここ、コーフンなんてしてない!してないよ!?べ、別に、カノジョとかキリト君とか、なんにも考ええないし……って、な、何言ってるのよわたし……」
などと一人ノリツッコミに勤しむアスナを尻目に、ティーナはコホンと聞こえるように咳払いをすると、今までになく真剣な顔をこちらに向けてきた。
あー、いよいよ正解発表なんだなー、でもべつに聞きたくないんだけどなー、という心の声が聞こえるが、無論そんなわけにもいかない。その声を、容量ぎりぎりながらも再度タンスの中に収めてから、なおも湧き出す不満感を深呼吸で押さえつけることに成功した俺は、先に注文したエダマメ(らしきもの)の皿を隅に押しやり、頬杖をついた。
「まず、今回私がお呼びした情報屋さんの名前ですが……『トウラ』という方です。『カゲロウ』という通り名で呼ばれていますが、ご存知ですか?」
「……いや、聞いたことないな。アスナは?」
「わ、わたしも知らないわよ!そんな人!」
なぜかお怒り時のトーンで返される。おどおどしつつ「だ、だよな」言い訳をし、頬杖を解除。自然に両手がひざの上へ向かう。
「まあ、そうでしょうね。彼はめったに最前線へは来ませんし、売ってる情報も少し特殊ですから」
「特殊というと?」
と言ったとたん、わずかに彼女、ティーナの頬が持ち上がる。どうやら今回の反応は気に入られたようだ。次いで彼女は、よほど他のプレイヤーには聞かれたくないことなのかずいーっと店内を見回すと、手招きで俺とアスナの耳を一箇所に集め、囁いた。
「……オレンジプレイヤーの情報ですよ」
瞬間、俺の脳内にある種の閃光が走った。
このことだったのだ。ティーナの言った、『カノジョさんに何かあったらいやでしょう?』とは。
「オ、オレンジって……その人、大丈夫なの?ティーナちゃん」
「安全とは言い切れませんが……《圏内》ですし大丈夫でしょう」
と、苦笑混じりの笑顔でティーナは言うが、それだけでこのわずかだが上乗せされた不安は消えるはずもない。
この世界で、俺の知っている情報屋は十人いる。その中で、今回のような《オレンジプレイヤーに関する情報》を扱っているやつはたった二人しかいない。それも、『どこどこでなになにが襲われた』程度のものだ。
なぜ、こんなにも内容が薄いのか。なぜ、こんなにも量が少ないのか。答えは簡単だ。
情報を集める行為が危険だから。あるいは、情報屋自体が危険だから。
前者の危険を取る情報屋はまだいい。隠れつつオレンジの後をつけるなり、治安維持に積極的な軍とのコネクションで探りを入れるなりしているなら、少なくともこちらの敵ではないからだ。
問題なのは後者。『情報屋自体が危険な場合』。すなわち、『情報屋自身がオレンジプレイヤーと内通している場合』。
この場合、もちろんこちらの情報は全部相手に筒抜けになるわけで、最悪、騙されて待ち伏せポイントまで誘導され……という可能性もある。
故にその、カゲロウことトウラ氏が前者の情報屋であることを切実に願うのではあるが――
「仮にもしそういう事態になったとしても、このメンツなら問題ないさ。なんせあのトップギルド、『血盟騎士団』のメンバーが三人もいるんだし……」
「しかもそのうち一人はサブリーダーで『閃光』の異名を持つアスナさんですしね」
と、ティーナが早口で付け加える。
正直に言うと「キリトさん。ご自分のこと忘れてますよ」的なツッコミを期待していたのだが――あ、いや、なんでもない。
「そ、それを言うならティーナちゃんもだよ!この間の迷宮区、すごかったじゃないあの刀さばき!」
と、即座にアスナのフォローが飛ぶ。
「へ、へえ、カタナ使うのか、ティーナは」
内心がっくりしながらそう呟いた俺は、これ以上むなしさが込み上げてくる前にこの話題を切り離すことを決心し、多少強引ながらも軌道修正にかかった。
「ところでさ、その『トウラ』ってやつ、さっきティーナが呼んでおいたって言ってたけど……もしかしてここに来るのか?それとも、どっかで待ち合わせてるとか?」
無理矢理作った微笑とともにそう言った途端、ティーナが「あっ」という声を漏らした。それとほぼ同時に、彼女の目が右上、時計が表示されていると思しき位置まで動く。時間を確認するわずかな間の後、短いため息と共に肩をなでおろした。
「すいません、待ち合わせです。二時ごろに二十一層の転移門前でお会いすることになっています」
『二時ごろ』と言われて俺より早く時計を目に捉えたらしいアスナが、上向きの視線のまま、それに答える。
