ヘタリア大帝国
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TURN113 ソビエト占領その一
TURN113 ソビエト占領
枢軸軍はカテーリングラードでの戦いにも勝利を収めた。
既にソビエト軍の戦力は殆ど残っていない、それでだった。
東郷は糧ーリングラードを占領してすぐに全軍に命じた。
「それではだ」
「はい、それではですね」
「他の星域への占領に入ろう」
この段階に入ろうというのだ、こう秋山に述べる。
「いいな、それで」
「わかりました」
「さて、これでカテーリン書記長も諦めるか」
東郷はここでこうも言った。
「そうなるだろうかな」
「流石に自国の星域を全て占領されては諦めるしかないでしょう」
秋山は常識から言った。
「カテーリン書記長も」
「そう思う、ただだ」
「ただ、ですね」
「カテーリン書記長は今何処にいる」
このことをだ、東郷は首を傾げさせながら言った。
「所在はわかるか」
「ああ、残念だけれどね」
ハニートラップが出て来て東郷に話す。
「全然わからないから」
「そうか」
「カテーリングラード陥落の後何処に行ったのかわからないのよ」
「しかもミーリャ首相とゲーペ内相の所在もわからない」
ハニートラップと同じく諜報部出身のキャヌホークも報告する。
「ロシア兄妹もだよ」
「つまりソビエトの上層部が全員行方不明ですか」
秋山は二人の話を聞いてその顔を曇らせた。
「厄介ですね」
「他の国家の方の所在はどうなっているのでしょうか?」
このことは日本が問うた。
「あの方々は」
「それぞれの星域に入ってるわよ」
ハニートラップが日本に答える。
「そこの防衛にあたってるわ」
「そうですか」
「とりあえずウクライナとかベラルーシに艦隊を送るのよね」
「そのつもりだ」
このことには東郷が答える。
「カテーリン書記長がどの星域にいるかだがな」
「亡命したのでしょうか」
日本はこの可能性を考えた。
「ドクツかエイリスに」
「ああ、それはないよ」
キャヌホークが亡命の可能性を否定した。
「俺達もその可能性を考えてドクツやエイリスを調べたけれどな」
「それでもですか」
「亡命した痕跡はないね」
それも全くだというのだ。
「勿論イタリンにもね」
「ではカテーリン書記長達はソビエトにいますね」
日本はここでこの結論を出した。
「そうなりますね」
「そうだな、亡命していないとなるとな」
「それ以外はありません」
こう東郷にも話す。
「ですがどの星域にいるのか」
「とにかく他の星域を占領していく」
東郷のこの戦略方針は変わらなかった。
「如何にカテーリン書記長といえど姿を完全に消すことは出来ないからな」
「はい、それでは」
こうしてだった、、枢軸軍はソビエトの残った星域に戦える艦隊を送った、そうしてバルト三国やウクライナ、ベラルーシ達も捕虜にした、だがだった。
「いなかったな」
「はい」
日本は東郷に応えた。
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