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PWS TALES OF THE WORLD 3

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1
プロローグ
  解放

 
前書き
本編です。 

 
『……の…みを、…の者…と…にあなたが…うの』

光の奔流の中。心に響く澄んだ女性の声。
美しい輝きと、淡い黄金の髪の毛に手を伸ばす。
つかめる物など無い。虚空を振り抜き、落ちていく自分を理解した。
そして、自分を手放した。

目覚めは遠いまま。空も遠のく。
光が離れていく。
放たれた小さな粒子。
笑顔を携え、涙を灯す。
そんな女性の凛々しい顔。

『私』は…、

彼女と彼女の距離は離れていく。
光り輝く大樹は世界に自由を解き放つ。

彼女こそが、ストーリー。
その始まりを描く者。
そして、終わりを描く者。

綻びを解く『彼女』は、眠る。

世界樹。

それは世界を守り、命を生み出し、送り出すもの。
何者をも許し、何者をも拒まない。
慈悲深き物語の守護者。

心の護り手。

風を言葉に、

空を歌に。

輝きを喜び、

光を注ぐ。

『あなたに栄光と自由を。そして、幸福を』

囚われの英雄を解き放つ。 
 

 
後書き
今回はかなり短いです。 
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