「んーと、今が一時半くらいだから、あと三十分かぁ……そろそろ出たほうがいいかもね。ここから転移門ってけっこう遠いし――」
「お、おいおい、『遠いし』って、もしかして歩くつもりなのか?あの道を?」
冗談だろと顔を上げた俺にアスナが小首をかしげる。
「あたりまえじゃない。他にどうやって行くのよ」
――絶句した――
呆れというかなんというか、返す言葉が見つからない。
そんな俺の沈黙を異存なしと捉えたのか、アスナは、ぎぎぎときしむイスから立ち上がり、ちょっと手を上げて、「すいませーん。お会計お願いしまーす」と声を上げた。
その直後、ようやく硬直から回復した俺は、今考えられる中で最悪の事態である、『徒歩での移動』をなんとしても避けるため、反射的に店員NPCとアスナの間に躍り出た。そして妙なテンションで、「ストーップ!」と叫――ぼうとした瞬間、いつのデジャブか、頭の中にピローンと、メッセージの受信を知らせる電子音が鳴り響いた。その無機質な音が、オーバーヒート寸前だった俺の脳をクールダウンさせる。
「……あ、あの、キリトくん……ち……近いんだけど……」
いつもより一オクターブほど高い、アスナの悲鳴に似た囁きにハッと顔を上げる。彼女の言うとおり、まさに目と鼻の先に赤く染まったその顔があった。
「ぬわぉっ!」
自分でもよくわからない奇声を上げ、戦闘時並みのスピードで後ろへ飛ぶ。極力音を殺して着地し、心拍数うなぎ上りな心臓を押さえつけ、皆の表情を一瞥してみると、どうやらアスナだけでなく、――クラディールは相変わらずだが――ティーナの頬まで赤くそまっているようだった。
――何かとんでもない誤解をされてる気がする――
瞬時にそう感じた俺は、あわてて弁明に入った。
「い、いや、今のはちょっとメールが……その……いきなり鳴ってだな……」
我ながら見事なテンパりっぷりだが、これだけでもなんとかアスナには伝わったようで、彼女はしばらく呆けた後、ぎこちなく笑った。
「は……あはは、そう、そうだよね。もう、びっくりしたなー。いきなり飛び出してくるんだもん。どうかしちゃったのかと思ったよ。……それで、そのメールっていうのは誰からなの?」
「あ、ああ、えーっとだな……」
心臓がいまだ激しく脈打っているが根性で無視し、メニューから『新しいメッセージがあります』と出ているタブをタップ。瞬時に現れた空白の多い画面を見つめる。そこには短く、「今いいカ?会って話がしタイ」と、宛先のところにアルゴという文字だけが並んでいた。
「……アルゴからだ……今、会えないかだってさ――それにしても珍しいな、アルゴがこんなメールよこすなんて」
後半は独り言だったのだがアスナには聞こえていたらしく、こちらの手元を覗き込んできた。俺は急いでウィンドウ可視モードに変更し、文字のところを指差した。
「……そうね、いつもならもう少し具体的よね。理由も書かないなんて、よっぽど急いでたのかしら」
「ああ、そうかもしれないな」
そういえば、以前にも同じように極めて簡潔な文章がアルゴから送られてきたことがあった。その時は、よく覚えていないが確かに大変なことがらだった。
いずれにせよ、返事は早く返したほうがいいだろう。
俺は、無意識に頭を掻きながら、ティーナに言った。
「ティーナ、悪いけどそういうことだからさ、先にアルゴに会ってきてもいいか?終わったらすぐそっちに合流するから。まあ、俺が合流するまでやってればの話だけど――」
「あの、キリトさん?」
俺の長台詞に嫌気がさしたわけではないだろうが、突然、ティーナが声を上げた。しんとなった空気の中、おずおずといったふうに口を開く。
「その、アルゴさんというのはどういうお方なんですか?」
「……あ、そっか。ティーナちゃん、あの人のこと知らないんだ……えっとね」
尋ねられたのは俺だったはずだが、アスナはそんなことは全く意に介さないらしい。明るい解説が店内に響く。
「《鼠》って呼ばれてる女性で、情報屋をしてる人よ。色々知っててすごく頼りになるんだけど、『《鼠》と五分雑談すると百コル分のネタを抜かれる』っていううわさもあるくらい、プライバシーはないんだよね。私も、前にアルゴさんからレストランの情報買ったときなんか、ひどい目にあったわ……でも、根はすごくいい人だし、信用もできるから、ティーナちゃんも一度会ってみるといいよ」
よくもこんなに長々とした文章をぱっと思いつくものだ。ソロプレイヤーで国語の苦手な俺には一生できない芸当だろう。
というようなことをティーナも思ったわけではないだろうが、彼女は少しうつむき加減に考えるそぶりを見せた後、何かを決したようにうなづいた。
「そうですね。それなら、そのアルゴさんにも話を聞いてみましょう。もしかしたら何かご存知かもしれませんし」
確かに、アルゴのことだし、もしかしたら何か知っているかもしれない。知っていなくても、事情を知れば、協力すると言うだろう。だが――
「……いいのか?アスナも言ってたけど、アルゴは売れる情報なら何でも売るっていうスタイルだ。解決するまでは口止めできるとしても、その後は……」
「血盟騎士団の隠蔽として糾弾されるかもしれませんね」
いつも以上にはっきりとした調子で、ティーナは言う。
「でも、だからと言って、死武王をこのまま野放しにはできません。それに、今なら敵は死武王一人です。《ラフィン・コフィン》のようなPK集団になる前になんとか倒さなければ……」
脳裏にあの時の戦いが蘇る。そうだ。ティーナの言うとおりだ。二度とあんな光景は見たくない。称号など気にしている場合ではないのだ。
「そうだな。その通りだ。ごめん、俺、変なこと言った」
無性に申し訳なくなり、俺は小さく頭を下げた。そんな俺に、ティーナは何を言うでもなく、微笑みかけてくれた。それが妙に頼もしく、つられて俺も顔をほころばせようとした、その時、
「それじゃあ決まりね。早く行きましょ」
と、ある意味《ラフィン・コフィン》よりも恐ろしいアスナの声が、耳元に響いた。
脳裏の映像が、あの《自主規制》へと移り変わっていく。
――ここで、決まる――
不意に、そんな言葉が頭に浮かんだ。
すぐさま俺は口を開こうとした。が、どうにも声が出ない。理由はすぐに思い当たった。いきなり耳元であんな衝撃的な言葉を言われたため、体がショックを受けているのだ。
――うそ……だろ……――
意識が遠のく。もうだめだと、諦めかけたその時、同じく固まっていたティーナが、勢いよくイスから立ち上がった。
「そうですね、行きましょうか……ああ、話し込んでしまったので時間がありません。アスナさん、申し訳ないのですけど、転移結晶を使ってもよろしいでしょうか?」
GJ(グッジョブ)
心からそう思った。
「そうなの?それなら……まあ、しょうがないわね」
少しばかりテンプレのニオイがしたが、アスナは気づかなかったようなのでオッケー。もう引き返せないよう、猛スピードでメッセージのキーを叩いた。
「よし、アルゴにも二十一層に来いって送ったし、行こうか!」
「ええ、行きましょう!」
「な、なんで二人とも急にそんなに元気になってるのよ……」
こうして俺たちは、無事、このさびれたレストランを脱出することに成功したのであった。
後書き
鯔安(以下、と)「どうも。あけおめでございます。鯔安です」
ティーナ(以下、テ)「よくも悪びれずにそんなことが言えますね。ティーナです」
と「そ、それについてはつぶやきに書きますので……今はご勘弁を……」
テ「まあ、あなたのことを気にしていた方なんていないでしょうし、問題はないんですが」
と「それはそれで心に来るものがありますねぇ(遠い目)」
テ「そう思うならもう少し真面目にやってくださいよ。いつまで《自主規制》のネタ引っ張てるんですか」
と「引っ込みがつかなくなりました( ・´ー・`) ドヤァ」
テ「はぁ、わかりました。次は気をつけてくださいね」
と「(あれ?ドヤ顔へのツッコミなし?けっこうがんばったんだけど)」
テ「それで、どうやらまた新キャラさんが登場したようですね。トウラさんですか。犯罪者プレイヤーの情報屋ということですが……需要あるんですか?」
と「……えーと、たぶんそれなりにあると思います。なんせネタがネタですし、こういった情報屋ってすごく少ないと思うんです。いかに普通の情報屋より依頼者が少なくても、少人数に集中するので、もうけはあるんじゃないかと」
テ「………」
と「……ティーナさん?」
テ「……あ、すいません。意外だったもので」
と「い、意外?」
テ「というわけで、ちょっと長すぎる気もするので、今回はこれで終わりたいと思います」
と「ねえねえ、意外ってどういう意味?」
テ「感想、アドバイス、過激でないダメだし等、ありましたら宜しくお願いします」
と「ねえねえ、意外って」
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